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23日 日高港 で「飛鳥Ⅱ」おもてなしイベント。7市町物産販売やステージ発表 〈2019年3月19日〉

2019年03月19日 08時30分00秒 | 記事

23日に初寄港する「飛鳥Ⅱ」


 日本最大のクルーズ客船「飛鳥Ⅱ」=全長241メートル・総トン数5万142トン、定員872人=が23日朝、日高港へ初寄港するのにあわせ、御坊市が午前8時から午後1時まで「おもてなしイベント」を実施する。「心に残る温かいおもてなしで、今後の定期入港につなげたい」と、打ち上げ花火や道成寺会式の名物「ジャンジャカ踊り」をはじめ日高地方の物産販売、ステージ発表など各種イベントを用意している。

 午前8時から日高地方のゆるキャラが集まり「ジャンジャカ踊り」と天音太鼓保存会の太鼓演奏で乗船客をお出迎え。8時15分から歓迎セレモニーを行い、市長あいさつ、花束贈呈、記念盾交換などを行い、終了後すぐ、海上の北防波堤先端から昼間でも分かる色付き花火20発を打ち上げる。
 ステージイベントは午前9時から始まり、市民吹奏楽団、ゆるキャラ大集合、まるちゃんず、天音太鼓保存会、わんだーらんど、地域密着型アイドルグループ「Fun×Fam」が出演する。
 物産展は午前8時から始め、7市町や御坊商工会議所、JA、漁協などがブースを用意し、日高地方の特産物を一堂に集めて観光PRに努める。飛鳥Ⅱのオリジナルグッズ(キーホルダー、ペン、タオルなど)も販売する。
 ブースではGO!GOBOプロジェクト協議会の花チームが、乗船客対象に「花の体験コーナー『フラワードリームスペース(花・夢・空間)inごぼう』」を行い、花を使った各種体験で「花のまち御坊」をPRする。
 午前11時から伊勢エビが入った豪華海鮮鍋を振る舞う。乗船客は先着300人、一般来場者は先着100人(午前10時から引き換え券配布)。
 午後0時20分からのお見送りセレモニーを行い、地元のよさこい踊り連「夢屋舞組」が踊りを披露したあと、午後1時の出港にあわせて打ち上げ花火40発、バルーンリリース、紀央館高校漫画部がデザインした小旗を振って見送る。
 公募で決まった40人を対象にした船内見学会は午前10時から行う。このほか、市職員2人が横浜港から乗船し、船内で御坊市や日高地方の魅力などを乗船客にPRする。


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第1回日本国際観光映像祭「美しき御坊祭」文化部門優秀賞 受賞 〈2019年3月17日〉 

2019年03月17日 08時30分00秒 | 記事

賞状を持つ中田さん(左)と宮路さん(後の映像が作品の一場面)


 和歌山大学国際観光学研究センターと摂南大学で構成する実行委員会主催の第1回日本国際観光映像祭が13日と14日に大阪市の大阪工業大学で開かれ、日本部門の「文化財・宗教・巡礼」部門で御坊市名屋町、(有)中田鶏肉店専務の中田直希さん(43)がつくった「日本の美しき伝統祭~御坊祭り2018PV風」が優秀賞に選ばれた。ドローン映像や最新技術を駆使した作品が多い中で、人にスポットを当てた映像が「感動した」と高い評価を受けた。
 
 日本へのインバウンド観光客が大幅に増加している中、日本の観光振興のためには「より良い観光映像が必要」と、木川剛志・和歌山大学観光学部准教授が総合ディレクター、代表を務める実行委員会が主催し、和歌山大学観光学部が共催、観光庁などが後援する初の映像祭を開催。日本、国際両部門に国内外からプロモーション映像(15分以内)とコマーシャル映像(1分以内)200作品以上がエントリーした。
 日本部門は「観光誘客」「文化財・宗教・巡礼」「スポーツツーリズム」自然・農村・山村観光」など8部門あり、うち「文化財・宗教・巡礼」は最優秀賞に和歌山観光プロモーションビデオ、優秀賞に中田さんの「御坊祭」など2作品が選ばれた。中田さんは、(株)宮路製材所=御坊市島=役員で市議会議員の宮路雅仁さん(55)が制作しているインバウンド用の御坊祭プロモーションビデオ(PV)の監督・編集・撮影を担当しており、この映像の一部を映画祭に出した。
 作品は、昨年の御坊祭で東薗組四つ太鼓の乗り子の化粧や着付けの様子を、きれいな映像と音楽で編集した約4分間の映像。中田さんは「御坊祭は美しい祭りということを、より多くの人に知ってもらいたいと思い、人にスポットを当てた感動してもらえる映像、心にぐさっと突き刺さる映像を心掛けた。日本アカデミー賞監督の作品や最新技術を駆使した作品が多数エントリーされる中、入賞は難しいと思っていたが、審査会場で映像を見た人たちから『わぁー』と驚きの声が上がるのを聞いて、うれしかった」と話した。
 御坊祭のプロモーションビデオは、インバウンドの流れを御坊にも引き寄せようと、宮路さんが中田さんに依頼し、スタジオパートスリー、ライトスタッフ、杉本卓治氏(祭具師)、サンクリエーション、サンホームクリーニングの協賛で制作中。昨年10月5日の本祭で9組ごとに四つ太鼓乗り子の着付けや化粧の様子から四ツ太鼓や獅子舞の宮入り、のぼり差しなどの様子を撮影。外国人観光客を意識した映像と音楽を中心に構成し、1組につき3~4分に編集し、総収録時間は約45分。
 完成後、関西国際空港はじめ市外や県外のショットバーなど外国人観光客が訪れそうなところで流してもらえるよう働きかける。宮路さんは「私も審査会場に行って、いくつかの作品を見たが、中田君がつくった映像が一番良かった。プロモーションビデオは近く完成するが、今回の受賞はその活用に大きな弾みがついた。外国人観光客は祭りを好きな人が多い。御坊祭に興味、関心を持ち、御坊を訪れてほしい」と話した。


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印南町 平成30年度スポーツ賞21人1団体決まる 種目数は過去最多 〈2019年3月16日〉

2019年03月16日 08時30分00秒 | 記事

 印南町の平成30年度(第30回)スポーツ賞受賞者が決まった。今年度は全国大会6位以内、近畿大会3位以内が対象のスポーツ賞は小学生から一般までの個人21人、1団体が受賞。受賞者数は29人で平成28年度の40人に続いて2番目に多く、テニスや野球、バレー、体操、ホッケー、柔道、陸上、クレー射撃と種目数は過去最多となった。県大会1位が対象の奨励賞は小学生から一般までの個人14人と1団体が受賞。18日午後7時30分から町公民館で表彰式を開き、日裏勝己町長が一人ひとりに賞状やメダルを贈る。

 スポーツ賞、奨励賞の受賞者は次の皆さん。
【スポーツ賞】川端一輝(印南ジュニアソフトテニスクラブ、印南小6年)近畿小学生ソフトテニス大会個人3位▽丸田祐大(同、印南小5年)同▽坂井孝成(田辺体操教室、稲原小6年)近畿ジュニア体操選手権大会男子個人総合3位▽辻浦壱経(印南中3年)近畿中学校総合体育大会ソフトテニス男子個人3位▽川村幸大(同2年)同▽片山剛志(同)近畿中学生ソフトテニス選抜インドア大会男子個人3位▽印南中女子ソフトテニス部(嶋田実南、樫尾陽和里、山崎あかり、浜本亜純、大地紗永、樫尾咲依里、林李々花、畑中望来)近畿中学校総合体育大会ソフトテニス女子団体3位▽福田蒼太(和歌山スリーアローズ、清流中1年)全日本少年野球軟式野球クラブチーム選抜大会NBJ予選3位▽村上香汰(南部リトルシニア、印南中3年)全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ奈良・和歌山代表決定戦優勝▽中村彩人(同、同2年)同▽丸木しおん(天理高第二部2年)全国高校定時制通信制体育大会バレーボール大会女子優勝▽中野聖也(尽誠学園高3年)ソフトテニスゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップ男子シングルス3位▽嶋田惠太(和歌山北高3年)第13ソフトテニスジャパンカップU20男子シングルス3位▽大谷晟寿(南部高3年)全国高校軟式野球選手権近畿大会準優勝▽山本真生(同2年)同▽夏見弥侑(和高専4年)近畿地区高専体育大会バレーボール女子優勝▽山崎祐莉(同2年)同ソフトテニス女子個人優勝▽西川陽香(紀央館高3年)近畿高校ホッケー選手権大会女子3位▽前本真弥(和歌山信愛高1年)近畿高校ソフトテニス選抜インドア大会女子団体優勝▽久保井仁菜(京都文教高3年)全日本カデ柔道体重別選手権大会女子48キロ級3位▽楠本晃大((有)喜久屋電設、印南)国民体育大会クレー射撃競技トラップ団体3位▽貴志栄子(島田)全日本マスターズ陸上競技選手権大会W60ハンマー投優勝。
【奨励賞】印南はまゆう(内田莉咲、笹井春菜、玉置莉菜、畑中里桜、保川千紗都、笹井美桜、稲谷穂華、玉置美桜、石橋妃那、坂下心奈、木下万稟、中家朱梨)県小学生バレーボール大会優勝▽玉井蒼祐(熊野路ジュニアレスリングクラブ、印南小2年)県ジュニアレスリング大会小学1、2年生重量級優勝▽坂井俊紀(田辺体操教室、稲原小3年)県ジュニア体操競技選手権大会男子Cクラス円馬優勝▽久保井亜門(久保井塾、切目小6年)全国小学生学年別柔道大会県予選6年生男子50キロ級優勝▽脇本琉星(和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガース、清流中2年)ボーイズリーグ日本少年野球関西秋季大会県支部代表決定戦優勝▽脇本悠月(同、同1年)同▽杉本気翼(切目中2年)県中学柔道新人大会男子55キロ級優勝▽石橋清佳(日高高3年)県高校陸上競技対校選手権大会女子円盤投優勝▽池田昌玄(南部高2年)県下高校野球新人戦優勝▽岡本哲也(同)同▽周家一磨(同)同▽叢哲成(同1年)同▽廣辻華(紀央館高1年)県高校ユース陸上競技選手権大会女子走高跳優勝▽高木美咲(近大附新宮高2年)県高校ゴルフ選手権大会女子個人優勝▽丸木裕道(天理高第二部3年)全国高校定時制通信制体育大会陸上競技県予選男子100メートル、200メートル優勝。


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日高川町 平成30年度スポーツ賞、奨励賞決定 功労賞に陸上指導の小串親秀さん 〈2019年3月15日〉

2019年03月15日 08時30分00秒 | 記事

スポーツ功労賞受賞の小串親秀さん


 平成30年度日高川町スポーツ賞と同奨励賞の受賞者が決まった。スポーツ功労賞には、陸上競技の指導者として有能な選手を育成するとともに、町体育協会長として町スポーツの振興に尽くした小串親秀さん(71)=土生=が受賞する。スポーツ賞には、全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会」の女子バレーボール競技で準優勝した玄子の谷口優花さん(23)、南未さん(22)、愛美さん(20)3姉妹が選ばれた。奨励賞には全国大会規模の大会に出場するなどした個人21人と1団体、新たに生涯スポーツ奨励賞として2人と1団体が受賞。表彰式は25日午後4時から町農改センターで行う。

 スポーツ賞は、町のスポーツの健全な普及発展に貢献のあった人や全国規模の大会で優秀な成績を収めた競技者などに贈られる。
 功労の部でスポーツ賞を受賞する小串さんは、県高校駅伝で日高高校男子7連覇、全国大会出場はじめ、競歩でオリンピックに3回出場した小坂忠広選手=日高高校卒・旧龍神村出身=ら一流選手を育てた。近畿や和歌山陸上競技協会の役員として協会の運営、陸上競技の発展に尽力し、平成25年には日本陸上競技連携秩父宮章を受賞した。町体育協会では平成21年から10年間会長を務め、総合型地域スポーツクラブ「南山スポーツクラブ」の設立に尽力し会長に就任するなど、町スポーツの振興に力を尽くした。小串さんは「身に余る素晴らしい賞を頂き恐縮しています。支えてくれた多くの仲間を代表しての受賞です」と話している。
 一般の部でスポーツ賞を受賞する優花さん、南未さん、愛美さん3姉妹は、第18回全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会」の女子バレーボール競技(知的)に県代表チームでそろって出場し、準優勝を飾った。
 スポーツ奨励賞は、高校生が全国大会出場、小中学生は県規模以上の大会で優勝した人、生涯スポーツ奨励賞は、同分野で全国大会出場が選考の対象となる。 奨励賞受賞者の主な出場大会は次のとおり。
 五味登以(小熊・開智高)平成30年度全国高校総体男子バレーボール競技▽宮崎莉沙(入野・同)同女子バレーボール競技▽松下紗良(和佐・和歌山南陵高)同空手道競技・女子個人形▽木下真衣(同・同)同▽坂田葵(同・日高高)同弓道男子団体▽野田敦史(同・同)同▽西山咲良(寒川・日高ドリームガールズ)NPBガールズトーナメント2018全日本女子学童軟式野球大会▽上平晃太郎(高津尾・中津中学校)第49回ジュニアオリンピック陸上競技大会・ジャベリックスロー▽上畑真由(鐘巻・大成中、UAC)同女子1500メートル▽井戸良(千津川・日高高)第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」男子砲丸投げ、男子円盤投げ▽森美優(小熊・紀央館高)同女子円盤投げ▽髙山純代(中津川・日高川町役場)第18回全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会」▽宮崎雅椰(入野・大成中)第32回全国都道府県対抗中学校バレーボール大会▽平松知奈(初湯川・紀央館高)第50回全国高校選抜ホッケー大会▽林美侑(川原河・同)同▽平松楓(初湯川・同)同▽小早川恵利佳(三佐・同)同▽原幸日(玄子・日高高)皇后杯第37回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会▽上山莉央(土生・同)第37回全国高校弓道選抜大会女子団体・個人▽白井駿希(松瀬・丹生中)第70回県中学校総体三段跳び▽角希美(蛇尾・和高専)第53回全国高専体育大会女子バレーボール。
 団体の部▽大成中男子駅伝部、第40回県中学校駅伝競走大会優勝、第26回全国中学校駅伝大会。
 生涯スポーツ▽中津トランポリンクラブ、2018全国トランポリン・シャトル競技大会▽高畑有美子(初湯川・紀の国日高川支部)第7回スポーツ吹矢選手権大会▽堀本久美子(小熊・同)同。


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24日 日高町で文化財保護醸成に初の歴史講座 天路山城跡の価値を知ろう 〈2019年3月14日〉

2019年03月14日 08時30分00秒 | 記事

弘春社がある若一王子神社


 日高町などは24日午後1時30分から、町中央公民館で歴史講座「湯河氏の城-その歴史と魅力-」を開く。町が主催する初めての講座で文化財保護意識を高めるとともに、町民らに中世山城の魅力、歴史的価値を知ってもらおうと計画。講座では、比井にある天路山城跡と関係が深いと見られる湯河氏について専門家が報告したり、パネルディスカッションで考察する。
  
 同城は別名を比井城とも言い、標高約70メートルに位置し、天正年間の戦国時代、日高地方に勢力を持った湯河氏が築城したとされる。湯河氏の山城の中では本城の亀山城(御坊市丸山)に次ぐ規模を持ち、地域支配の中で重要な位置を与えられていたと考えられる。
 近畿大学文芸学部特任講師の新谷和之氏が「奉公衆湯河氏と湯河弘春-天路山城跡の城主を考える-」、和歌山城郭調査研究会会長の白石博則氏が「湯河氏関連城郭と天路山城」、和歌山県文化財センターの川崎雅史氏が「考古学からみた湯河氏の城」をテーマに報告。湯河氏の城について語るパネルディスカッションもある。
 若一王子社には湯河氏の当主・直春の弟やいとことも言われる弘春を祭った神社・弘春社(こうしゅんしゃ)があることから、弘春が比井に強い影響力を持ち、天路山城の主であった可能性が高いという。比井周辺はリアス式海岸で良港となるため、中世から近代にかけて海上交通の要衝であり、同城は湯河氏が港を抑える場所として最適だったと考えられる。
 その天路山城跡では、比井地内の避難場所や集落道の造成に伴い、元職員が周知の埋蔵文化財包蔵地内ではないと判断、事前の発掘調査がなされないまま工事が進められ、城郭遺構の一部を崩し、県から保護違反と指摘された。
 この反省も踏まえ、昨年11月に職員の意識を高めるために文化財研修を実施しており、今後、文化財の魅力を伝えようと力を入れるためにも、今回の講座を初計画。町広報誌などでも広く呼びかけ、定員120人の事前申し込みなしで参加無料として一般向けに募集しているほか、一部職員も参加する予定にしている。
 講座は町とともに紀伊考古学研究会、和歌山城郭調査研究会、和歌山地方史研究会が主催。県教委や御坊市教委、日高郡教育委員会連絡会が後援。
 問い合わせは、町教委教育課(電話63・3812)へ。


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SA 印南の日高観光物産センター(株)売り上げ、入場者過去最高へ 〈2019年3月13日〉

2019年03月13日 08時30分00秒 | 記事

業績を伸ばしている日高観光物産センター(上り線施設)


  印南町西ノ地、阪和自動車道印南サービスエリアで運営する日高観光物産センター(株)の今年度2月までの総売上高は上下線施設合わせて2億9000万円と過去最高だった前年度同期を1000万円上回っており、過去最高となるのは確実な状況。好調な運営に代表取締役の日裏勝己・印南町長は「テナント業者など関係者みんなが努力している結果で本当にうれしい限り」と喜んでいる。

 同センターは平成18年4月に上り線をオープン、下り線は4年後の22年4月にオープンした。業績は順調だったが、平成27年に上り線施設をリニューアルしたことや高速道路がすさみ町まで延伸、またテナント業者の営業努力などもあり27年以降はさらに業績を伸ばし、前年度は売上高3億706万1829円で初の3億円超えしたほか、入場者数も初めて40万人を突破し40万3834人と、ともに過去最高記録した。今年度はらさにそれを上回る勢いだ。
 売上高は上り線で5月、7月、今年の1月、下り線で5月、7月、9月が前年度を下回ったものの、上り線で9月と10月が前年度比15%増、下り線も10月の14%増をはじめ6月と今年2月も10%増となっている。入場者数も2月までの累計が上り線が22万2297人、下り線が15万3500人で過去最高だった前年度同期を上回っている。
 業績が順調に伸びていることについて日裏町長は「私たちの目指すところは、設立目的である日高地方の振興であり、地元特産品の全国に向けての販路拡大や観光名所、伝統文化の伝承だ。この好調な業績を維持しさらに伸ばしていけるよう今後も充実した事業展開を進めるなど鋭意取り組んでいきたい」と話している。


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美浜町議会開会「託して幸せと言われるように」 籔内美和子町長が所信表明 〈2019年3月12日〉

2019年03月12日 08時30分00秒 | 記事

所信表明する籔内美和子町長


 

 美浜町の平成31年3月議会は11日に開会し、籔内美和子町長が所信表明した。籔内町長は「初心を忘れずおごることなく、公平・公正な町政に取り組んでまいる所存」と町のかじを取る重責への覚悟を述べ、議員や住民らに理解と協力を依頼。「最後に僕と結婚してよかったと思われるように努力したい」との夫・克彦氏のプロポーズの言葉になぞらえ「私も住民の皆様から、この4年間『やぶうち』に託して幸せだったと言ってもらえるように、誠心誠意努めてまいります」と町長としての決意を述べた。

 籔内町長は冒頭、県下初の女性町長に選ばれた栄誉に深く感謝し「平成最後の節目のこの定例会に所信表明ができることに、改めて身の引き締まる思い」。選挙期間中、「『強く』『優しく』『美しい』まち美浜」をスローガンとして掲げた(1)一人の犠牲者も出さない。災害に「強い」まちづくり(2)子育て、高齢者の暮らしを応援する「優しい」まちへ(3)煙樹ケ浜などの「美しい」まちを守り、住民の健康や産業振興に-の3つを柱に、今後進める事業施策を説明した。
 (1)では、南海トラフ巨大地震への備えとして、田井畑地区津波避難タワーや上田井地区避難施設などの早急な整備、避難行動要支援者対策や地域防災計画の強化、小中学校での防災教育推進などを提示。風水害対策では、土砂災害警戒区域への砂防事業や浜ノ瀬区高波対策について県に要望していくとした。災害に負けない強く元気な住民育成を目指して、住民同士のつながりを重視し、自分の身を守れるよう介護予防事業と連携し高齢者の体力づくりを図る必要にも言及した。
 (2)では、幼児と高齢者が共に刺激しあえるようなサロンを実施し、多世代交流や子育て交流、サロンなどの場として地方創生事業を活用したい考えを示した。高齢者対策として▽地域で楽しく健康で暮らせるための地域包括システムの構築▽認知症になってもその人らしく過ごせる地域づくりに向け、当事者や家族の居場所、行方不明時の連携体制、早期発見できる対策の実現▽買い物・通院・サロンなどへの送迎サービス等、移動を支える仕組みづくり-を提示。子育て支援では▽高校生までの医療費無料化の検討▽新生児の聴覚検査補助▽妊娠期から子育て、将来的には高齢者までの包括的支援▽多く文化に触れる機会の確保▽子どもの口腔ケア-をあげた。
 (3)では、煙樹ケ浜松林など自然を生かした健康づくりや、人を呼び楽しませる施策実施が必要とした。特産物を生かした新商品開発から、儲かる産業構造創出につなげたい考えも提示。現在進行中の西川改修事業については、関係者や住民らの理解と協力を得ながら、より一層早期の改修実現に向け最善の努力をすることを約束した。
 女性ばかりでまちづくりを語る女性リーダー町づくり隊を置き、提言を受けたい考えも提示。女性消防団員の誕生も願った。
 職員とはコミュニケーションを密に「職員の母として時には厳しく、時には優しく共に住民サービスの向上に一生懸命取り組んでまいります」。多くの声を聞き入れ、住民と語り合える風通しよいまちづくりを目指すことを誓った。


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GO!GOBOプロジェクト、今夏商品化、プロモーション活動 〈2019年3月10日〉

2019年03月09日 08時30分00秒 | 記事

11月のキャンピングカーイベント


 御坊市は「わがまち魅力発信事業・GO!GOBOプロジェクト」で、平成31年度は「花」「宮子姫」「アウトドア&食」「紀州鉄道」の4チームが開発した体験プログラムを商品化し、プロモーション活動を展開する。国の地方創生交付金1260万円を活用し、6月までに商品化の内容を決め、7月からインターネット広告や旅行会社等への売り込みなどプロモーション活動を行う。あわせて県内外から協力サポーターを募り、市民らの参画者を増やすネットワーク拡大にも力を入れる。

 着実に御坊に愛着を持つ人を増やそうと「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに宮子姫、寺内町、観光農園、スターチス、紀州鉄道など観光資源を活用し、30年度に4チームがそれぞれの体験プログラムを開発。インターネットサイトで全国ユーザーの意見も取り入れ、先行体験イベントを実施。
 アウトドア&食チームは、野口オートキャンプ場を「キャンピングカーの聖地」にしようと、フェイスブックで国内最大級のキャンピングカー倶楽部メンバーと連携し、昨年11月にキャンピングカーパラダイス御坊を開き、全国から30台60人が参加。寺内町散策やみかん狩り、地元食材の料理を出した御坊マルシェなどを楽しんだ。
 宮子姫チームは、インバウンドの流れを引き寄せようと、外国人女性をターゲットに今年1月に先行体験イベントを行い、アメリカや中国などから18人が参加。宮子姫ゆかりの吉田八幡神社で宮子姫そばを食べ、美人王子の塩屋王子神社を参拝、全国一真生産量を誇るスターチスの髪飾りづくり体験、胡蝶蘭のアレンジメントを楽しんだ。
 紀州鉄道チームは、沿線の商店街エリアや寺内町に新しい人の流れをつくり活性化を図ろうと、17日まで車内を昔懐かしい駄菓子やグッズで飾り付けし、ノスタルジーな空間を演出する「紀州鉄道駄菓子列車」を運行し、関連イベントも実施。土曜日、日曜日は車内にカウンターを設け、駄菓子を販売し、家族連れらの人気を集めている。
 花チームは、23日に日高港に初寄港する国内最大客船「飛鳥Ⅱ」の乗船客を対象に花の体験コーナー「フラワードリームスペースinごぼう」を実施。スターチス、カスミソウ、ガーベラ、バラなどで彩った花回廊をつくり、ハーバリウム、オリジナルアクセサリー、フラワーアレンジメントの体験教室を行い「花のまち御坊」をPRする。
 今後、4チームごとに商品化するプログラム、実施主体、ターゲット、協力パートナーなどを決め、7月から順次プロモーション活動を展開する。インターネット広告制作・掲載、ポスター・チラシ制作、プロジェクトの告知動画制作などを行い、商品をPRするほか、ふるさと納税返礼品への出品も検討する。
 また、将来的なI・Uターンも見据え、プロジェクトに関わってくれる人を増やそうと、フェイスブックやインスタなどSNSを活用し、県内外からプロジェクトの協力サポーターを募るほか、地域住民の参画者も増やすなどネットワーク拡大に力を入れる。市企画課は「新たな人の流れをつくることで、まち全体が活性化するよう取り組んでいきたい」としている。


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市議会定数特別委「4人削減」たたき台に議論 〈2019年3月9日〉

2019年03月09日 08時30分00秒 | 記事

4人削減で議論を始めることになった特別委


 御坊市議会議員定数等調査特別委員会(田端卓司委員長)は8日に開き、今後の委員会運営について協議。昨年12月議会で定数14を2削減する条例改正案が議員提案され、反対多数で否決された経緯から改選後の議会で特別委員会を設けて議論することにした。この日は委員からたたき台として「4人削減」が提案され、他の委員から異論は出ず、4人削減から議論を始めることで意思統一を図った。

 昨年12月議会では当時の山田勝人議長が人口減少や行革、将来の市町村合併を視野に議会運営委員会での議論を求め、全員協議会で意見を聞いた上で賛成派の西本和明議員が定数2削減の条例改正案を提案したが、賛成5人、反対7人の反対多数で否決。反対派から「議論の時間が足りない」「時期尚早」との意見が多かったこともあり、改正後の議会で特別委員会を設けて議論をすることにした。
 この日の委員会では、まず結論を出す時期が議論になり、田端委員長が「期限を切るつもりはない。時間をかけて議論したい」との意向を示したが、山田委員は「議論は昨年12月から始まっている。すでに議論のベースは出来ており、遅くとも今年12月議会には結論を出すべき」、西本委員は「長く議論すればいいというものではない。次の選挙に出ようと考えている人もいるだろうから、早く結論を出してあげた方がいい」、平井俊哉委員は「たたき台を出してもらい、早めに結論を出すべき」と、短期間が主流を占めた。
 次に、議論のたたき台として山田委員が「2人削減が否決された。議論を始めるたたき台として4人削減を提案したい。今後、議論していく中で3人になるのか、2人か、1人かは分からないが、まずたたき台を決めないと議論が始まらない」と提案。西本委員が「4人削減したら、どのようなメリット、デメリットがあるのか、そういう調査研究をしていったらいい」と賛同。他の委員から異論は出ず、4人削減から議論を始めることになった。
 特別委員会は賛成派が多数を占めるため、削減で議論が進むのは確実。昨年12月議会から新人2人が増えたが、14人の顔ぶれを見ると、反対派が過半数を占める現状に変わりはない。今後、議論を進める中で「時期尚早」を理由に反対した議員が態度を変えるかに注目が集まりそう。
 また、防災・減災対策特別委員会(山本清司委員長)も開き、執行部から市の対策概要を聞き、今後の取り組みについて協議した。

 総括質疑 8日の本会議では上程14議案の総括質疑を行い、終了後、常任委員会に審査を付託。常任委員会は11日に開く。


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御坊市議会、西本氏が皇位継承10連休対応質す〈2019年3月8日〉

2019年03月08日 08時30分00秒 | 記事

関係各課に10連休の対応を質す


 7日の御坊市議会3月定例会一般質問で、西本和明議員が皇位継承に伴う10連休について「市民生活に影響が出ないよう、どのような対策を考えているか」と婚姻や出生届、休日診療、斎場やゴミ収集、保育所や学童保育、介護保険サービス、行楽施設、消防など関係各課に対応を聞いた。一般質問はこの日で終わり、8日は上程議案の総括質疑を行う。

  西本議員は特に市民課に対して「4月30日の平成最後、5月1日の新元号初日は記念日となるので、婚姻届、出生届が増えることが予想される。日直で対応するのではなく、職員がきちんと対応して『おめでとうございます』と記念品を渡しても良いのではないか」と求め、宮下幸代市民課長は「従来通り日直対応となるが、5月1日は婚姻届が予想されるので、問い合わせの状況に応じて受け付けの応援態勢を検討している」と答えた。
 栄土新吾健康福祉課長は「休日診療は医師会の輪番制で対応しており、しっかり啓発する。緊急時の相談対応は準備している」。田中孝典介護福祉課長は「介護サービス事業所から休業する話は聞いていない。緊急時は迅速に対応できる体制を組む」。
 西川宏洋社会福祉課長は「保育所、学童保育は休むが、仕事などで子供を預かって欲しい場合などはファミリーサポートセンターに会員登録し、サービスを受けてもらうよう啓発に努める」。杉本誠司環境衛生課長はごみ収集や斎場、ペット対応などに「ゴールデンウイークなどと同様の対応を行う。市民に不便をかけることはない」。
 木下由美商工振興課長は「オートキャンプ場は予約で満杯。ゴルフ場、運動公園は通常通りの運営を行う」。阪本興平教育総務課長は「前もって分かっているので計画的に授業日数を確保するよう各校にお願いしている」。小畑秀樹消防長は「消防、救急業務とも問題ないよう準備している。高速道路を利用する際は渋滞情報を確認し、適切な経路で搬送する」と答えた。
 この日は、宮路雅仁議員が市議選期日前投票の対応を聞き、嶋西良晃選管局長は「投票や家族等の送迎以外で長くいる人には庁舎からの退出をお願いした」。田端卓司議員は交通弱者の交通手段確保を質問。古谷守幸企画課長は「どのような方法が良いのか、引き続き検討したい」と答えた。

受動喫煙防止条例や給食無料化

 6日は松本隆史副議長が学童保育の現況と今後の見通しを質問。西川社会福祉課長は「4月から新しい委託先がスムーズに運営できるよう支援員と事務の引き継ぎを行っている」。
 村上宗隆議員は新元号改正による影響と対応を質問。桑憲史総務課長は「住民情報システム改修による影響はないと考える。改元後、窓口で発行するものは新元号で対応可能」。
 小川春美議員は学校給食費無償化を要望。阪本教育総務課長は「多子世帯の負担軽減で第3子以降は無償にしている。受益者負担の原則があるので無償化は考えていない」。
 小池佐左夫議員は受動喫煙から子どもを守る条例制定を検討するよう提案。栄土健康福祉課長は「本市や圏域全体でもう少し受動喫煙防止の意識が盛り上がるのを待ちつつ、啓発できる部分は行う」と答えた。


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