嶋田君の作品「いねをかるおとうさん」
野村君の作品「リコーダーを吹く自分」
MOA美術館など主催、本社など後援の第27回MOA美術館中紀児童作品展の審査はこのほど行われ、最優秀の県知事賞・MOA美術館奨励賞に志賀小3年の嶋田倫也君の「いねをかるおとうさん」、塩屋小4年の野村和志君の「リコーダーを吹く自分」が選ばれた。両作品は全国展に出展。入賞作品130点は24、25の両日に有田川町の有田中央高校同窓会館で展示され、銅賞以上57点の入賞者表彰式は25日に同館で行われる(佳作以降は後報)。
日高・有田両地方の小学校の児童から1175点の応募があった。
嶋田君の作品は、8月に父親がカマで稲刈りする様子を見ながら、水彩で描いた。麦わら帽子や服の汚れたところなど細かに描写しており、稲穂の一粒一粒を描くのが難しかったという。「普段から手伝いをしており、お父さんの農業する姿はかっこいいので描きました。絵は好きで、選ばれてうれしいし、賞に入ったことを伝えたら、お父さんも喜んでくれた」とにっこり。
野村君の作品は、御坊市藤田町吉田の絵画教室(阪本由捷さん指導)で撮してもらった写真を基に制作。リコーダーを持つ複雑な指を見事に描き、服や肌の色感、影などもよく表現されている。野村君は同展に1年生の時から出展しており、過去3回はいずれも入賞。昨年は金賞、今年は見事最高位を獲得した。「こんな賞をもらえるなんて信じられません。うれしいです」と話している
日高地方の入賞は次の皆さん。カッコ内は小学校名。
【特賞】県教育委員会賞=新田紳策(湯川5年)▽御坊市長賞=鈴木はな(御坊6年)▽日高川町長賞=保田萌里(寒川第一5年)▽日高町長賞=坂成海(内原4年)▽由良町長賞=中尾櫂(由良2年)▽美浜町長賞=稲葉千紗(松原1年)▽NHK和歌山放送局賞=川神大地(内原6年)▽朝日新聞和歌山総局賞=中野泰佑(湯川5年)▽産経新聞社賞=文蔵理世(藤田4年)▽毎日新聞和歌山支局賞=橋本昊征(御坊3年)▽読売新聞和歌山支局賞=新野裕馬(藤田6年)▽テレビ和歌山賞=小竹さくら(塩屋4年)▽(株)和歌山放送賞=宮井礼菜(藤田4年)
【金賞】高野敬一朗、阪本美沙(以上藤田3年)小池麻央(御坊3年)上田愛莉(藤田5年)
【銀賞】阪本悠羽、米田琴葉(以上藤田4年)小川隼、山岡美緒(以上同5年)坂尻知果、正木杏奈(以上同6年)
【銅賞】岡本亜樹(御坊3年)大江胡桃、山田武聖(以上同5年)山崎逸喜(内原5年)池田有沙(寒川第一5年)家吉晟礼(湯川5年)越本裕貴(同6年)坂下倖(内原6年)西田豊(松原6年)
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