日系航空大手2社は11月19日、羽田空港国際線の発着枠拡大に伴う来年3月以降の運航計画を発表した。
主力の欧米路線は全日本空輸が現在の2倍の18路線となり、日本航空も大幅に増加する。
現時点では両社合計で成田空港の欧米路線数を逆転し、羽田シフトが強まる形となった。
’両社は国内線の乗り継ぎがしやすい羽田を強化し、訪日外国人らを取り込みたい考え。
これまで羽田は国内線、成田は国際線を主軸に運営してきた。
全日空は、米国路線でサンノゼやシアトルなど4路線を成田から羽田に移管するほか、サンフランシスコ線を新規開設する。
欧州ではミラノ、イスタンブール、ストックホルムといった路線を新たに就航させる。
日航はロサンゼルス線を新たに開設。
ダラスやヘルシンキ線などを成田から移す。
赤坂社長は11月19日、恵只都内で記者会見し「発・着枠を有効に活用し、利便性向上や訪日外国人の増加につなげたい」と話した。
一方、両社は成田空港の路線ネットワークを強化する意向も表明。
日航は来年、傘下の格安航空会社(LCC)「ジップエア トーキョ」が国際線の中長距離路線に進出する。
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