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@ kill time

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スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

夏と花火と私の死体

2008年02月05日 | ○○な話
乙一 著 夏と花火と私の死体を紹介します。


九歳の夏休み「わたし」は友達である弥生ちゃんにあっけなく殺される。

弥生ちゃん自分が殺したことを隠し、兄の健くん相談する。

そこで健くんわたし」を隠して,その時頻発していた誘拐事件に偽装することを提案する。

死体をどこへ隠せばいいのか?

次々に訪れる危機。

二人の死体隠しは難航し、周囲の人も巻きこんでいく。

彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?

そして「わたし」はその一部始終を見ている・・・。


1996年、第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞した作品。

乙一が17歳(執筆時は16歳)という若さで書いたデビュー作という事で遅まきながら読んでみました。

物語は死体の「わたし」の視点で進んでいく。

死者目線からの視点も斬新で、兄妹の死体隠しにもハラハラさせられる。

最後はえっと思うような落ちもあり、一気に読めます。

コメント
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