30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

大人の休日パスで下北半島の山ー6月26日大尽山下山後に、恐山菩提寺と恐山温泉(5)

2023-07-02 | 登山



恐山の地獄=賽の河原の向こうに先ほど歩いてきた大尽山が

恐山の極楽=霊場内にある4つの湯の小屋のうちの花染の湯


<わたくしの好きな山登り

大人の休日倶楽部パスを利用して、6月24日から6月26日までの3日連続の登山。

 はじめに=大人の休日倶楽部パスで3日連続の登山へ
6月24日=新潟県南魚沼の「飯士山」
6月25日=青森県下北半島の「釜臥山」
6月26日=前半)青森県下北半島の「大尽山」
6月26日=後半)恐山菩提寺と恐山温泉
6月27日=盛岡で冷麺とじゃじゃ麺を食べ、そして仙台で途中下車

 


山行日 2023年6月26日(日)
天気 晴れ!
山域 青森県恐山山地
メンバー 単独
コース&タイム
その1)むつ市中心部のホテル6:00(かぎもとタクシー)=6:20自然歩道入口6:20ー7:20大尽山登山口ー8:48一体地蔵ー9:20大尽山10:00ー10:27一体地蔵ー11:40大尽山ー12:55自然歩道入口
その2)自然歩道入口13:00-13:15恐山(恐山菩提寺と恐山温泉)15:55(下北交通バス)=16:30下北駅17:05=18:02野辺地18:10=18:57八戸19:06=(はやぶさ46)19:44盛岡駅(泊)


6月26日の記録の後半。前半は大尽山を歩いた。後半は直ぐ近くの恐山菩提寺に向かった。この日は盛岡市のホテルに泊まる。

大尽山下山後も、天気がよく、すっかり晴れ渡り日差しが強い。とにかく暑い。大尽山の登山道は終始森の中を歩いた。これが幸いした。ところが恐山菩提寺への道は日差しを遮るものがない。まいった。

恐山菩提寺は比叡山と高野山と並ぶ「日本三大霊場」のひとつ。恐山菩提寺へは、自然歩道入口から徒歩で15分から20分ほど。その手前に太鼓橋。三途の川がある。いよいよ地獄にはいる。

恐山菩提寺からの帰りのバスが15:55。それまで2時間半ほどある。地獄をめぐり、極楽温泉を楽しむ。

入山料は500円。
まずは地獄めぐり。これが期待に反して?ちっとも地獄らしくない。荒涼さは感じるものの、あら恐ろしやとか、おどろおどろしいとか、地獄につきものの表現があてはまらないほど、あっけらんとした空間だ。テレビで映し出されるような異様な世界といった雰囲気はいっさい感じられない。

恐山はあの世に最も近いとされ、死者への供養の場といわれるが、なぜか敬虔な気持ちになれない。こんな人間はいつまでたってもお地蔵様に救済されないのだろうか。これには今日の天気がかなり影響していると思われる。雲ひとつなく晴れわたり、光が降り注ぐ恐山では地獄を感じようにもそれは無理というもの。もとより信心が足りないせいもあるのだろうが、どうも勝手が違った、というのが正直な思いである。

くりかえすが暑い。順路に従って進む。日差しを遮るところを探すが見当たらない。これではたまらないのでショートカットしようかと思ってしまうのだが、罰が当たると困るのでさいごまで歩きとおした。

恐山は、日本三大地獄(諸説あるようだ)ひとつでもある。ほかの2つー立山地獄と川原毛地獄はすでに訪れていて、やっと恐山地獄も体験することができた。三大地獄を経験した人は、閻魔大王に審問されることなく、極楽に行けるものとわたくしは信じているのだが・・・。あまいか。

いよいよ三途の川

ここから5、6分歩くと恐山菩提寺

お参りしてから順路に従って地獄めぐり

極楽浜。
宇曽利山湖対岸に大尽山がいつも望まれる。ここから大尽山を眺めてふと思った。恐山に集まった死者は大尽山のとんがったてっぺんから昇天するのではないだろうか、と。そう思うと、あのてっぺんに先ほどまでいた身としては、なにがしかの感慨を持たざるを得ない

この恐山霊場からも6月25日に登った釜臥山が見える

つぎが恐山温泉だ。霊場内には極楽がある。それが温泉。4つの湯小屋があり、1つが男専用、2つが女専用、もう1つが混浴だ。

さきほどから一刻も早く温泉に入りたくて仕方なかった。山を歩いて汗まみれの体、それに炎天下の地獄めぐりでかなり疲れた。地獄の後は極楽に。

山同様温泉にも目がない。全国の山を歩くたびに温泉にはいってきた。温泉にはうるさい。じつはずっと前からこの恐山温泉を、と。やっとそれがかなった。

恐山温泉はすべてかけ流し。硫黄のにおいが強い。
まずは混浴の「花染の湯」。戸を引いて内部を見る。湯治の気分にさせる雰囲気。さっそく入浴。かなり熱い。とてもじゃないが脚さえ入れることができない。奥の浴槽に蛇口があった。急いで水でうめる。やっといい湯加減になった。いい湯です。すると2人がやってきた。同年配とわかった。この2人も大人の休日倶楽部パス利用者。今日が初日で北海道まで足を延ばすというから5日連続有効のパスだ。
温泉大好きなわたくしはきまって長湯する。出たり入ったりを繰り返しながらのんびり過ごすのが流儀。この湯もそうなった。だが帰りのバスが気になる。次に急ごう。

こんどは「薬師の湯」。はしご酒ならぬはしご湯。この小屋は目立つ場所にある。なんと参道のわきに立つ。多くの参拝者がすぐそばを通行する。内部はさきほどの「花染の湯」と同じ。湯加減を調整して、やはりいい気分になる。極楽だ。バスの発車までまだ時間があると思っていたのだが、長湯が過ぎた。脱衣所の時計を見ると発車30分前だった。

帰りのバスは満席だった。もう1台予備のバスを用意してあった。2台で走る。

下北駅前の「まさかりプラザ下北駅前店」で土産を買う。前夜の宿は全国旅行支援適用で2000円のクーポン、これを充てる。
乗り継いで盛岡駅へ。ここで泊まるホテルも同じく全国旅行支援適用で2000円のクーポンが支給された。すぐに晩御飯にこれを使った。


旅行中つねに気になるのが休日倶楽部のパス。紛失しては困るからたびたび手元にあることを確認する。肌身離さず大事にする。それでも慌てる事態になった。下北駅前で買い物中に、このパスが見当たらないのだ。かなり慌てた。慌てるなと言い聞かせて財布の中身をすべて取り出して調べたら、間に挟まっているのを発見。慌て者だからこのざまだ。このパスを利用するたびに、心配なく保管するにはどうしたらいいのかと頭を悩ます。

山旅4日目となる明6月27日は最終日。家に帰る。そのまえに。


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