30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

2024丹沢のシロヤシオは、はずれらしい。逢いに行くのをあきらめた

2024-05-27 | 登山


昨年(2023年)は5年ぶりの当たり年(5月21日のシロヤシオ)

2024年の丹沢のシロヤシオは、はずれらしい。ことしは逢いに行くのをあきらめた。

わたくしの恋人は丹沢の山中に咲くシロヤシオ。毎年、5月になるとを逢瀬を楽しみに待つ。シロヤシオは気分屋だ。不機嫌なことのほうが多い。その年の咲き具合を見て「あたり、はずれ」「表年、裏年」などという。純白の白い花を樹木いっぱいに咲かせ、5月の陽光にきらめかせて待っていてくれるのは、めったにない。昨年は5年ぶりに当たり年になったくらいだ。

<<2023年は当たり年だった。その光景をご覧あれ。あわせて2016年からの咲き具合をまとめてみた。

ほとんどが「はずれ」「裏年」になる。それでも逢いたいがために、丹沢山までバカ尾根と呼ばれる大倉尾根を登る。その年の咲き具合があたりかはずれかは事前情報で大方分かる。胸の高鳴りを覚えながら逢いに行く。

大当たりの年のシロヤシオを見たら、登山の苦労がどこかへ吹っ飛んでしまうほどで、逢えた喜びは一入だ。後期高齢者のいまになっても、こんなにもときめく相手がいる、とは幸せなことだと思っている。

シロヤシオに逢うために丹沢山まで往復する。これができればまだまだ山に登れると自信を持つ。それが年を取り、特に下山がいけない。それでも逢いに行く。

しかしことしは違った。大倉尾根を往復できるのかという不安があった。山をやって半世紀上になるが、歩けるかという不安をはじめて覚えた。というのは、昨年後半にひざに痛みを感じて山をやめていたからで、この春に再開したものの、あきれるほど脚力が衰えていた。こんなにもと嘆くほどだった。

いまの脚力では大倉尾根を往復できないだろう。この1カ月は筋トレに励んだ。力が戻ってきたと自覚できるようになった。ひざの状態もよくなってきたが違和感はいまも残る。それでも老いてなお筋肉は裏切らないと知った。

これならと行けるかなと、5月中旬からネットで咲き具合を検索した。最近は塔ノ岳・尊仏山荘のブログがいぜんよりも状況をよく伝えてくれる。大助かりだ。あわせて山行記録やビジターセンターの情報をくまなく当たって状況を把握する。

その結果、これまでの経験を踏まえて判断すると、“ことしは、はずれ”と見た。さてどうするか。ぐずぐずと考える。いまひとつ体調に自信が持てない状態でもあり、はずれ年でもあるのだから無理しないでおこう、となった。なんか忸怩たる思いがあるがその気にならない。弱気になったものである。

塔ノ岳・尊仏山荘ブログの5月25日付け記事は「今季のシロヤシオは残念な結果」と書いてある。後ろ髪を引かれるが、納得させるしかない。

来年があるのか。これが問題だ。年年衰えていくことは間違いない。だが、いま気をもんでもしょうがない。たしかにいえることはシロヤシオとの別れが近づいてきているということ。来年は大当たりとならないまでも、ほどほどに咲いてほしいと願っている。


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