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県議選・日高郡選挙区は8年ぶり無投票 冨安民浩、坂本登、玄素彰人の現職3氏が当選 〈2023年4月2日〉

2023年04月03日 08時30分00秒 | 記事


花束を受け、9期目の当選を喜ぶ冨安氏

次女の直未さんらから花束を受ける坂本氏

万歳三唱で当選を祝う玄素陣営


 統一地方選前半の県議選が31日に告示され、日高郡選挙区(定数3)は、いずれも自民党現職の冨安民浩氏(75)=日高町高家=、坂本登氏(76)=みなべ町南道=、玄素彰人氏(49)=印南町印南=の3人以外に立候補者はなく、8年ぶりの無投票当選が決まった。冨安氏は9回目、坂本氏は7回目、玄素氏は2回目。それぞれ日高地方、県政発展に全力を尽くす決意を示した。

 冨安陣営 事務所には午後5時に無投票当選の報が伝わり拍手が起こった。冨安氏は「私が担当する日高郡の議席に間違いがなかったと言われるように、4年間、務めさせて頂く」と語った。
 管内町長はじめ約200人の支援者(主催者発表)が詰めかけ、鈴木恒雄・後援会長代理が「早々と当選確定を頂いたのは、皆さんの支援の熱気が対立候補を許さない力になった。議員活動の力の源泉は、皆さんのご支持とご支援、変わらぬ支援をお願いしたい」と述べ、由良町の山名町長は「出陣式で、政治家としての時間もそう多くはないと話されたが、もっと日高のために活躍してほしい」とさらなる活躍を期待した。
 冨安氏は「引き続いて4年間、県議会で日高郡の貴重な1議席を担当させて頂くことになり、ありがとうございました。議席を担当する責任と使命の大きさに改めて身の引き締まる思い。やりたいこと、やらなければならないことは一杯ある。私の議席に間違いがなかったと言われるよう務めさせて頂く。私の政治活動に選挙と同じ力をお寄せ下さい」と支援に感謝した。

 坂本陣営 坂本氏が戻ると、拍手喝采で迎えられ、祝勝会。万歳三唱し、次女・直未さん(41)と姪・生田裕美さん(39)が、生田富美子夫人(72)とともに坂本氏へ花束を贈り祝福。早川正志後援会長(70)が「日頃から皆さんのご支援あってこその当選。今後もくまなく走り続けます」と謝辞、籔内美和子美浜町長や堀口晴生印南町議会議長が祝辞を述べた。
 坂本氏は「支持者の皆様の熱い思いが無投票に結びついた。大勢の方々から祝福を受け、政治冥利に尽きる」と7期目の当選に感謝し「のぼるはやります!走ります!をスローガンにし、1次産業の振興なくして地域の発展がないというのが信条。外国に売っていく地産外消を知事に相談して前向きに頑張り、世界へと輸出することを真剣に取り組みたい」と訴えた。
 重点政策に日高地方の地場産業である農林水産業の発展と育成、快適な環境や豊かな風土を守る公共事業の確保、安心して暮らせる福祉、教育の充実をあげ「これからはアイデアの時代。経営感覚を持ち、みんなの力を結集し、日高地方のため、和歌山のため、しっかり頑張っていくことを誓う」と力強く語った。

 玄素陣営 午後5時前から事務所前には日裏勝己印南町長をはじめ支援者らが集まり、午後5時を知らせる音楽放送とともに街宣から戻った玄素氏を拍手で迎えた。
 世話人の金崎昭仁氏は「前回の5650人のご支援、そして今回の4年間の彼の活動に賛同した多くの支援者が彼に期待している。初心忘れることなく、これからも皆様方にお約束したことを全力で頑張って頂きたい」と、お祝いの言葉。
 玄素氏は「今日は一日、6つの町を走らせて頂くと、自分が思っていた以上に手を振ってくれるんですね。やっぱり多くの人にお支え頂いているんやなと改めて感じると同時に、次の期もしっかりやらせて頂かないとあかんなと思った。人口減少が、多くの地域の停滞、問題を引き起こしているというのが私の思い。次の期も引き続きそうしたところのいろいろな問題に取り組んでいきたい」と述べ、支援者らに感謝した。
 みなべ町議会議員の山本秀平氏は「みなさんと一緒に『チーム玄素』としてこれからも地域を盛り上げていけることが本当に楽しみです」と述べ、万歳三唱の音頭を取り、集まったみんなで当選を祝った。


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