友達の花瓶 ー 「秘めたる才能は咲く花の如し」

2015年08月30日 | 友人



夏に日本に戻った時、友達が作った花瓶を一つ、お土産にもらいました。
夏が過ぎ行く前の最後の日曜日は、雲一つない青空。
この花瓶に初めて花を生けました。

あきこさん、どうも有難う。
「秘めたる才能は咲く花の如し」


「日本の漬物は美味しいなぁ ー Yes, we can !!」

2015年08月29日 | 日本の「食」

ドイツで作れる美味しい和食。何だか知ってますか?





実はその一つが自家製のお新香、お漬物です。
(上の写真、みょうが以外はドイツでいつも手に入る野菜です。
これから糠床に仕込むところです。)

ドイツは日本に比べて、一般に冷涼な気候でカビや腐敗の心配が殆ど
ありません。
お漬物ならほぼ何でも出来ます。冬の白菜漬け、一年通してのあっさり
浅漬け、そして何よりも夏野菜の糠漬けです。
と言いたいところですが、実は糠漬けは我が家では一年中やって
います。
子供達も大好きです。そして、ドイツの友人、知人も皆、
「美味しい、美味しい。」と言ってよく食べます。

去年のサッカー・ワールドカップの準決勝の時には、友達の所で皆が
一品持ち寄りで、バプリックビューイングをしましたが、僕が持って
行った糠漬けのお新香がポテトチップを上回る程の人気者で、瞬く間に
なくなりました。
「サッカーはあまり強くないけど、日本のピクルスは美味しいねぇ!」

僕にはサッカーと発酵文化のいいとこ取りの一日でした。
(乳酸発酵のしっかりした糠漬けは、ビールにも白ワインにもピッタリです。
赤ワインにもそこらのヨーロッパのチーズをあてにするよりは、しっかり漬けの
糠漬けのほうが美味しいように思います。)



長男の彼女が今、ウィーンで医学の勉強をしていて、ここ数年はベジタリアンを
超えてヴィーガンになりましたが、家に来るといつも和食を楽しみにしています。
僕もそれに合わせて、鰹節を抜いた昆布出汁だけの料理を作ってあげますが、
夏休みが終わって今度ウィーンに帰るときに、「糠床を持って行こうか!?」と
現在思案中です。



4年前の原発事故とその後の時間の中で、社会がどんなにおかしくなっても、
自分の身の回りの暮らしを忘れないように、大切に!とよく思います。
そしてその中にこそ「Yes, we can !!」と言えること、言いたいことを
見出そうと思います。家族の料理をしていると、その大事さがよくわかります。