この夏よく食べるものに冷やし中華とアイスクリームがある。冷やし中華のことは前回書いた。アイスだって普段はめったに食べないのにこの夏はよく食べる。体調の変化かなと妙に心配もしてしまうほどだ。スーパーに行くと一緒に買ってしまう。アイスは夕飯のあとにひと息ついたら食べたくなる。これまでなら寝酒となるのに、これに代わってアイスになっている。寝る前にアイスはないだろうと、このところ少しの量で済ませているのだが、どうもけちくさくていけない。
赤色のピーマンが取れた。かなり取れた。ピーマンは豊産であるから、盛りともなると山ほど取れる。いい加減食べ飽きると放ったらかしにしてしまう。しばらくすると青いピーマンが、完熟して赤いピーマンとなる。
普通の青いピーマンといえば、青臭く苦味がある。好き嫌いがあるようだが、苦いピーマンだって好きなものにはいいもんだ。これに対して完熟した赤いピーマンは甘い。食べてみるとすぐにわかるくらの違いがある。ピーマンって甘い?のかと。
それなら市場に出てもいいだろうと思うのだが、スーパーではカラフルなパブリカは見るが、赤いピーマンは見ない。栽培期間が長く、カブを弱らせるためという。赤いピーマンが食べられるのも、菜園をやっているからこそのささやかな口福である。