紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市少年少女発明クラブコンテスト表彰式 〈2022年3月5日〉

2022年03月05日 08時30分00秒 | 記事


表彰を受けた福田さん、笠井君、辻浦さん(前列左から)


 御坊市少年少女発明クラブ(会長・上西一永御坊商工会議所会頭)の段ボールを使った発明コンテスト表彰式が3日に市役所で行われ、2年連続で市長賞を受賞した笠井健玄君=名田小5年=、アイデア賞を受賞した福田彩葉さん=野口小4年=、デザイン賞を受賞した辻浦光莉さん=同5年=に賞状と記念品を贈った。コンテストはクラブ員を対象に毎年テーマを変えて行い、今年で6回目。

 発明コンテストは、子どもたちの創造性を養い、想像を形にしていくおもしろさを体感してもらおうと、前市長の発案で平成27年度に実施した自然エネルギーを利用した発電くふう展のコンセプトを受け継ぎ、28年度から牛乳パック、ペットボトル、段ボールの3つのテーマをローテーションして日ごろの生活に役立つ発明品を募集している。
 今年度は小学4~6年生のクラブ員33人が参加し、アイデアあふれる発明品を出品した。2年連続で市長賞に選ばれた笠井君は「ダンボールサーキュレーター」をつくった。モーターで風を起こすが、ペットボトルでつくったプロペラでうまく風を起こせるように何度も角度を変えるなど工夫した。「2年連続で市長賞に選ばれ、うれしかった。来年も3連覇をめざしたい」と話した。
 アイデア賞の福田さんは「スチール・アルミ缶分別機」をつくった。箱の上に置いた水車型の輪に磁石を着け、スチール缶は奥まで運び、アルミ缶は手前に落とすことで箱の中で分別できるよう上手く工夫。デザイン賞の辻浦さんは「シューティング7」をつくった。発射台からピンポン球を飛ばし、本体につけているカップに入れて得点を競うゲーム機で、発射台から球を上手く飛ばせるよう工夫。2人とも「受賞できてうれしい。来年は市長賞を狙いたい」と話した。
 表彰式には三浦源吾市長とクラブ専任指導員の高木浩一さんが出席。3人に表彰状と記念品を贈った三浦市長は「発明の楽しさ、ものづくりのおもしろさを体感できたと思います。この体験を生かし、今後も科学、技術に興味を持ち続けてほしい」とあいさつ。入賞3人を含む33人の作品は7日から11日まで市役所1階ロビーに展示する。


 その他の主なニュース

由良町オリジナル絵本ストーリー最優秀賞は芝田さんの「見習い天狗」

御坊市3月定例議会4日に開会、三浦市長が施政方針演説

県立高校入試本出願状況・紀央館普通科9人超過

日高川町が生産量日本一の紀州備長炭の製炭工程や魅力を動画で発信