@ kill time

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福澤 徹三/真夜中の金魚

2013年04月02日 | 小説

真夜中の金魚を読みました。



ツケを払わん奴は盗人や。 

ばんばん追い込みかけんかい!

社長が吠えたその日からバーの名ばかりチーフのおれの災難は始まった。

問題の客は明らかにその筋の匂いがし、お目当てのホステスはおれが密かに同棲している女ときた。

そこへ現れた昔なじみが取り返しのつかない出来事に結びつくなんて、あの時は思いもしなかった―。


前回読んだ「すじぼり」がなかなか良かったので2作目として読みました。

「すじぼり」よりも先に書かれた作品のようです。

今回も九州の田舎町でのワルな主人公のお話。

夜の世界に生きる主人公の周りにはクズながらも魅力ある人物が、次々と登場してきます。

パチンコ、競馬、ぼったくりバー、極道者、テキヤの掟、喧嘩に悶着、様々なウラの世間模様が描かれます。

ストーリー展開もスピード感があって全く飽きさせない期待通りの一冊でした。


この小説の満足度:☆☆☆☆ 

コメント
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