あいかわらず惣菜作りをしている。こればかりは飽きたからといってやめるわけにはいかない。飢え死にしてしまう。外食が嫌いだからどうしても手作りになる。献立を考えて惣菜を作り食卓に並べて食べる。ここまではいいのだが、このあとの片づけがいまだに億劫だ。面倒だ。台所の流しには惣菜を作った鍋、フライパン、ザル、それに野菜くずが散らかっている。ここに食べ終わった汚れた食器が加わる。
流しいっぱいに散らかったこれらのものを洗って片づけなければならない。さぼっているとしだいに流しからあふれる。一日一回は後片付けをしなければならない。何とか生きていける程度の惣菜作りは次第に慣れてきたのだが、この後片付けだけはいまもどうもいけない。前回書いた野菜くずの処理と台所の後片付け。これも習慣になればなんとかなるのだろうなと楽観しているのだが、現実にはうまく対応しきれないでいる。
毎日こまめに惣菜を作るほど献立を思いつかないから、一度に大量に作って置いて、それを毎日食べ続けることになる。ダイコン、カブ、サトイモは畑から取ってくると、すべてを一度に調理して下こしらえしておく。これらはくせがないからほかの食材とよく合う。
たとえばダイコン。一本すべてを2㌢ぐらいの厚めに切って鍋に移して煮てしまう。面取りは面倒なのでやらない。こうするとダイコン一本なんてあっという間に食べてしまう。
カブもしかり。材料を下ゆでしておくと楽なのである。たとえな油揚げとカブの煮ものは、別の鍋に油揚げと下ゆでしておいたカブを入れ、醤油と清酒で味付けしてできあがりだ。
サトイモは畑に保存しているのを掘りだして、すべて煮てしまう。 皮をむくのが思いのほか時間がかかる。あとはなにと組み合わせたらいいのか考えるだけである。