8月29日のフィレンツェナス、万願寺と伏見甘長の両トウガラシ(上から)
8月の第2週から第4週の3週間は、ピーマン、ナス、ニガウリそれにキュウリを食べるのに追われた。
ピーマンは、普通の緑色、カラーピーマン、同じ仲間の万願寺トウガラシと伏見甘長トウガラシ。
ナスは、更新剪定してふたたび実をつけてきた千両ナス、それとフィレンツェナス。
キュウリは食べきれず、捨てるはもったいないのですべて漬けものに。キュウリもみは毎晩これでもかと食べた。キュウリもみにショウガを入れるなんてだれが最初に思いついたのかと感心してしまう。
ニガウリとナスはメインのおかずになる。2日に一度はかわりばんこに食べてつづけていた。
8月末になったいまでも収穫が続くが、9月に入ると急速に生育が衰え秋冬野菜に代わっていく。
それにしても毎日毎日、よくもこの4種類の野菜ばかり食べたものである。
この夏はじめて育てたのが、万願寺トウガラシ、伏見甘長トウガラシ、それにフィレンツェナスの3種。
トウガラシは、これまでシシトウだけで、ほかに鷹の爪を隔年で作ってきた。ことしは万願寺と伏見甘長をつくったてみた。これがうまかった。これなら来年も作ってみようと思っている。
“京野菜”の両トウガラシはたまたま苗をみつけ各1株買って試しにという軽い気持ちでつくった。好みでいうとシシトウよりもうまい。それにシシトウはたまに激辛がまじっている。これにあたると無性に腹が立つ。その点、両トウガラシは安心して食べられるのがいい。
フィレンツェナスは昨年知って食べた。ことしつくってみようかと思ったのだから気に入ったのだろう。2株を育てた。千両ナスと同じく多産だ。2株で十分すぎるほどの実がなる。知名度が低いナスとばかり思っていたが、ネットには情報があふれ、知らないのはわたくしだけ? そんな感じだ。この夏もテレビで“ナスの王様”と紹介されていた。
いずれも栽培が簡単だ。これまで育ててきたナスとトウガラシと同じく手間がかからない。
この夏はこの新しい野菜たちをネットでレシピを検索しながらつくったが、結局はジジイでも簡単に作れるものに落ち着いた。
両トウガラシは焼き浸しに、フィレンツェナスはソテーにと、シンプルにしたものがうまかった。というよりシンプルなものしかつくれないのだが。
35年以上も家庭菜園やっていると、同じ品種を選んでしまう。育てるのに慣れているからだ。たまには違う品種を育てるのもいいもんだ。目新しくて、いい刺激になる。
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2022年1月の読書
・木曜殺人クラブ(リチャード オスマン著、 羽田 詩津子訳・早 ヴィンテージガール(川瀬七緒著・講談社)
・死亡通知書 暗黒者(周浩暉著、稲村文吾訳・早川書房)
・教誨師(堀川惠子著・講談社)
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