30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ジャガイモに疫病が発生、最悪だ

2013-06-07 | ジャガイモ

疫病が発生したジャガイモ。右からキタアカリ、男爵、メークイン。男爵の被害が一番ひどい

ジャガイモに疫病が発生した。最悪の事態だ。すでに手遅れと防除はあきらめた。悪夢が再びやってきた。

ジャガイモ栽培は簡単だ。気をつけなければならないのが唯一この疫病である。家庭菜園を四半世紀以上やっているが、ジャガイモの疫病はいちどだけ経験している。そのときの収穫はほとんどなく、大凶作になった。

「ことしのジャガイモはおかしいようだよ」

ついこのあいだ、親しい農家の人との立ち話でこんな話が出た。そのとき、私のジャガイモはすくすくと育っていたので、私には関係ないと聞き流した。
ところである。その数日後、ジャガイモ畑を見ると、様子がどうも変だ。青々としている葉に生気がなくなっている。それに下葉が黄変してるのがあちこちに出始めている。収穫まじかになると黄変するのだが収穫までにはまだ間があるからこの変化はおかしい。さらによく見ると、葉と茎が褐色になって立ち枯れたものもある。数日前まではあれほど元気だったのに、この急な変化はなんなんだ。驚くばかりだ。

葉を観察する。点々と褐色の斑点が出ている。葉裏を見ると小さな白いカビが無数に生えている。このカビが伝染する。疫病だった。すでに畑に蔓延している。あっというまに伝染してしまった。いまさら防除したところでどうしようもないと判断した。

疫病はまたたくまに伝染するという。ということは周辺の畑のジャガイモも、ウオーキング途中にある大きな貸し農園のジャガイモも、よく見ると疫病にかかっていた。見た目に元気そうな菜園でもよく見ると少しずつ伝染しているのがわかる。「うちは大丈夫」といっている畑も、私が見るかぎりではすでに伝染している。あとは時間の問題だ。

男爵、メークイン、キタアカリの3種を作っている。男爵の被害が一番ひどい。これ以上畑に置いていてもしょうがない。男爵だけすべて掘り起こして収穫することにした。

やっぱりな。収量は極端に少なく、粒が小さい。まっとうなときと比べたら、大きさは半分以下だった。

ジャガイモは早く植えつける。2月下旬だ。出芽は4月初めになる。早く植えつけただけに、病気になるまでに時間がたいぶたっている。少しはイモが肥大しているだろうとかすかな望みを持ったが、このありさまだった。ということはほかの畑のジャガイモは出芽が私の畑と比べたら遅いから、だいぶ小さいのではないかと思う。

 ↓やっぱり、収量は少なく、粒が小さい

家に持ち帰る。「ことしのジャガイモは不作だよ」。ジャガイモを収穫すると、いつも小さい粒を選び、素揚げしてから煮っ転がしにして食べる。これが好物で無上の楽しみだ。かみさんがすぐに作ってくれたようで夕飯に出てきた。ありがたい。これを食べられただけでも良しとしよう。そしてけさ、かみさんは泊まりがけの山登りに出かけた。帰るまでの間、このジャガイモの煮っ転がしがわたしの貴重な食料となる。


   

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