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御坊市ファミリー・サポート・センター1周年を祝う 〈2018年10月11日〉

2018年10月11日 08時30分00秒 | 記事

関係者や利用者がくす玉を割り1周年を祝う


 子育て支援の拠点として平成29年10月に御坊小学校北校舎に開設した紀中地域初のファミリー・サポート・センターが10日に丸1周年を迎えたのを記念し、市から事業委託を受けているNPO法人Com子育て環境デザインルーム=白浜町、松本千賀子理事長=がお祝い会を開き、行政関係者や会員が交流した。現在は御坊市、日高川町、日高町の1市2町が参画し、会員は当初目標の2倍に達するなど子育て世代から好評を得ている。

 子育てをサポートしてほしい人(利用会員)に、支援できる人(スタッフ会員)を紹介する事業で、県下では7カ所目。学校への開設は県下初で全国的にも珍しい。当初は市だけだったが、今年4月から日高川町、7月から日高町が参画して広域実施しており、スタッフ会員50人、利用会員137人、スタッフ・利用の両方会員10人の計197人(9日現在)まで増え、当初目標100人の2倍に達している。
(1)保育施設や習い事の送迎(2)残業時のお迎えと預かり(3)発熱時のお迎えと受診(4)病児の預かり(5)ちょっとした息抜き-などを有料で支援。オープン後から9月25日現在の累計利用件数は326件。未就園児の預かりが158件と最も多く、次いで保育施設までの送迎45件、習い事への送迎30件。利用した保護者から「良かった」と好評を得ており、子育て支援の拠点として定着。今後も周辺町からの参画、利用が増えると予想される。
 お祝い会では、松本理事長が「スタッフ会員、利用者をはじめ、学校、行政、地域の皆さんに感謝申し上げます。今日から心新たに次のスタートを切ります。利用して良かったと言ってもらえる場所になるよう引き続き頑張ります」とあいさつ。来賓の米倉守・市民福祉部長は「地域で安心して子育てできるよう、みんなで頑張りましょう」、弓倉正啓御坊小校長は「就学前に保護者の方がコミュニケーションを深められるのは私たちにとってもありがたい」と祝辞を述べた。
 西川宏洋・市社会福祉課長が「今後も広域展開が進むと思っています。2年3年と末永くエンドレスに発展することを祈念したい」とジュースで乾杯。サポート会員14人に松本理事長から感謝状が贈られたほか、利用者や子どもたちも参加したくす玉割りもあり、和やかに懇談、交流した。


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