矢月 秀作 著 「もぐら」を読みました。
かつて警視庁組織犯罪対策部に属していた影野竜司。
彼はある事件で相棒と愛する妻、娘を失い表社会から姿を消した―。
十年後、竜司は闇社会で“もぐら”と恐れられるようになる。
警察には相談できぬ事件を請け負い、暴力を厭わず、超法規的に過激な手段で解決するトラブルシューターとして。
この作家の作品を読むのは今回が初めてです。
なかなかスピード感があって読み易い文章です。
元刑事がトラブルシューターとなって渋谷のヤクザや麻薬の売人と戦うストーリー。
暴力と血煙と硝煙の中でランボー!?なみに強い主人公がバトルしまくる痛快なハードアクション!
突っ込み処は満載ですが、とにかくワイルドだぜ~!?
続編も楽しみです。
影法師」を読みました。
父の遺骸を前にして泣く自分に「武士の子なら泣くなっ」と怒鳴った幼い少年の姿。
作法も知らぬまま、ただ刀を合わせて刎頚の契りを交わした十四の秋。
それから―
竹馬の友・磯貝彦四郎の不遇の死を知った国家老・名倉彰蔵は、その死の真相を追う。
おまえに何が起きた。
おまえは何をした。
おれに何ができたのか。
久々の
江戸時代の武士の階級制度や、藩政の立て直しにかかる様々な障害などを軸に、男と男、侍と侍の友情が描かれています。
時代小説ですが、文章も非常に読みやすく、ぐいぐいと物語に引き込まれました。
大望成就を目指す友の為に、自分を滅してまでも一生を捧げる・・・。
「影法師」というタイトルがラストに切なく心に響きます。
流石、 いい本、書くなぁ~!!
Hさん、今年これまでに読んだ本の中で一番の佳作でした!!
どなたにもオススメの一冊です!!
貴志 祐介 著 「悪の教典」を読みました。
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。
しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。
蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。
三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。
蓮実による狂気の殺戮が始まった!
文春ミステリーベストワン!、このミステリーがすごいのランキングもベストワン!
”こりゃ~、かなり面白そうだ!” と云う事で読み始めました。
学園もののサスペンスホラーです。
ストーリー自体は単純で、スピード感があり、あっという間に読了しました。
しかし、一気に読めても、残念ながら後には何も余韻が残らなかった・・・。
しかも読後感がすこぶる悪い・・・。
そりゃあそうだ! ただサイコ教師が次々に生徒を殺してゆくだけだもの・・・。
こんな作品が映画化されるとはねぇ~。
一見「バトル・ロワイアル」風だけど、殺し合いのストーリーならば、あっちの方がまだましだった・・・。
日曜日は事務所の親睦ゴルフコンペで渡良瀬カントリークラブへ行ってきました。
Hさんの事務所のコンペは春と秋に年2回開催され今回で7回目です。
このコンペのルールは今までは新ペリアル方式で順位を決定していましたが、やはりゴルフの上手な人が毎回上位を占めていました。
それでは、ゴルフ初心者は永久に上位には入れない・・・。
そこで今回はこれまでのスコアを集計して、その平均スコアーを出し、それを基に予め各自のハンディキャップを決めてからプレーするという、HP方式を採用する事にしました。
HP方式の採用により、初心者でも頑張れば十分に上位入賞のチャンスがあります。
HさんのHPは18です。
パープレーで廻るには90を出さなければならない・・・。
Hさん、この渡良瀬カントリークラブは今年の7月に1度ラウンドし、その時にはOUT53、IN44でトータル97でした。
かなり、ハードルが高いな~!! まあ、上位入賞を目指して頑張ろう!!
当日は夜半に降り出した雨が朝になっても上がらず、生憎のコンディションです。
そんな中、OUTコース1番ホール378ヤードPAR4。
スタートホールでの1打目ドライバーはナイスショット!
気分よくスタートを切れたHさん、2オンこそ逃したものの、3オン2パットのボギーでまずは無難なスタート。
2番ホールは167ヤードPAR3の1打目はわずかにショートしてワンオンならずも手堅く寄せて本日初パー!!
よし! 今日はいけそうだ!!
と思ったのも束の間、3番ホールではアプローチに失敗してダボ・・・。
4番ホール557ヤードを距離のあるPAR5では、セカンドのユーティリティーが当たらず、又してもダボ・・・。
これでずるずると調子を崩す訳にはいかない!
つづく、5番ホールはボギーとするも、6番ホール364ヤードPAR4では2オン・2パットで2個目のパー!
7番ホールでボギー。
8番ホールで再びダボとしたものの、最終9番ホールでは本日3個目のパー!
OUTコースは45で終了!!
こちらは昼食の辛味つけ麺+チャーハンセット。 これが、なかなか美味い!
さて後半戦、INコース10番ホール364ヤードPAR4。
ドライバーショットはまずまずながら2打目右に出てトラブル・・・。 おまけに3パットまでやらかして、このホールトリプル・・・。
気を取り直して、11番ホールはボギー。
12番ショートホールで本日4個目のパー。 13番のロングホールでも連続パー!!
Hさん乗ってきました!!
つづく、14番でもパーといきたい処ですが、ドライバーが右に曲がりダボ・・。
15番でもドライバーが左にぶれて、またしてもトリプルを叩いた・・・。
後半は疲れが出てきたのか、下半身が不安定で手打ち状態になっている感じがする・・・。
その後、なんとかフォームの修正を図るも、ボギー2回、ダボ1回でパーは無し。
INコースは49でホールアウト。
トータルは94と今季最高スコアーを叩き出すも、目標の90には届かず、コンペの順位は23人中4位でした。
ちなみに、優勝は昨年長期出張先の福島でゴルフの楽しさに目覚めて以来、婚活は諦めて?週末をひたすらゴルフに費やしているI川課長でした。
GROSSは108ながら、HPの36が効いて、NET72のパープレーでの優勝でした。
こうして、今年のコンペも無事終わり、クラブハウスから出ると夕日がきれいでした。
埼玉県日高市にある巾着田の曼珠沙華が満開と云う事で見に行ってきました。
巾着田は日高市に流れる清流高麗川の蛇行により長い年月をかかてつくられ、その形が「きんちゃく」に似ている事から巾着田と呼ばれるようになったそうです。
巾着田には約100万本の曼珠沙華(彼岸花)が赤い絨毯を敷き詰めたように咲き渡ります。
例年は9月中旬~下旬に見頃を迎えますが、今年は猛暑の影響で今頃見頃になったそうです。
ごく少ないですが白い曼珠沙華もありました。
赤い花に反応しているのでしょうか? ワンちゃんもやや興奮ぎみです!?
こちらは高麗川の上に架かる「あいあい橋」です。
「あいあい橋」の上からはご覧のような景色が!
公園内のふれあい広場では連休とあってイベントが開かれており、多くの出店もでていました。
こちらの地元の加藤牧場の手作りジェラードには長い行列ができていました。
こんにゃくもなかなかの人気です。
こちらは公園の中間地点にある「ドレミファ橋」です。
赤フンで川の中に入り投網を投げているおじさんが・・・
投網のかかった小魚を水槽にいれて見学させてくれていました。
公園内には曼珠沙華の群生地だけでなく、コスモスの群生地もあります。
こちらはアカソバの花です。
なかなか可憐な花ですね~。
近くには水車小屋もあったりして、巾着田は終日家族連れで賑わっていました。
辻村 深月 著 「ツナグ」を読みました。
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。
突然死したアイドルが心の支えだったOL、
年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、
親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、
失踪した婚約者を待ち続ける会社員……
ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。
それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。
ツナグに依頼する4人それぞれのあの世に逝ってしまった人との4つの物語
そしてツナグである歩美自身の物語で構成されています。
死者と生者の一晩だけの出会いで、それぞれの登場人物がどう変わるのか
また誰と会いたいか考え抜く事でどの様な結論が導きだせたのか・・・。
最後の章で全部の話をリンクさせる「使者」本人の話があります。
このオチがなかなか秀逸!
翌朝、朝4時起きで再び港に釣りに行く。
ルアーを投げると今度はダツが釣れる。
バラクダーみたいなやつだが歯がすごい!
釣り上げた後Y平さんの足を噛もうと突進してくるくらい獰猛な魚だそうです。
しばらくすると 今度はアカハタが釣れた。
こんな鮫までいました!
この鳥は??
海の上には虹も架かっています!
さらにその翌日。
今日は午後から出港なので 午前乗合船で沖に行く事にしました。
料金は8500円です。
あさ8:30に宿まで迎えに来てくれて、9時に港から出船!!
海が澄んでいて、魚が一杯いるのが見えます!
兄島付近で錨を降ろし、いざ!釣りの開始!!
こりゃ~、入れ食いだ!!
ムロアジ、アカハタ、ウメイロ等100匹位釣りました!! 結構大物もいます!!
こうして最後に船釣りを楽しんだY平さん、港に戻り釣り上げた魚はお世話になった民宿にあげて、帰京の支度をします。
PM1:00小笠原丸に乗船
陸では島の住民皆さんが見送ってくれてます!
と思ったら、見送りは陸だけじゃなかった!
漁船など20隻もの船が総出で見送ってくれました!! 出港は島の一大イベントのようです!!
こちらのボードでも大勢の人達が手を振ってくれています!
そして、最後は”行ってらっしゃい!”と言いながらみんなで海へダイブ!!
大丈夫かな~!!
こうして釣りキチY平さんの初めての小笠原父島滞在は終了したのでした・・・
アーネストへミグウェイの「老人と海」を思い出す空は青くどこまでも広がっている・・・
海は青くどこまでも澄みきっている・・・
”今度はクジラの季節に行きたいものだ。 3月頃がいいらしい・・・”
なんて事を思いながら、Y平さんは夕食のカレーライスを食べたのでした。
おしまい・・・。
民宿に着いたY平さんは、午後からレンタルバイクを借りて 早速、”釣り浜”と呼ばれるところに行く事にしました。
バイクをとめて浜まで下りてゆく事30分・・・
途中何カ所か防空壕があり戦争の爪跡があちらこちらに見受けられます。
釣り浜でしばらくルアーを投げるが当たりはなし・・・
日が暮れてきたので、再び宿に戻り夕食後は早めに就寝です。
明けて、翌朝5時に起きたY平さんは、仕事前の一勝負!とばかりに、再び港へと繰り出しました。
今回はルアーを用意してきたY平さん。
ルアーを投げ入れ幾度となく誘いを掛けます・・・
と、しばらくして! 凄い当たりが!! かなりの大物です!!
やりました! 堤防でカツオが釣れた!!流石は、小笠原!! (後で測ったら2キロもありました。)
近くにいた漁師さんに聞いた処、このカツオは”スマカツオ”と言うらしいです。
その漁師さん曰く、”ここでは1000匹に1匹しか釣れない!”との事。
釣りキチY平の面目躍如です!!
仕事に出かける時間になったので、本日の釣りはこれまで!
宿に戻りおばちゃんにあげたら夕飯のおかずで出てきた!!
”自分で釣り上げた魚はやっぱり旨いね~!!”
と、Y平さんが言ったとか、言わなかったとか・・・
まだ、つづく。
先日、久々に釣りキチY平さんと会いました。
仕事の打ち合わせが終わった後で、Y平さんから”Hさん、これブログのネタに使って!”とSDカードを手渡されました。
”何これ?”と聞いた処、”お盆明けに仕事で小笠原諸島の父島へ行ってきた時の写真ですよ!”との事。
”写真だけ渡されても、ブログのネタにはならないよ!”と言いながらも・・・
しっかりとブログに載せてしまうHさんです!
さて、こちらは小笠原海運が運航する「おがさわら丸」
東京港竹芝と父島二見港間を結ぶ定期航路のアクセスとして唯一運行している貨客船です。
AM10:00に出港!
”さらば!東京!!”と、Y平さんが言ったとか、言わなかったとか・・・
いよいよ片道約1,000キロを25時間30分で運行するフェリーの旅の始まりです。
天気は快晴! 水面の輝きが眩しい~!!
そして、時は経って・・・
どうですか! この夕映え!! 皆さん写真を撮ってますね~!!
さらに、一夜明けて・・・
AM11:30 小笠原父島二見港に入港!! 到着を地元の人たちが太鼓などで歓迎してくれます!!
風光明媚な海岸線ですね~!
そして自然が残る山々
こちらが市街地です。
昨年小笠原諸島は世界自然遺産に登録されました。
宿は港から徒歩10分ほどの南国荘と云う民宿です。
確かに南国らしいムードが漂っていますねえ~。
そんな小笠原諸島で仕事をしながらも、釣りキチY平さんが楽しみにしている事と云えば!
もちろん、あれです!
続く・・・
「ヒューゴの不思議な発明」
公開:2011年
出演: エイサ・バターフィールド, クロエ・グレース・モレッツ, ベン・キングズレー, サシャ・バロン・コーエン, ジュード・ロウ
1930年代のパリ。
家族を亡くし、駅の時計台に隠れ住むようになったひとりぼっちの少年ヒューゴ。
唯一の友達は、亡き父が遺した壊れたままの“機械人形"。
この思い出の品を修理して再生させることが、ヒューゴの夢であり生きる希望だった。
ヒューゴは、老店主ジョルジュが営む玩具店に出入りするうち、人形の修理に必要な最後のパーツ『ハートの鍵』を持つ少女イザベルと知り合う。
果たして、機械人形は生命を吹き返せるのか?
そして、その先に待つ秘密のメッセージと、運命を変えてしまうほどの予想しえない“奇跡"とは──
公開前に予告編を観て、”子供向け映画だな”と思い込んでいました。
実際に観てみると、それはとんでもない勘違いでした。
美しい映像とワクワク感、そして心温まるストーリー!
これはもう映画が大好きな大人のための映画です!
それにしても、この邦題の付け方が良くないね。
映画の中ではヒューゴは何も「発明」なんかしてないのに・・・。
第84回アカデミー賞最多5部門受賞!
2011年度ゴールデン・グローブ 監督賞受賞!
この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆