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日高川町議選 1カ月後告示も定数ちょうど 連続無投票の可能性も波乱含み 〈2022年3月18日〉

2022年03月18日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(4月30日)に伴い、4月12日告示、17日に投開票される日高川町議会議員選挙(定数12)まで1カ月を切ったが、立候補を表明しているのは現職11人と新人1人の定数ちょうど。現職1人が引退を表明する一方で2月に新人1人が出馬を表明したが、以降は新人の噂もほとんどなく、2期連続無投票になりそうな低調ムードが漂っているが、前回も告示直前に新人擁立の動きがあり、今回も波乱も考えられる。立候補予定者説明会は22日に開く。

 昨年末に現職の小畑貞夫氏(65)=皆瀬、3期目=が不出馬を表明。小畑氏以外の現職も高齢を理由に「身を引くこともあるが、無投票は避けたい」と態度を保留していたが、立候補の意思を固めて現職11人は出馬の準備を進めている。
 一方、年明けから新人擁立を進めていた町内3番目の大票田(526人)の江川区から無所属新人の農業、山本芳徳氏(46)が立候補を表明した。平成18年以来の議員空白が続く中で、20年ぶりの議員誕生を狙う。山本氏の立候補表明とともに中津地区では水面下で新人立候補の噂も出ていたが、現時点では動きが終息した感が否めず、この1カ月間は、現職11人と新人1人で定数ちょうどの状態が続いている。ただ、前回も告示直前に出馬表明者が出るなど波乱の展開を見せており、今回も同様の展開も予想される。 
 日高川町議選は、定数を削減した8年前に定数12で初めて執行されたが、わずか1人の超過。4年前の前回も無投票当選で極めて低調な選挙が続いている。同町議会は、管内では唯一、議員12人全員が60歳以上と高年齢化。住民から「議員を選ぶことも、評価することも出来ない」と選挙戦を望む声も聞かれるが、名乗りを挙げる人は出ていない。
 立候補を予定しているのは次の各氏。敬称略。原、山本喜両氏は共産、その他は無所属。○数字は当選回数。
 井藤満人(73)=三百瀬(3)=▽伊奈禎胤(65)=小熊(2)=▽入口誠(63)=平川(4)=▽熊谷重美(75)=山野(5)=▽龍田安廣(66)=船津(5)=▽原孝文(66)=坂野川(5)=▽堀辰雄(69)=土生(5)=▽堀江才二(68)=若野(3)=▽山本啓司(60)=和佐(3)=▽山本喜平(67)=初湯川(5)=▽吉本賢次(75)=皆瀬(5)=以上、現職▽山本芳徳=(46)江川・新=。


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日高町比井集落道4月1日供用開始 一次避難場所等も設けた念願道路  〈2022年3月17日〉

2022年03月17日 08時30分00秒 | 記事


避難道路と一次避難場所を整備した比井集落道


 日高町が避難道路等を新設する比井集落道改良工事が、照明灯の付帯工事を残すだけとなりほぼ完了、4月1日から供用を開始する。南海トラフ巨大地震想定で最大11メートルの津波が押し寄せるとされる同町で、沿岸部に集落が位置する同区でも高台避難の必要性から、平成25年度に着手した概算11億5500万円を投入した大型事業。高台に一次避難場所や、集落から上がれる避難路も設けた念願の道路で地域防災へ期待がかかる。

 県が発表した南海トラフ巨大地震想定で同町には津波が地震発生後21分で到達するとされ、沿岸部には最大11メートルの津波が襲うとされている。同区民は、ほとんどが沿岸部で生活していることから、国の漁村再生交付金事業を活用して平成25年度から測量設計に着手し、26年度から着工した。
 地域の山の上にまで車が通れるよう幅員5メートルで、比井崎体育館近くから比井漁港付近の公衆トイレまでの延長約1キロの避難道路のほか、海抜24メートルの位置に1650平方メートルの一次避難場所を整地。途中の集落から避難場所近くの避難道路へ上がれるよう幅員2メートルで延長273メートルと98メートルの2つの道も設けた。
 事業途中、天路山城跡の周知の埋蔵文化財包蔵地内だったことが判明したため、計画変更はあったが、今年度は道路の舗装と水路やガードレールなどの付帯工事に取りかかり、現在は、照明灯の設置を残すだけとなっており、着手から9年を要して大型事業が近く完了へ。4月1日午前9時からの供用開始が決まった。
 設計測量は(株)東光コンサルタンツ和歌山営業所=和歌山市=、(有)稲垣=御坊市=、日本振興(株)和歌山事務所=和歌山市=、施工が(株)中村建設=日高町=、(株)西組=同=、(株)稲垣工務店=同=、(株)中井組=湯浅町=。
 町は「南海トラフ巨大地震は、いつ起こるかわからない中、町民の安心、安全の確保のために進めた事業で、万が一の際には有効に活用できれば」としている。


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印南町 ブロック塀等耐震対策事業促進へ

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御坊ライオンズクラブ 創立55年記念事業で大型絵本3冊ずつ寄贈

 

2022年2月 データバンク

2022年03月17日 08時29分00秒 | データバンク

1日
ボーイズリーグ第52回春季全国大会県支部予選開幕へ。管内から2チーム出場へひきこもり支援NPO法人ヴィダ・リブレが第12回地域再生大賞ブロック賞を受賞

2日
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3日
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4日
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5日
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6日
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8日
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9日
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10日
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13日
御坊市立給食センター周辺で8年ぶり大気質調査美浜町が松の日に苗木植樹和高専学力入試近畿春季軟式野球日高支部予選C級でカンパーニュ県大会へ

14日
由良町4人目の地域おこし協力隊、江村哲也さん着任国の有形文化財で御坊市湯川町、久保田家住宅所有の久保田新作さんに登録証とプレート伝達

15日
県の新年度予算6044億円

16日
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17日
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18日
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19日
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20日
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21日
御坊市名屋地内で民家など5棟全焼関西独立リーグ・和歌山ファイティングバーズが御坊市民球場で強化練習

22日
NPO法人日ノ岬・アメリカ村が海保庁指定の航路標識協力団体に県立高校入試一般出願(1回目)は紀央館普通科で定員超過

23日
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24日
新型コロナ感染で御坊保健所管内の70代男性死亡

25日
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26日
アマゴ漁解禁に向け、日高川漁協が日高川本流に成魚放流全国エコメッセージ絵画コンクール2021で最優秀の古田歩夢君(湯川小6年)の作品が佐川急便の配送車にラッピング日本中学生・高校生管楽器コンテスト関西大会に県代表で和歌山南陵高2年、山本一澪さんが出場へ印南町国民健康保険運営協議会が税率引き上げで日裏町長に答申JA紀州ゆら選果場で木成りハッサクの選果始まる映画「ドラえもんのび太の宇宙戦争2021」の挿入歌を菅原知子さん=御坊市出身=が夫・進さんと作曲

27日
郡市計画道路見直し最終案で駅前吉原線、吉原道之瀬線一部が廃止御坊市藤田井地内、県道御坊美山線を堤防強化兼ね整備へ


印南町スポーツ賞に高校・大学生11人 〈2022年3月16日〉

2022年03月16日 08時30分00秒 | 記事

 印南町の令和3年度(第33回)スポーツ賞受賞者が決まった。昨年度同様に新型コロナウイルス感染症の影響で中止された全国や近畿規模の大会もあり受賞者は例年に比べ少なく、今年度は全国大会6位以内、近畿大会3位以内が対象のスポーツ賞は陸上(やり投げ)、ソフトテニス、柔道、バレーボール、軟式野球競技で高校・高専生8人、大学生3人の11人が受賞。県大会1位が対象の奨励賞は小学生から高校までの個人12人と2団体が受賞。25日午後7時30分から、町公民館で表彰式を行い、賞状やメダルを贈り活躍をたたえる。

 スポーツ賞、奨励賞の受賞者は次の皆さん。所属、学校・学年は受賞対象大会当時。
【スポーツ賞】川口翔(紀央館高3年)JOCジュニアオリンピックU18陸上競技大会男子やり投げ5位▽山崎あかり(和高専3年)全国高専体育大会ソフトテニス競技女子個人2位▽井口陽登(同2年)同柔道競技男子73キロ級3位▽川村幸大(和歌山北高2年)近畿高校ソフトテニス選手権大会男子団体3位▽笹野文乃(京都橘高3年)近畿高校バレーボール優勝大会女子3位▽畑中舞桜(開智高1年)同▽丸木聖悟(天理高第2部3年)全国高校定時制通信制軟式野球大会優勝▽樫尾陽和里(和歌山信愛高3年)全国高校総体ソフトテニス競技大会女子団体3位▽川口真歩(関西大1年)三重国体・代替大会ソフトテニス青年女子団体3位▽大原礼慈(同志社大1年)同少青年男子団体2位▽久保井浩太(龍谷大3年)近畿ジュニア柔道体重別選手権大会男子60キロ級優勝。
【奨励賞】弓倉麻友(稲原小4年)県小学生秋季陸上競技選手権大会4年以下走幅跳▽井田大貴(清流中3年)県中学校総体陸上競技男子共通走幅跳▽川端一輝(印南中3年)県中学校総体ソフトテニス男子個人▽平阪優月(同2年)同▽印南中男子ソフトテニス部(川端一輝、平阪優月、中島隼、吉野航平、岡本隼征、下田隼輝、西山友晴、芝本智哉)同男子団体▽同(平阪優月、岡本隼征、下田隼輝、西山友晴、芝本智哉、山口匠己、芝本歩夢)県中学校新人大会ソフトテニス男子団体▽脇田侑(南部リトルシニア、印南中3年)西日本選手権大会和歌山ブロック予選▽眞田侑和(同、切目中3年)同▽白石泰海(同、同)同▽阪本圭治郎(切目中2年)県中学校秋季陸上競技大会男子共通砲丸投▽中島海成(印南ジュニアテニスクラブ、印南小4年)県小学生学年別大会男子4年以下▽堀池平(田辺高3年)県高校総体登山競技団体▽脇田兼伸(同)同▽中家来都(三重高2年)秋季東海地区高校野球三重県大会。


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アルメリアの切花出荷可能に 暖地園芸センターが鮮度保持技術確立 観賞期間を10日間以上に延伸 〈2022年3月15日〉

2022年03月15日 08時30分00秒 | 記事


切り花出荷が可能となったアルメリア


 御坊市塩屋町南塩屋の農業試験場暖地園芸センターは、春の花壇を美しく彩る花「アルメリア」を切り花で出荷、流通できる技術を確立した。アルメリアは花が日持ちしないことから切り花での市場出荷が困難だったが、宿根スターチス用の鮮度保持剤を利用することで観賞期間を10日以上延ばすことに成功した。御坊市名田町など花き産地にとってスターチスにかわる新しい切り花品目として注目、期待が高まりそうだ。
 鮮度保持技術を確立したのは園芸部長の花田裕美さん(53)。アルメリアはスターチスと同じイソマツ科の植物。30年以上前から種子は販売され花壇などに植えられているが、切り花は売られていない。
 同センターでは、名田町など主産地のスターチスは、2008年頃から販売価格が下落傾向で苗の価格や経費上昇で農家の収益が減少していることから産地活性化に新しい品目が必要と考え、2016年から取り組みを開始。スターチスと同じく無加温条件でハウス栽培できる品目を探し、株の植え替え不要でそのまま何年も収穫できるアルメリアを選んだ。
 花田さんは、農研機構=茨城県つくば市=の湯本弘子博士と市村一雄博士=現福花園種苗(株)代表=の協力で研究した。まず花のしぼみは老化ホルモン「エチレン」が原因であることをガス注入試験で確認。続いて3種類の鮮度保持剤、蒸留水の4パターンで茎をつけて調べたところ開花に糖が必要だと分かった。さらに5つの保持剤でエチレンを抑える成分を比較。7日目まで最も効果があったSTS(チオ硫酸銀)をはじめいずれも10日目に急激に花がしおれたことから、ダリアと同じく保持剤が顎(がく)で止まり花まで到達していないと推察、吸水試験で解明した。そこで花がしおれる原因となるエチレン自体を作らせないAIB(α-アミノイソ酪酸)に着目し、これを主成分とした市販の宿根スターチス用鮮度保持剤「ピチピチブルファン」(福花園種苗(株))で試したところ10日目でも花が観賞できた。この保持剤には糖も含まれ、これにつけてバケツ輸送すれば全国へ切り花出荷が可能。さらに花店で切り花活性剤を利用することで2週間程度まで観賞期間を延ばせる。
 アルメリアは花き卸売り市場のバイヤーや小売の花店などの間で、クラシックカラーが特にかわいらしくテーブル花やブーケなどアレンジに使いたいと評価がとても高く、花き農家の救世主品目となりそうだ。
 花田さんは「切り花出荷は30年以上前に失敗しているが、鮮度保持剤の研究が進み可能になった。市場などでの評価はとても高く、花き農家の皆さんの助けにつながれば」と話している。スターチスと同じ条件で栽培できるシンジーシルバー、シンジーディープラベンダーの栽培促進技術も確立しており、今年度中にこれら3品目の栽培マニュアルを公表する。


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13日 須佐神社(南塩屋)おとう祭

21日 県誕生150年記念式典開催

野口キャンプ場 大阪キャンピングカーショーでPR

日高川町 小中校の廃校舎を順次解体


みーやちゃんフォトコン入賞作品 〈2022年3月13日〉

2022年03月14日 08時30分00秒 | 記事


KOWANさんの「美人の団欒」

いくみさんの「紀州鉄道×ひまわり」


 御坊市観光協会が「日本のシンデレラ宮子姫ブラッシュアップ事業」で公募した第1回みーやちゃんフォトコンテストの入賞作品が決まった。ツイッター、現像写真の2つの部門があり、それぞれ最優秀賞1作品、優秀賞2作品、みーやちゃん賞5作品を選び、特産品、みーやちゃんぬいぐるみをプレゼントする。応募作品は観光協会や市の広報、SNS、パンフレット、メディア等で活用する。コロナ感染予防で表彰式は行わない。

 みーやちゃんぬりえコンテスト、みーやちゃんぬいぐるみの製作に続く第3弾事業。「美」をテーマに昨年12月22日から2月28日まで公募し、ツイッター部門は35人110作品、現像写真部門は40人101作品の応募があり、8日に協会役員がテーマとの整合性、御坊らしさを基準に審査し、入賞作品を選んだ。
 最優秀賞は、ツイッター部門がKOWANさん(ペンネーム)が昨年6月に野口のとびやま花しょうぶ園で撮影した「美人の団欒」。しょうぶ園メンバーとみーやちゃんが歓談する写真で「とびきりの美人が仲良くおしゃべり」とコメント。協会役員は「素敵な笑顔の二人と花しょうぶが美しい作品。テーマにぴったりで高評価」と講評。
 現像写真部門が、いくみさん(ペンネーム)が昨年8月に紀州鉄道紀伊御坊駅で撮影した「紀州鉄道×ひまわり」。赤色の紀州鉄道、黄色のひまわり、みーやちゃんが入った写真で「紀伊御坊駅が華やかに!来年も綺麗な花を咲かせますように!」とコメント。協会役員は「満開のひまわりと紀州鉄道から夏の爽やかな美を感じとれる作品。御坊らしさと色のコントラストが高評価」と講評。
 協会事務局は「たくさんのご応募いただき、ありがとうございました。両部門とも甲乙付けがたい個性的で素晴らしい作品ばかりでした。来年度も継続する予定なので、ぜひご応募下さい」と。両部門とも最優秀賞は特産品3万円相当、優秀賞は特産品1万円相当、みーやちゃん賞は特産品1000円相当と、それぞれみーやちゃんぬいぐるみをプレゼントする。
 優秀賞、みーやちゃん賞の受賞者は次の皆さん。
【優秀賞】ツイッター部門=テキトーな物書きbyk「御坊駅前イルミネーション」▽小山志織(しおこ)@和歌山ライター「舞妃蓮」
 現像写真部門=高橋順二「太鼓台の神事」▽阪口成次「クライマックス」。
【みーやちゃん賞】ツイッター部門=モコ「りんこうリフレクション」▽しずやん「キッズみーやちゃん」▽ほそかわ「ミニみーやちゃんと」▽たまたま「夕暮れの紀州鉄道」▽yukipote「お姫さまみたい?」
 現像写真部門=かったん「躍動」▽小池安彦「朱の共演」▽ほそやん「乗り子」▽ゴン「河口に沈む夕陽」▽山本昌広「万福寺のイチョウ」。


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御坊市消防団、三浦市長に「まとい」受賞報告

南山スポーツ公園(日高川町)の管理棟施設「Nベース」がまもなく供用開始

御坊署がロマシ御坊店で災害写真パネル展(17日まで)

西岡氏(印南町)と逸見万壽丸顕彰会(日高川町)に日高振興局長が活動たたえ感謝状


日高広域観光振興協議会 クルーズ客に「ひだかブランド」PR パンフ、レシピ完成でプロモ活動 〈2022年3月12日〉

2022年03月12日 08時30分00秒 | 記事


パンフレット、レシピブックで、ひだかブランドPR(手前は関連商品)


 国交省の「クルーズの更なる寄港促進を通じた地域活性化事業」を活用し、日高広域観光振興協議会(金崎昭仁会長)が「日高港へのクルーズ船寄港に向けた食と観光プロモーション事業」で作成した「ひだかブランド」のパンフレットと食レシピブックが完成。国内外の船社に日高地方の観光ツアー、日高の食を使った料理メニューを提案するなどブランドの周知と購買促進に向けたプロモーション活動に力を入れる。

 日高港には国内最大「飛鳥Ⅱ」をはじめ「ぱしふぃっくびいなす」「にっぽん丸」が定期的に寄港。寄港時はオプションツアーが行われるが、行き先のほとんどが白浜や高野山など管外のため、日高地方の魅力を高め、滞在時間を増やし、地元でお金を使ってもらおうと、国の事業を活用し、協議会が認定した「ひだかブランド」を生かした食と観光プロモーション事業に取り組んでいる。
 ブランドの周知と購買促進を図ろうと「ひだかブランドパンフレット」と「ひだかブランド一週間レシピブック」をそれぞれ5000部つくった。パンフレットはA4カラー12ページで南高梅、ゆら早生、金山寺味噌、きしゅううすい、紀州あかもく、ごんちゃん、かきまでご飯の素、衣奈わかめ、松ブランド野菜など全15ブランドと取扱事業者の41商品を写真入りで分かりやすく紹介している。
 レシピブックはB5版カラー12ページで、1日目は松きゅうりと松トマトとささみの冷製パスタ▽2日目はあかもくそうめん、あかもく丼▽3日目はうすいごはん▽4日目はかきまでごはん▽5日目は南高梅スーラーうどん、ゆら早生サンド▽6日目は金山寺味噌餃子▽7日目は南高梅しゃぶしゃぶ、若鶏金山寺味噌マヨネーズ焼き-の日替わりメニューのレシピを掲載している。
 レシピは、クルーズ船の船内料理として提供できるメニュー、乗船客や地元も含めて日ごろ家庭で簡単につくれるメニューをあわせて考えた。7日目のメニューは、みなべ町のリゾートホテル「WAKAYAMA MINABE」と連携して開発し、南高梅しゃぶしゃぶは同ホテルで提供。あかもく丼は由良町の平佐館で提供している。
 プロモーション活動として13日に東京ガーデンテラス紀尾井町で開催中の和歌山名産品展(12日~21日)に出展し、パンフレットとレシピを配り、ブランド品も持参して日高地方の食と観光をPR。翌14日は「飛鳥Ⅱ」の船社、外国船の船社を訪問し、船内料理への採用、乗船客へのPRなどをセールスする。日高地方の各種観光体験メニューを組み合わせたオプションツアーも提案する。
「ぱしふぃっくびいなす」と「にっぽん丸」の船社にはリモートでセールスするほか、日高港に31日寄港の「ぱしふぃっくびいなす」、4月27日寄港の「にっぽん丸」の乗船客にPRする予定。パンフレット、レシピは日高振興局、管内市町、JR駅、道の駅、印南SAなどで配布するほか、県内外の各種イベントでも活用する。


抽選で10人にプレゼント
HPから感想を

 パンフレットとレシピブックは、同協議会のホームページに掲載。見た感想を寄せてくれた人の中から抽選で10人に、パンフレットに掲載の関連商品の中から1人につき1商品プレゼントする。


 その他の主なニュース

 JR西日本 12日からダイヤ改正

 11日 交安協支部 御坊小で贈呈式

 由良町 スポーツ賞の受賞者決まる

 SIS 無料プレオープン


日高川町 鳴滝にオートキャンプ場新設へ コロナ禍で需要、温泉にも隣接 〈2022年3月11日〉

2022年03月11日 08時30分00秒 | 記事


オートキャンプ場整備を計画する第2鳴滝キャンプ場前の芝生広場


 日高川町は、高津尾の第2鳴滝キャンプ場バンガロー前にある芝生広場をオートキャンプ場として整備する費用約800万円を計上し、町の新たな行楽施設の誕生に期待を寄せる。同町には以前、温泉館鳴滝付近の日高川河川敷に約30区画のオートキャンプ場があり、大人気だったが、度重なる増水被害と紀伊半島大水害で壊滅状態となって閉鎖されて以降初のオートキャンプ場の誕生を目指す。

 同エリアは、旧中津村時代にまちづくり総合支援事業として平成15年から開発を開始。合併後も5カ年計画で計画を進め、約25億円を投じて「あやめの里ふれあい地区」に指定された高津尾地内の本郷、尾曽、中木地区約96ヘクタールで7つの主要事業を実施した。そのうちの1つとして、鳴滝第2キャンプ場上流の広さ2300平方メートルの敷地に、あやめ園や東屋、芝生広場、駐車場などを設けた公園が平成20年に完成した。
 オートキャンプ場として改修再整備するのは、あやめ園下流にある約1600平方メートルの芝生広場。第2鳴滝キャンプ場のバンガローの前に位置し、隣には広い駐車場、公衆トイレもあり、キャンプ場としての条件が既に整っている。計画では、電源設備や炊事場を整え、芝生を活用しつつ車両が進入できるように整備し、1区画約150平方メートルのサイトを9区画整備する。
 コロナ禍でのアウトドアブームでキャンプ需要は高く、川辺インターチェンジから車で30分以内で、周囲には日高川の風光明媚な大自然、吊り橋を渡った対岸には温泉施設の「あやめの湯鳴滝」、下流に生産量日本一を誇る紀州備長炭研修施設やきのくに中津荘があり、大自然の中で、備長炭や地域の産物を活かしたオートキャンプを楽しめる場所として都会のキャンプ客にも人気が出そうだ。
 同町には、対岸の第1鳴滝キャンプ場バンガロー前の日高川河川敷にオートキャンプ場があった。芝生を敷き詰めた広場に約30区画のキャンプサイトがあり、移動式のトイレ棟や各区画にコンセントも整備されて大人気だった。しかし、度重なる日高川の増水などで改修を繰り返し、紀伊半島大水害時で壊滅的な被害に遭うなどして閉鎖された。
 町では、今後も寒川地区の廃校グラウンド跡地や利用客の少ない公園で同様の観光施設等の整備を検討しているという。


 その他の主なニュース

 27日 桜・舞・道成寺3年ぶり開催

稲原さんぽ道の会 案内所に写真展示し活動紹介

 市ファミリーサポートセンター 今年度会員目標500人突破

 日高川町防災センター 東日本大震災のパネル展


ブランド寝具 ダイワセンイ全国2冠達成 マットレス、羽毛ふとん販売数 〈2022年3月10日〉

2022年03月10日 08時30分00秒 | 記事


表彰状を手にした野村代表(右)とトロフィーを持つ野村店長


 寝具製造販売の(株)ダイワセンイ=日高町高家=は、西川・FITLABO(フィットラボ)オーダーマットレスやオーダー枕等の快眠寝具販売実績の、プレミアムオーダーマットレス部門で全国台数1位、プレミアム羽毛ふとん部門で枚数1位の2冠を達成、マットレス総合部門でも全国2位に入った。大都市や地方都市への店舗出店や加盟店の多くが、人口の集まる地域でビジネス展開する中、地方で販売実績を伸ばした好結果だけに業界でも注目されている。

 西川(株)と寝具専門店(123店舗)でつくる快眠ひろばの会は、西川「FITLABO」オーダーメードシステムを中心に寝具で快眠に特化したビジネスを展開。毎年、販売数や商品(価格帯)によって点数化された実績で、部門ごとに表彰している。
 ダイワセンイはプレミアムオーダーマットレス部門で前年度は年間273で4位だったのが、今年度は688で前年比252%と大きく飛躍。プレミアム羽毛布団は2021年に発売された新商品で初代栄冠に輝いたほか、マットレス総合ポイントも前年度520の7位から今年度823とし前年比158%でジャンプアップした。
 このほど、オンラインで開催した快眠ひろばの会の第12回総会で表彰。ダイワセンイの野村浩介店長(34)がインタビューで「地域密着にこだわり、一人ひとりのお客様の睡眠と向き合うことができました。一年間お客様に支えていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と答えた。
 快眠ひろばの会では、身体のラインを測れる立体測定器と体圧測定器があり、測定結果と快眠マイスターのカウンセリングを基に一人ひとりに応じたオーダーメードのマットレスや枕などを販売。今回1位受賞のプレミアムオーダーマットレスは、個々の体型ラインや身長・体重BMIなどを計算し、4万3200通りに組み合わせられる完全オーダーメード商品。オーダー枕は日高地方で計算上30人に1人が使っている人気ぶり。西川「FITLABO」ブランドの認知度も年々高まっているという。
 ダイワセンイはコロナ禍で厳しい状況ではあるが、販売伸び率を競うプログレンス部門で全国1位を獲得するなどした前年度に続く受賞で、丁寧なカウンセリングや接客が、地元で上質な眠りのファンを増やし、一人ひとりの睡眠の悩みに応じた提案が結果につながったと言えそう。
 ダイワセンイの野村浩一代表取締役(61)は「ここ数年で良質な快眠への関心は高まり、眠りの質改善に繋がる健康寝具に需要が集中しており、特にマットレスはオーダーメードや快眠商品を選ぶ方の割合が大幅に増えている」と分析。受賞に対して「大変光栄で、お客様、すべての関係者の皆様に心から感謝し、今後もより一層、地域の皆様に喜ばれる寝具専門店を目指して努めてまいります」と話した。


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印南町 過去2番目の積極型予算 65億円計上、防災福祉センター建設など 〈2022年3月9日〉

2022年03月09日 08時30分00秒 | 記事


来年度完成をめざす防災福祉センター(完成イメージ図)


 印南町は7日、令和4年度当初予算を発表した。一般会計予算は歳入歳出それぞれ前年度比13・2%増の65億214万8000円で、新庁舎建設時の平成27年度の67億8898万円に次ぐ過去2番目の積極型予算。町は「『チャレンジとスピードアップ 希望をもてるまちづくり』の推進」をスローガンに、防災福祉センター(仮称)建設や中学校統合に向けての建設予定地調査設計、切目橋本体工事着手、町道改良工事など必要な施策へ積極的に予算付けした(6面に関連)。

 主な歳出は、防災福祉センター工事請負費7億5606万3000円、町道上野山線工事請負費3億100万円、切目橋架け替え工事請負費3億円、統合中学校建設予定地測量調査設計業務費1億4400万円 ふるさと応援基金積立金1億円、ふるさと応援寄附金決済手数料5170万円、斎場火葬炉設備更新工事費1750万円など。
 防災福祉センターは南海トラフ巨大地震などによる津波被害に備え、浸水地域にある町社会福祉協議会が入る町福祉センター施設を庁舎近くの高台に移転し、防災の拠点と福祉の拠点を併せ持つ複合的な施設として海抜30メートルの役場庁舎北側の町道沿いにある3384平方メートルの町有地に建設するもので来年度中の完成をめざす。
 施設は鉄骨2階建て(延床面積1260平方メートル)。別棟の倉庫(鉄骨2階建て、延床面積300平方メートル)を設け、センターと倉庫を間につなぎ大屋根(10メートル×18メートル)を設置。空き地となる大屋根の下は災害時の避難者やボランティアの受付場所などに活用する。
 町道上野山線は海抜30メートル近くあり避難場所となる印南避難センターもある高台エリアを通る。周辺の一部が宅地化され、住宅が建設されているが、道路沿い周辺は約2万平方メートルが農地で、道路整備を進めることで宅地化を促すため改良事業に昨年度から着手。延長1・1キロの町道を幅員約4メートルから車道7メートルに拡幅するとともに歩道(2メートル)も設け令和6年度中の完成をめざす。
 同町は高台の宅地化を促すため水道管敷設などのインフラを整備する未来投資事業も進めており、道路改良工事と合わせて来年度は水道管敷設にも取り組むため当初予算に1750万円を計上している。
 令和元年度から取り組んでいる切目橋架け替え工事は今年度で撤去工事を終え、橋梁の下部(橋脚)工事に入る。来年度から本格的に本体工事に取り掛かり、令和7年度中の完成をめざす。統合中学校建設予定地調査設計はこのほど、中学校統合委員会の答申を受けて取り組む。建設予定地は印南地内の宇杉ヶ丘団地東側の宇杉と光川両区にまたがる広さ7・5ヘクタールの用地で地権者は43人。来年度に都市計画法に基づく開発行為許可申請や林地開発許可申請手続きを行う。測量調査設計業務のほか、建物等調査業務も行うため当初予算に1800万円を計上している。


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