30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

11月29日は東鳴子温泉ー高友旅館といさぜん旅館の立ち寄り湯

2022-12-03 | 登山

東鳴子温泉・高友旅館の黒湯(混浴)

どちらも、行ってよかった、と思わせる湯でした


東鳴子温泉・いさぜん旅館の炭酸泉(混浴)

<わたくしの好きな山登り

11月27日から30日までの4日間、山と酒と温泉の旅に出た。旅のスタイルは、いつも登山があり、そこに温泉と酒がつく。

◆旅3日目の11月29日は宮城県大崎市の東鳴子温泉で立ち寄り湯を楽しむ

11月29日(火) 
秋田駅8:11=9:46盛岡10:08=11:08古川11:16=11:59鳴子御殿湯駅=高友旅館=いさぜん旅館=鳴子御殿湯駅14:16=15:00古川15:09=15:21仙台駅
(泊)仙台市内


旅は続く。11月27日の信州・霧訪山登山、11月28日は秋田市の永楽食堂での酒と肴、そして3日目の11月29日は東鳴子温泉で立ち寄りを楽しむ。まさに山と酒と温泉はわたくしのセットメニューだ。

温泉はかなり好き。山をやっているから下山すると温泉となる。おかげで全国のいで湯、秘湯、名湯をおおいに楽しんできた。

陸羽東線の新庄駅までの区間にある鳴子、中山平、赤倉、瀬見などの各温泉にはすでに入浴している。だが、東鳴子温泉だけがなぜか空白になっていてずっと気になっていた。

東鳴子温泉を旅に出る前に調べたところ高友旅館、いさぜん旅館、阿部旅館がいいらしい。この3つを征服しようと考えたのだが、東鳴子の滞在は2時間余り。3つの旅館の湯を楽しむには時間がない。それに湯疲れしてしまうだろうから、ここは欲張らないで駅から近い2つの旅館に絞った。

この2つの旅館は線路をはさんで位置し、鳴子御殿湯駅からすぐの距離にある。はしご湯には便利だ。さてどちらから先に入るか。まずはインパクトがあるという高友旅館の黒湯からにする。


ドーミーイン秋田の朝食はよかった。秋田ではゆっくりしている暇はなく、朝早くに目的地の東鳴子温泉に向かう。新幹線と在来線を乗り継いで鳴子御殿湯駅まで約4時間かかる。

鳴子御殿湯駅の駅舎は新しい。

駅舎内部

◆高友旅館
駅からは線路下をくぐり抜け数分で着く。かなりレトロな建物だ。ひとの気配がない。営業しているのかなと思わせるたたずまい。玄関から「こんにちは」と声をかける。年寄りの男性が出てきた。わたくしと同じくらいか。営業していた。入湯料は500円。大きな旅館だ。見た目よりもかなりの奥行きがある。

4つの湯を楽しんだ。黒湯、プール風呂、ラムネ風呂(婦人専用)、ひょうたん風呂。

まずは黒湯から。迷路のような廊下をすすむ。突きあたりのドアを開くと、薄い黒紫色した温泉の湯舟。狭い。どうも様子が違う。ドアに「婦人専用」とあった。目的の黒湯はどこにあるのか。帳場にもどって尋ねると、向かって右側がそうだという。

これが黒湯。混浴だ。黒湯といっても緑がかった黒色。事前情報によると油臭いという。たしかに油臭い。だが全国の多くの温泉に入っているから、これくらいでは気にならない。むしろこのディープさがわたくし好み。たしかにインパクトがある。
熱い。まずは膝まで入って熱さになれる。周囲を見渡すと、奥にもう一つの風呂が見える。

これが2番目の湯でプール風呂。黒湯とは色が違う。先ほどの婦人専用の湯と同じ色をしている。こちらは湯加減がいい。先にこちらに入り体を温めることにした。それから黒湯に移動してゆっくりと体を沈めた。熱い湯だが、慣れるとそうでもない。いい湯だ。でも湯疲れしそうな重い感じがする。

これで2つの湯に入った。

つぎはいったん帳場にもどり、別な廊下を進む。迷子になりそう。3番目の湯はラムネ風呂。好きな炭酸泉だ。婦人専用と書いてある。館内に女性のすがたはない。それをいいことに入った。炭酸が体を刺激して気持ちがいい。やはり炭酸泉は好きなようだ。炭酸泉が好きになったのは大分県竹田市にある有名な大湯長湯温泉を体験してから。
とにかく婦人専用風呂だから万が一のことがある。「きゃあ」なんて叫ばれるといけないので、烏の行水といった感じで早々に出た。



4番目の湯がひょうたん風呂。適温で刺激がない入りやすい湯である。

黒湯とラムネ風呂がよかった。

鳴子での滞在時間は約2時間。この時間内に2つの旅館の湯をめぐる。十分が時間があると思っていたのだが、ここに1時間近くもいた。先を急がないといけない。

◆いさぜん旅館

まさに駅前旅館だ。高友旅館とちがい、こちらは営業してるのがよくわかる。入湯料は同じく500円。

泉質が違う3つの湯に入った。炭酸泉、鉄鉱泉、それに重曹泉。前の2つは混浴だ。

まずは混浴へ。鉄鉱泉と炭酸泉がある。

1つ目の湯が鉄鉱泉。壁で仕切られた向こうが炭酸泉だ。



2つ目の湯が炭酸泉。先客に若いカップル。そこにおじさんが邪魔するかのように割り込むのがためらわれた。しかし「御免なさいよ」とお邪魔して一緒に入った。会話が思いのほか弾んだ。秋田の横手からで来たようで、車でここまで1時間半ほどだという。
この湯はいつまでも入っていられるようなここちいい湯加減。軽やかな湯といった感じ。高友旅館のラムネ風呂のような刺激はないのだが、たしかに炭酸の泡がよく見ると湧いて出てくる。

カップルに遠慮して先に出た。

3つ目の湯は大浴場で重曹泉。

こちらは中浴場で婦人専用。こちらには入らなかった。

混浴の炭酸泉が気に入ったようでもう一度入りなおした。そこに30代の男性が。きょうは「じゃらん」の“湯治プラン”でここに泊まる。よく来るようだ。全国旅行割の対象旅館で、2000円分のクーポン券が出たという。この男性とも温泉談義。時間が気になった。ありゃ、乗る電車の15分前だ。のんびりしすぎた。すっかり温泉を楽しんでしまった。あわてて着替え、駅へ。

きょうの宿は仙台市。鳴子御殿湯駅から古川駅にもどり、そこから新幹線で仙台駅へ。天気予報通り小雨模様。仙台のこの宿も全国旅行割で宿代が40%引き、3000円のクーポン券が出た。このクーポン券で土産を買うためふたたび仙台駅へ。3軒の土産店で使い切った。

体が重い。もう湯疲れが出てきたのか。目的の飲み屋は火曜日だというのになんと休業日。よもやの思い。仕方がない。国分町に出てかなり昔に入ったことがある割烹で軽く飲んで宿に戻る。この宿は前日の宿と比べてやや不満が残った。クレジットカードが読み込めなかったり、洗面所の排水が悪かったり。そのため宿の名は伏せることにした。

飲みつかれ、旅のつかれ、湯づかれ、と重なり、早めに床に入る。あすは旅の最終日。まっすぐに帰るのはもったいないので、宇都宮駅に途中下車して宇都宮餃子を食べることにする。


      
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