「W杯観戦と和食の酒肴」

2014年06月23日 | ドイツの暮らし

ドイツの24年振りのワールドカップ優勝なるか!?
今回は本当にドイツの国中で予選から盛り上がっています。
僕もこの国に住み始めてまだ7、8年だった頃、30代初めの頃でしたが
1990年のW杯優勝の時のクリンスマン、リトバルスキー、
監督のベッケンバウアーの姿をまざまざと覚えています。





昨日の土曜日のガーナ戦は近所の友人夫婦宅でブライベートビューィング・ツギャザー。
友達夫婦はワインとチーズ担当。僕達夫婦は和食の酒肴フード担当。








リゾット風炊き込みご飯、自家製の糠漬、お新香盛合せ、和風揚げ浸しカルポナータ、
浸しトマトとホワイト&グリーンアスパラと白カブのあっさりサラダ等を持っていきました。
合いの手はドイツのアール地方の辛口のロゼ。
お互いの夫婦の未子の娘二人も今週でギムナジウム、ドイツの高校卒業試験を無事修了。
そんなことも互いに乾杯しながら、ドイツの勝利を祈って応援しました。


 


 


「芸は身を助ける」ことになるように

2014年06月22日 | 日本の「食」

昨日は僕の人生で最も長い野菜の日だったかもしれません。








かれこれ25種類くらいの野菜を蒸したり、煮たり、やいたり、揚げたり、
塩もみしたり、漬け込んだり。





夏野菜の揚げ浸しのグリーンアスパラをぽちゃりと浸し汁の中につけると
時計は夜中の二時を回っていました。








そんなこんなで今日の昼ご飯は仕込みはばっちり。
ちょうど市内の仕事から戻って来た妻の目の前には
和風ベジタリアンの定食セットが並んでいました。





僕の日本語の記憶の中には愛妻弁当という表現はあるけれども
こういうのは愛妻ご飯とでも言うのだろうか?
ともかく、妻は明るい笑顔でニッコリ、その後、2時間程は上機嫌でした。

 


これから、夏野菜が盛りを迎える時。きちんとした食事、
日常の美味しいご飯は日々の生活、自分や家族の健康に直接関わる。
そして2~3年後にはこのことが、「芸は身を助ける」ことに
なるように、日々に料理をして行きたいと思う。


現代社会に刷り込まれた「仕事第一」

2014年06月10日 | 仕事

真夜中、丑三つ時間近のドイツ・フランクフルト。
突然の雷雨の後、夜の街には初秋のような風が吹いている。
僕は大学病院の救急病棟待合室で、もう小一時間ほど
宿に戻るタ
クシーを待っている。

日本からの出張者がドイツに着いた初日に意識不明になり、
根元を
切られた古い木のように突然、倒れてしまった。
いつ会っても仕事
熱心、すこぶる有能で誠実な方だ。
長旅の疲れと低血圧、接待の酒
、突然の夏日などが
重なってしまったのだろう。
ドイツと日本の間で沢山の人があまりに多くの仕事をし過ぎている。
万が一でも、異国で突然、過労死で亡くなっていたかもしれない。
それでも、彼は明日からの契約交渉に臨もうとしている。

人の、自分の命は一回限りのことなのに、
残される家族との時間は
取り返すことができないのに。
ヨーロッパでも、日本でも人間の存在自体の幸福が
中心的価値とし
て、社会を形成したり、動かしたことはまずない。
だから、私達は私達の存在自体の意義を問いかけること
自らとそ
の裏腹の他者の生命を大切にすることも
子供の頃から、おおよそ
ないがしろにしてきているのだろう。


「庭のイチゴが大豊作」

2014年06月03日 | 日本とドイツの食材

去年末からの異常気象、過去にないほどの暖冬の影響で、
一冬を越してしまった庭のイチゴが今年は大豊作です。








来週は初めてイチゴジャムを作ってみようかと思います。
そうさう、今日はさ来年の収穫を目指して、
日本の茗荷の根を古い二本のリンゴの木の間に植えました。
日陰と湿気を好むとのこと。
オーガニック菜園を営むドイツ人の知人にも、三株ほどプレゼント。
どちらか一つでも上手くいけば有難い。



「ドイツで初めての筍狩り」

2014年06月03日 | 日本とドイツの食材
今週末はドイツに住み始めてから、初めての筍狩り。
鬱蒼と繁り始めた庭の竹藪の中に分け入り、思いがけないほど
沢山の収穫がありました。
その殆どが破竹の種類だと思います。











それでも、「タケノコご飯」「若竹煮」「鯛、筍、香味野菜の
ギリシャ風レモンソース煮」「筍と若布と豆腐のお味噌汁」など
いろいろ作ってみました。




 


もともとは、去年の今頃、京都のNGO「環境市民」と
日本各地のその仲間の方々が、
ドイツに来て僕のところで一緒になったことがきっかけです。

皆で初夏の夕方を楽しみながら、庭でご飯を食べていると
突然、「おーい、タケノコがあるぞ!」の声。
その後はびっくりするような勢いで、台所を占領されて
タケノコ料理合戦となりました。
そんなことを思い出しながら、今年は自分で初挑戦。
なかなか上手く出来ました。





杦本さん、下村さん、そして長崎のタケノコ博士、岡本さん、
木の芽が大好きで山椒の木の密輸入までしていたのに、
灯台下暗しとはまさにこのこと、本当にどうも有難う。

ドイツのこの時期は筍だけでなく、白アスパラガスとイチゴの
美味しい季節です。
またいらっしゃって下さい。
楽しみにしています。皆さんによろしく。


 


 

「ファミリー&チャイルド- 子は親の背中を見て育つ?」

2014年06月02日 | 家族




今週末、特に土曜日はとても良い天気でした。

友達のオーガニック農家では、ファミリー&チャイルドの特別企画。
家族で農園の中を見学したり、ヤギと遊んだり、周りの草地でビクニックをしたり、
とても楽しそうな、お金もかからない良い企画でした。








持ってくるのは、お父さんもお母さんも、たっぶりの時間だけ。

少なくとも今の時代の先進国で、父親不在、仕事優先が当たり前というのは、
よっぽど考えた方がいいのではないかと、
日本の社会の常識的なことの多くの非合理、本末転倒的なことを考えてしまう。