老眼が進み文庫本の小さな活字を追いかけるのが辛いHさん。
最近はiーpatで無料漫画ばかり読んでいました。
漫画も飽きてきたので、たまには小説も読んでみるかと云う事でe -bookで無料小説を検索。
そういえば、最近、太宰治の小説が若手俳優主演で映画化されていたな〜。
まずはそれを読んでみよう!
「人間失格」
この小説は遠い昔、学生時代に読んだ記憶がありますが、その時には何が面白いのかさっぱり分からなかった・・・。
歳を取って改めて読み返してみると、主人公の大庭葉蔵の気持ちが解らなくは無いですね。
しかし、こんな生き方には全く共感は出来ない・・・ちゃんと働けよ!
ただ、昔も今も、こんな男が何故か女性にモテるんだよな〜!
”人間失格”かどうかを決めるのは、やっぱり自分自身です。
続いて、 「斜陽」
貴族の凋落の物語・・・
あまりにも寂し過ぎますね~。
貴族の家に生まれなくて良かったな~!?
結末に少しビックリ!
さらに、小林多喜二の「蟹工船」。
こちらも高校生の時に読んだかも?
読み返してみると、北海道開拓時代の遠洋漁業の悲惨さが痛い程伝わってきました。
現在でもブラック企業が良く話題になります。
いつの時代も搾取する側とされる側の構図は変わりませんね。
希望が感じられるラストが救いです。