@ kill time

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道尾 秀介 /片眼の猿

2010年06月21日 | 小説


道尾 秀介 著 片眼の猿を読みました。



俺は私立探偵。

ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。

その秘密は追々分かってくるだろうが、「」に関することだ、とだけ言っておこう。

今はある産業スパイについての仕事をしている。

地味だが報酬が破格なのだ。

楽勝な仕事だったはずが―。

気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた・・・。


片眼の猿」とは、

昔、999匹の猿の国があった。

その国の猿たちはすべて左眼だけの片目だった。

そこに両目の猿が生まれた。

その猿は、国中の仲間にあざけられ、笑われた。

その猿のとった行動は・・・

と云うような話をベースにして、

過去を抱えた探偵

ミステリアスな謎の美女

ちょっと変わった隣人達が

繰り広げるドタバタ探偵ストーリー。

コンプレックスを逆手に取って胸を張って生きること。

それが、どんなに難しく、素晴らしいことか。

読後の爽快感を十分に楽しむことが出来ました。

コメント
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