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秋祭りサンデー、見物人でにぎわう 〈2018年10月10日〉

2018年10月10日 08時30分00秒 | 記事

升持ちとともに大笑いする鈴振り(笑い祭)

横一列に連ねて練り歩く(森祭)

雄、雌の獅子舞を披露(富安祭)

見物人を楽しませた駆け馬(紀道祭)

当屋が鬼獅子を披露(長子祭)


 秋祭りサンデーとなった7日、日高地方では笑い祭(日高川町)や紀道祭(同)森祭(御坊市)富安祭(同)など各地で行われた。秋晴れの好天の下、各神社とも家族連れら多くの人でにぎわいをみせた。14日は原谷祭(日高町)衣奈祭(由良町)大歳神社祭(印南町)が行われ、祭りシーズンは中盤に入る。

 笑い祭 日高川町江川、丹生神社で行い、名物の「鈴振り」をシャッターに収めようと、多くのアマチュアカメラマンらが取り囲むなど多くの見物人でにぎわった。
 鬼が出迎えた後、和佐の「箱獅子」や江川、山野、松瀬の獅子舞が一斉に行われ、御旅所を出発。顔を白く塗り、赤色で顔の頬に「笑」の文字と派手な衣装の「鈴振り」が、左手に宝箱を持ち、右手で鈴を振り、「笑え、笑え~、世は楽じゃ、永楽じゃ」と大笑いしながら、御輿を先導。4組の屋台や四つ太鼓が宮まで続いた。
 宮に戻った後は山野、江川、和佐、松瀬の屋台や四つ太鼓が練り歩き、境内では巫女の舞、和佐の「踊り獅子」、松瀬の「竹馬」、山野の「雀踊り」、江川の「奴踊り」のほか、獅子舞などを奉納した。
 森祭 御坊市塩屋町南塩屋の須佐神社で行われた。午前中に御輿や屋台、のぼり、四つ太鼓などが塩屋漁港の御旅所までお渡り。神殿式のあと、笛や太鼓の音色にあわせて3頭の獅子舞を同時に奉納。大人、子ども計4台の四つ太鼓が威勢良く練り歩き、御輿を中心に四つ太鼓、屋台が横一列につながると、大勢の見物人から歓声や拍手がわき起こった。午後から神社で宮入りした。
 富安祭 朝から四つ太鼓などが地区内を周り、夕方からは四つ太鼓や屋台、のぼりが高台にある「明神さん」前まで威勢良く練り歩き、到着後、のぼり差しを行い、管内最大の七反のぼりや5反のぼりなどが競演。獅子舞は雄、雌2頭が力強く舞い、観衆から大きな歓声や拍手を受けた。
 紀道祭 日高川町三百瀬、紀道神社で行われた。
 三百瀬、北、平川、南、の4組の四つ太鼓や屋台、などが勇ましく練り、馬場先では当屋番の三百瀬の本獅子と南、三百瀬の舞獅子など奉納した。力強いのぼり差しも披露し、歌舞伎の「連獅子」を飾りにした三百瀬のだんじりも注目を集めた。
 夕方には名物の駆け馬があり、4頭の馬が2頭ずつ境内から馬場先までの400メートルを競い合って疾走。スピード感満点の走りに見物人から大きな歓声が上がった。
 長子祭 日高川小釜本、長子八幡神社で行われた。
 当屋の佐井を先頭に老星、坂野川、三佐、田尻、本郷の屋台などが宮入り。獅子舞を奉納した後、鬼の追い出しが行われた。
 社務所から鬼を出して祭りを進行させようとする当屋の佐井組と引きとめようとする他組の若中がぶつかり合い、攻防戦を繰り広げた。
 屋台などがお旅所まで練り歩いた後、当屋組の鬼獅子を披露。鬼と獅子の競演に見物人からも声があがった。


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