2010年ワールドカップー日本対デンマーク

2010年06月24日 | ドイツの暮らし
買ったばかりのiPadを持ってクルマの中。家族みんなで
デュッセルドルフに向かう途中。
ツイートで一人実況中継。あと10分で日本戦が始まる。
家内が高速を150kmで飛ばしている。そんな馬鹿な!
Twitterどころではない。
ドイツは今日もいい天気。日本ガンバレ!!





日本の盛り上がりは凄い。つぶやきが次々に入って来る。
朝5時なのに日本中が早起きをして応援しているようだ。
ドイツ,デュッセルドルフでも日本の人達が一つになって
歓声をあげている。
明るい、健康な自国を思う気持ちだろうか。
今、2対1、日本もデンマークもガンバレ!



直感 - 子供達のために

2010年06月13日 | 随想



庭先で猫がうたた寝をしている。
妻がその横でのんびりと本を読んでいる。
6月の朝の光が降りそそぐ。
僕達の世代は此の50年、日本でもドイツでも戦争の悲惨や
社会の破綻を経験せずに、平穏な時代を過ごして来たのだろう。
この歴史的僥倖はもう長くはない。
時代の大きな変り目がドアを叩き始めている。

歴史が波を打つ。今まで何もなく育ってきた子供達。
それだけに毎日の暮らし、その中の小さな光と勇気を
子供達に伝えていきたい。自分達の今からの20年間と子供達の50年間。
歴史へのレジスタンスは日常、毎日の暮らしの中にしかない。
互いに自らの体と心を大切にしよう。
子供達が、次の世代が
困難な時代を乗り越え、
良く生きられるように。

桜の木、一回かぎりの時間。

2010年06月13日 | 随想
朝8時、子供達が学校に出かける。桜の木に小鳥が来ている。
ドイツでの一日が始まる。 宮崎、鳥取、京都、東京、秋田の人達から
の声が次々に届いている。もうすぐ、日本での一日が終わる。
何億の人達の生と死。一回かぎりの時間。

良い一日でありますように。





五体満足であること。家族がいること。自分に仕事があること。
希望があること。このようなことはとても幸せなことだ。
そのことに感謝して生きていたい。何処にでも住めるわけではない。
自分の今があるのはここだ。


良い一日でありますように。

今日は妻の手料理

2010年06月10日 | ドイツ・ヨーロッパの「食」
今日は妻の手料理。ここのところ忙しかったので、皆喜ぶ。
ポレー葱とポテトのグラタン風オーブン料理。ヨーロッパの家庭料理
にはオーブンを使うものが沢山あるように思う。ドイツもその例外で
はない。そのせいか、子供達も本格的な料理はしなくても、ケーキや
お菓子を作ることは自然に覚えるように思う。
飲み物は、最近、友人のオーガニックショップで見つけたシャンペンの
ようなアップルジュース。変に甘くなく、すっきり爽やか。
酒呑みの僕も思わずウンと言う。
デザートには息子が彼女と初めて作った焼きケーキ。





ドイツでオーガニックが生活の中に入り始めてから約30年。
本当に美味しくなったと思う。



ベルギーの天然砥石採掘場

2010年06月10日 | 仕事
今日はベルギーに一日出張。
ヨーロッパでは数少ない天然砥石の採掘場を訪ねる。
緑豊かな丘陵地帯に6月の若葉が光る。
昔からの石造りの家と草を喰む牛の群れ。

のどかな風景だが、失業率が高く、構造不況の問題を抱えているらしい。
あちこちに売り家の看板が目立ち、明るさの中に物悲しさが潜んでいる。






 ベルギー産の天然砥石は「ベルギッシェ・ブロッケン」
(Belgische Brocken)と呼ばれ、ヨーロッパの刃物好きな
人や、カスタムナイフの愛好者に今も重宝されている。
日本の天然砥石よりもだいぶ硬めだが、番手が上がると
なかなか肌理の細かいものもあり、仕上げ砥石として十分に
使える。日本と変わらないのは、資源の枯渇と後継者難。





日本では、京都の嵐山から愛宕山の一帯で刀剣の仕上げ磨ぎにも
使われる最高級の天然砥石「合わせ砥」が、戦後まで採掘、成形
されていたが、今は殆ど途絶えてしまっている。

詩人の日記「鳥と人間と植物たち」

2010年06月08日 | 言葉&読書
部屋の中を片付けていたら田村隆一さんの随筆、詩人の日記
「鳥と人間と植物たち」が出てきた。
数日前から折にふれては読んでいる。
ふっと胸を突かれるような言葉があちこちのページにこめられている。
昔読んだはずなのに、一つ一つの詩が新たに響いてくる。

以前はうたた寝しながら読んでいたのだろうか。

娘との遅い夕食

2010年06月07日 | 家族
娘、美弥と二人で遅い夕食。
鯖の塩焼きにホウレン草のお味噌汁、ほんの少し冷やしトマト。
鮪の赤身のお造り風小鉢をアテに日置桜を飲み続ける。





二人だけだと、美弥も台所仕事をよく手伝ってくれる。
日置桜は燗をつければますますふくよか。
僅かとなった土居さんの塩昆布を合の手に。





今日あることに感謝。

初夏の夜

2010年06月06日 | 友人

初夏の空は夜の9時半になろうとしている。
北の国の澄みきった蒼い空にはかすかに、かすかに白いベールが
かかり始めている。
京都在のシンガーソングライター楠木しんさんのCD「まほろば」
を開きながら,日置桜の強力鍛造生元を開栓する。
今年の四月、家族五人で行った日本。その様々なことを思い出し
ながら、今日はひとりで飲んでいる。

Twitterを初めて一週間

2010年06月04日 | 随想
ようやく自分のアイコンもできて名前も落ち着きました。
くりたか@kulitakaです。

ネットの不思議な世界をややこわごわとのぞき込んでいます。 
Twitterの良いところ、日本のひとりひとりが近づいてくる感じ。
悪いところ。今のところなし。よろしくお願いします。





Twitterを初めて一週間目のつぶやき。

「僕がくたくたになって夜中に帰ってきたり
一人の時間にお酒と一緒に のんびりしすぎたりして
真夜中から夜明けまでの不明な時間、
ぼんやりと寝床に向かう時、遠く遠く東の方から
お早う,おはよう、オハヨーの声が聞こえてくる。
僕たちは当り前でないことを、
当たり前のようにして生きている
。」

年に1回 「ヤーパンターク/日本デイ」

2010年06月03日 | ドイツの暮らし

僕の働く街、デュッセルドルフでは日系企業の駐在員家族を
中心として、日本の人達が約5000人ほど住んでいる。

1960年代から日本の企業が進出し、その数は現在約300社。
ヨーロッパの日本経済の中心拠点だとよく言われている。
とはいえ90年代の最盛期(日本人8000人)に比べれば、
当時の勢いは無い。そんな中、この日本デイだけは
年ごとにその人気を高めている。

特にここ数年は、ドイツの若者達、コスプレファン&マニアの
年に一回のお披露目大会のようで見ていて本当に楽しい。
2000年代前半の「お茶・生け花・合気道・太鼓・ちょびっと
ロック」のような従来のプログラムに比べて、実に自然体で
日本人が演出したりしている感じが全くない。

とても楽しい、少し不思議な一日だった。