「セントアンナの奇跡」
製作:2008年 アメリカ・イタリア
出演: ラズ・アロンソ, ジョン・タトゥーロ
NYの郵便局で働く男ヘクター・ネグロンが、切手を買いに窓口に現れた男を突然射殺した。
新聞記者のティム・ボイルは刑事たちと、犯人ヘクターの自宅で彫像の頭部を見つける。
それは、イタリア・フィレンツェのアルノ川に架かるサンタ・トリニータ橋 にあったプリマヴェーラ像で、第二次世界大戦時にドイツ軍に橋を破壊された際に失われたものだった。
ヘクターは、ナチスと戦う米黒人部隊“バッファロー・ソルジャー”の一員だった。
彼を含む4人の兵士はアンジェロという名の少年を救ったために敵陣で孤立。
しかし、ピュアな魂を持つアンジェロが彼らの運命を大きく変えていくとは、そのときまだ誰も知らなかった…。
なぜ前科のない普通の郵便局員は、突然発砲をしたか?
なぜ高価な美術品を持っていたのか?
そして黒人兵士4名と少年アンジェロの運命は・・・
米軍黒人師団の虐げられた実態、
イタリアのセントアンナ教会の大虐殺、
サンタ・トリニータ橋の破壊など
実在の史実を盛り込りながらストーリーは進んでゆく。
そして最後に起こるのは、
一人の少年を救おうとした人々の願いが紡いだ奇跡
人の絆の有り難さが身に染みるラストシーンです。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆
金曜日の夜は前に同じ事務所で働いていた事務員K塚さんの送別会でした。
K塚さんは旦那さんの転勤に同行して、来月からイギリスへ行く事になったそうです。
送別会の会場に選んだのは若者に人気のデザイナーズダイニング「花咲酒蔵 ウメ子の家」です。
私は、以前に「銀座店」へは行った事がありましたが、今回の「渋谷公園通店」は初めてです。
マルイシティ渋谷店の隣にあるビルの4・5階がお店ですが、4階に受付がありました。
その4階にエレベーターから降りると目の前には店のシンボルの「梅の木」のイルミネーションが!
いきなり綺麗です!!
店内は明るい過ぎず、暗すぎず大人の雰囲気で、居心地の良い空間が演出されていました。
5階の宴会会場へ案内される途中には、カップル向けの小部屋も用意されており、カップルにもオススメです。
料理は選べる鶏鍋コース 3150円(飲放付:4725円)を注文。
前菜で出てきたのは「ふっくらたこ焼きの花串揚げ 黒豆添え」
表面はカリっと、中はふんわりとしていて中々美味かった!
メインの鍋料理は人数に合わせて2品オーダー。
こちらが「鶏づくしのトマトチゲ鍋」
トマトが入っているのでイタリアン風味かなと思いきや、唐辛子が利いたピリ辛鍋で食べた後は身体が温まります。
こちらは「ゆず香る 鶏づくしの塩鍋」
鶏のダシとゆずの香りが利いたあっさり風味でこちらも中々のお味でした。
鍋の〆のうどんでお腹も一杯!
楽しいお食事の後は腹ごなし?に全員で、これまたシティ渋谷店の向え側にあるカラオケBOXへGO!
カラオケBOXの受付にはこんなポスターが貼られていました。
「新世代 魔法少女 リリカル なのは 劇場版」。
このカラオケBOXでは「リリカル なのは」とコラボしたメニューまで用意してあるそうです。
さすがに若者の街渋谷です。
そんな渋谷でおじさん達は「昭和の歌」で盛り上がったのでした。
親友の死から立ち直るまもなく、可奈子の携帯が着信した。
電源を切っても聞こえる押し殺した笑い声―
「おまえが殺した」。
毎日はフツーだった。
そう、「2mb.net」を知るまでは。
誰かを勧誘すればネットも携帯も無料というプロバイダに登録した高校生たちを、奇怪な事件が次々襲う。
自殺、失踪、連続殺人…。
仮想現実に巣くう「極限の悪意」相手の、壮絶なサバイバルが始まった。
内容は携帯とパソコンを使ったホラーサスペンス。
前半は人物たちに何が起こったのかが紹介され、中盤からはがらりとストーリー展開が変わる。
ホラーからSFファンタジーへ。
友情、勇気、サスペンス、戦い。
まるで、少年漫画を読んでいるようにスイスイ読めますが・・・
描写は結構グロい、です。 著 「アクセス」を読みました。
「レスラー」
公開:2008年
出演: ミッキー・ローク, マリサ・トメイ, エヴァン・レイチェル・ウッド

“ザ・ラム”のニックネームで知られ、かつては人気を極めたものの今では落ち目でドサ廻りの興業に出場しているレスラーのランディ。
今はどさ回りの興行とスーパーのアルバイトでしのぐ生活を送っていた。
ある日心臓発作を起こして医師から引退を勧告された彼は、今の自分には行く場所もなければ頼る人もいないことに気付く。
新しい仕事に就き、疎遠だった娘との関係を修復し、なじみのストリッパーに心の拠り所を求めるランディ。
しかしその全てにつまづいた時、彼は悟る。
例え命を危険にさらすことになっても、自分はプロレスラー“ザ・ラム”としか生きることが出来ない男なのだと・・・。
実生活でも辛酸をなめたと言われるミッキー・ロークが初老のプロレスラー、ランディを好演。
プロレスの裏側のリアルな部分が描かれていています。
また、 ファイトシーンも殺気だった迫力があり見応え充分。
しかし、本作はプロレスが本当のテーマではありません。
不器用な男の”痛くて切ない生き様”を描いた味わいある作品です。
第65回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞 受賞。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆
昨日は「節分」でした。
季節を分けると書いて「節分」です。
「節分」とは各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、江戸時代以降は「立春の前日」を指す場合が多いのだとか。
「節分」の行事と云えば「豆撒き」ですが、
では、「節分」に”豆を撒く”のは何故でしょう?
立春を新年と考えれば、「節分」は大晦日にあたります。
さらに、豆は「魔滅」に通じ、”鬼に豆をぶつけることにより、前年の邪気を追い払い、新たな一年の無病息災を願う”という意味合いを込めて「豆撒き」をするそうです。
「豆撒き」に使用する豆は、お祓いを行った炒った大豆(炒り豆) が殆どですが、私が子供の頃に育った北海道では落花生を撒いていました。
と云うのも、昔は殆どの家の玄関が土間になっていました。
土の上に大豆を撒くと後で拾っても食べられませんが、殻付きの落花生ならば回収し易くて、地面に落ちても食べられるからです。
これも昔の人の生活の知恵だったのでしょうかね。
”鬼は外! 福は内!”
今朝、我が事務所のハリケーン所長室の床にも豆が・・・。
皆様、撒いた豆はマメに回収しておきましょう!!
池上司 著 「雷撃深度一九・五」を読みました。

昭和20年7月16日、110余名の乗員と人間魚雷回天を乗せた伊五八潜水艦が呉軍港を出港した。
フィリピン東方を通過する敵艦船をグアム―レイテ線上で撃沈せよとの特命を受けた倉本艦長は、宿敵マックベイ大佐と太平洋戦争における艦艇同士の最後の闘いに挑む―。
池上司の潜水艦を舞台にした作品を読むのは「ミッドウェイの刺客」・「無音潜航」に続いて3作目です。
この作品は映画「真夏のオリオン」の原案となったとのこと。
1945年、アメリカ本土から原爆を運ぶ米海軍巡洋艦インディアナポリスを、日本海軍の伊58号潜水艦が撃沈した史実に基づき、日米の双方の視点から描いたものになっています。
著者の後書によると、「半分が史実」、残り半分は架空の設定や筋運びであるとの事。
米軍側は史実の人物が登場し、日本側はほぼ架空の人物に置き換えてあるそうです。
制空権をもち優秀な対潜兵器を備えた巡洋艦に対し、潜水艦がいかに対抗するのか?
潜水艦においては限られた情報しか得られない中での判断が生死を分ける苦悩
狭くてろくに酸素が供給されない悪条件の艦内で長時間耐え続けなければならない苦しさ
伊58号潜水艦vsインディアナポリスの戦いの描写は迫真に迫るものがあります。
本作も期待通りの作品で面白く読ませて貰いました。
「ゴールデンスランバー」
現在公開中
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり
首相の凱旋パレードが行われているそのすぐ近くで青柳は、大学時代の友人・森田と久しぶりに再会していた。
様子がおかしい森田。
そして突然、爆発音が!!
首相を狙った爆弾テロが行われたのだ。
「逃げろ!オズワルドにされるぞ」。
銃を構えた警官たちから、反射的に逃げ出す青柳。
本人の知らない“証拠映像”が次々に現れ、青柳は自分を犯人に仕立てる巧妙な計画が立てられていた事を知る。
青柳は大学時代の友人たちに助けを求めるが…。
ゴールデン・スランバー(Golden Slumbers)とは、「黄金のまどろみ」という意味。1969年に発表されたビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録されたポール・マッカートニー作の曲。
ごくフツーの仙台市民が、なぜか首相爆殺犯に仕立て上げられて、ひたすら街中(下水道を含む)を逃げ回るストーリー。
執拗な警察の追跡に何度も絶体絶命のピンチに遭うが、周囲にも助けられその都度危機を脱して逃げ回る。
と、書くと「逃亡者」のようなシリアスなドラマのように感じますが、そこは伊坂作品。
ストーリーの中に適度にユーモアもあり、巧みに伏線が張られています。
突っ込み処は沢山ありますが、全体的にテンポ良く、最後まで飽きずに観れました。
原作を知っていても、知らなくても楽しめる作品だと思います。
仙台の街を知っている方は必見です!
この映画のお勧め度:☆☆☆☆

多摩川土手に放置された車両から、血塗れの左手首が発見された!
近くの工務店のガレージが血の海になっており、手首は工務店の主人のものと判明。
死体なき殺人事件として捜査が開始された。
遺体はどこに?
なぜ手首だけが残されていたのか?
姫川玲子ら捜査一課の刑事たちが捜査を進める中、驚くべき事実が次々と浮かび上がる―。
「ストロベリーナイト」の姫川シリーズ第2弾!
前作に比較すると、断然、警察小説としての風合いが強い。
今回のストーリーのほとんどは正統派警部補・日下の推理、調査で解決に至っており、姫川はその周りで踊っているだけのようです。
この作品の主題は「父性」で、それをストレートに前面に押し出してくる。
そこそこおもしろいけど、 それほどの驚きの結末やミステリーもなく、わりと単線的なストーリーとなっている。