30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

11月28日は秋田市の〈永楽食堂〉ー飲んべえの天国だった

2022-12-02 | 

酒場学習論【第16回】秋田「永楽食堂」と幅のある人事制度設計 ...

秋田市の〈永楽食堂〉は飲んべえの天国だった

<わたくしの好きな山登り

11月27日から30日までの4日間、山と酒と温泉の旅に出た。旅のスタイルは、いつも登山があり、そこに温泉と酒がつく。

◆旅2日目の11月28日は秋田市の〈永楽食堂〉を目指す。

11月28日(月) 
我孫子駅8:22=8:57上野9:14(こまち11号)=13:02秋田駅

1次会=16:30〈永楽食堂〉19:30
2次会=19:30〈からす森〉21:40
(泊)ドーミーイン秋田

盛岡駅を出ると右手に岩手山が


55年ほど酒を飲み続けている。現役のときは毎晩のように外で安酒を飲んでは酔っ払い、引退後は晩酌を欠かさないでいる。さすがにγーgtpは高いが、医者に注意されたことはない。酒飲みといっても、74歳のいま、まもなく後期高齢者になるのだが、酒の量は日々減ってきている。毎晩せいぜい1合と5勺といったところ。適量の酒は長寿のもというが、それほど長生きしたいとも思っていない。人生を楽しむ時間は残り少なくなっている。いまのところおかげで元気だから、死ぬまでうまい酒が飲めればと願っている。

秋田市の〈永楽食堂〉の存在を知ったのは昨年あたりだろうか。自分好みの居酒屋だとすぐにわかった。壁一面に張られた銘酒の数々。たまげた。今流でいうコストパフォーマンスが驚くほどだという。飲んべえにたまらない。しかしこの居酒屋だけを目的に秋田まで足を延ばすのは酔狂だ。秋田の山を歩いたついでに立ち寄るというのなら話は別で、すぐにでも実現できる。

だが東北の山はあらかた歩いている。とりたてて歩きたい山が見つからない。してみると、やはりこの居酒屋を目当てに行くしかない。

行くならこの一軒だけではもったいない。しかし年寄りはがんばっても2次会が限度。秋田市内には〈酒盃〉など評判のいいうまい居酒屋が多多ある。2次会の飲み屋をどこにしようか。迷う。そこで東北のブロック紙である河北新報の友人を頼った。永楽食堂の近くにある〈からす森〉という店を薦めてくれた。ネットで見るとなんと永楽食堂とは背中合わせ。それに昭和の居酒屋風。1次会だけで酔っぱらうのは目に見えているから、軽く飲んで仕上げるにはちょうどいい。ここに決めた。

秋田駅。街の雰囲気は冬を迎えてなんとなくうらさびしい。宿でチェックイン、全国旅行割で1万以上の宿賃が40%引きになり朝食付きで6264円。そのうえ3000円のクーポン券だ。有効期間があすまで。あすは早く秋田を離れるからこのクーポン券を使うのは永楽食堂に行く前しかない。幸いなことに宿の隣が秋田県産品プラザ。ここで3000円分の土産を買った。

さっそくマーケティングリサーチだ。といっても両方の店の場所を確認するだけなのだが。

忘れていた。今回参加するのは3人。男が2人、女が1。年齢はわたくしがいちばん上になる。

永楽食堂に16時30分集合。3時間の制約があり19時30分までに退席しなければならない。定刻となったが店のシャッターが上がらない。定休日? 不安になった。そんことはない。予約は2日前に再確認している。ほかに2組の客もやってきた。するとようやくシャッターが上がった。オープンである。

すぐに店内は満杯になった。それほどの人気の店だというのをすぐに実感できた。アウェー感はまったくなかった。店の雰囲気に慣れ、隣の客とも話すことができた。

酒と肴が満載だ。なにを飲んでなにを食べるかを決めていた。酒は人気の〈新政〉と〈14代〉にしよう。利き酒3種が、多くの銘柄を楽しめるということでこれにした。まずは新政の酒3種。グラスは〈高清水〉が印字されていて60ml。つまり3種頼めば合わせて180mlの酒、すなわち1合となる。

以下の画像は新政3種とお通し。

飲みすぎてはいけない。酒のうまさがわかるのは2合まで。きょうは飲んでも3合までと自制したい。

特筆したいのは、肴だ。黒板にすき間なくこの日の肴がどれにしようかと迷うぐらいの数が書かれている。
わたくしは2品を頼んだ。まずはこれを3人でわけて食べていたのだが、ほかの2人が「うまい、うまい」を連発。これを機にほかの2人の注文がひっきりなしに。そのたびに「うまい、うまい」を繰り返す。

わたくしは酒を楽しみたいほうだが、この2人の食べっぷりに圧倒されっぱなし。2人は酒よりも肴といった感じで、それにしてもよく食べる。あっけにとられて、大げさではないがただただ感心して見ている。少しの量がわたくしに回ってくる。それをつまんで飲む。利き酒3種の3回目で酔いが回ってきた。

仲間2人(左と真ん中)の承諾を得ているので紹介。この写真を見れば、2人がいかに満足しているかがわかる。わたくしは前述したように、2人の食べっぷりに圧倒されてこの顔になっている。

とにかく客が絶えない。ほとんどが予約客だ。退席するとすぐに席が埋まってしまう。それほどの人気ぶりがよくわかるほどの酒と肴のうまさ。さらにサービス係の若い女性がみんな好感が持てる。秋田大学の学生アルバイト。気持ちがいい対応ぶりにすっかりご機嫌だ。

予約が16:30から19:30まで。3時間も飲んでいられないと思っていた。杞憂だった。気がついたらその時刻近くになっていた。

3人であれだけ飲んで食べていくらになるのか。15600円だった。1人5000円。繁盛ぶりがわかる。3人ともに「満足、満足」「最高、最高」といいながら2次会へ。

2次会は歩いて3分。永楽食堂とは背中合わせの〈からす森〉。現役時代の本拠地、東京の新橋・烏森を思い出す名前だ。ここではセットメニューを頼んだのだがすでにおなかはいっぱいだ。ここも満員の店。このコロナ禍で2軒とも満員の店とは。

2次会解散は21時40分。宿はすぐのところにある。快適だった。宿までこうなのだから幸せな一日だった。

山と酒と温泉がわたくしのセットメニュー。11月27日が登山、11月28日が酒、とつづけば次は温泉となる。あす、11月29日は朝早く新幹線乗り継ぎで鳴子御殿湯で立ち寄り湯を楽しむ。

追記
わたくしは好きなことになると筆が勝手にどんどん進む。上手い下手は別にして。こんかいもしつこいかなと思いながら。


      
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