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今野敏/半夏生(はんげしょう)

2011年04月20日 | 小説

今野敏 著 半夏生(はんげしょうを読みました。



東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。

事件性の疑いはないと考えられたが、男性は原因不明の高熱を発し、間もなく死亡。

それを機に、東京湾臨海署の安積班にただならぬ空気が流れはじめる―

本庁公安部が動きだしたのだ。

海外からウイルスを持ち込んだバイオテロなのか?

地域・道路封鎖に奔走する安積たちの不安をよそに、事態はさらに悪化の気配を見せはじめた・・・。



佐々木蔵之助さん主演でドラマにもなっている”ハンチョウ”シリーズの一作。 

病原菌に感染している人間が、大都市でばら撒く事を目論んだら・・・。

危機意識のない日本という国でバイオ・テロが起きたら、この国はちゃんと機能するのだろうか・・・・。

そのまま「福島原発事故」にも当てはまりそうな、日本の危機管理意識を鋭く問う作品。

ちなみに「半夏生」とは夏至を3つに分けた最後の3分の1の期間ことを指し、夏至から数えて11日目の7月2日頃から七夕頃までの5日間を「半夏生」と云うそうです。


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