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御坊市観光協会総会、効果的なPR活動で誘客促進へ 〈2016年6月4日〉

2016年06月04日 08時30分00秒 | 記事

来年2月にファムツアー実施(写真は平成23年のツアー)


 御坊市観光協会(古久保恭一会長)は2日、市役所で平成28年度総会を開き、事業計画や予算などを決めた。今年度のメーン事業は市から委託を受けたプロモーション事業の実施。御坊の魅力ある地域資源を再発掘、整理して作成するオリジナルストーリーを市内外に情報発信する市の「わがまち魅力発信事業」の一環で、京阪神の旅行会社等へのPR活動やファムツアーを計画しており「観光客誘致に向け、効果的なPR活動を行いたい」としている。

「わがまち魅力発信事業」は、市が「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の新規事業で「市民がふるさとに愛着と誇りを持ち、市内外に御坊市の魅力を最大限発信し、交流・定住人口を増やす」ための取り組みとして国の交付金4000万円を活用して実施。地域資源を再発掘、整理、組み合わせて磨きをかけることで「地域全体で共有できるオリジナルストーリー」を作成し、それに基づき、プロモーション戦略を展開する。
 観光協会にはプロモーション事業として市から100万円を委託。オリジナルストーリーの作成状況を見ながら、情報発信事業を委託している中紀バス(株)大阪事務所=近藤政幸所長=の協力を得て京阪神の旅行エージェントやマスメディアなどへのPR活動、ファムツアーを実施する。ファムツアーは来年2月以降に予定し、御坊の魅力を体験してもらい、ツアーの商品化や新聞、雑誌への掲載などで誘客につなげたい考え。
 ファムツアーは市が平成23年度にも行い、この時は京阪神の旅行会社や新聞社、雑誌社13社・機関が参加。「花回廊と寺内町散策」をテーマに宝神社、寺内町、農園、日高港EEパークなどを訪れた。紀州鉄道に乗車し、昼食に市観光商品開発促進協議会が開発・商品化した「宮子姫花かご弁当」を出し、参加者から好評を得た。その後のツアー商品化やPRに役だったことから、観光協会は「御坊の魅力を大いにアピール、セールスし、より多くの観光客に来ていただけるように努めたい」としている。
 他の主な事業は阿南市活竹祭や藤井寺市民まつり、東海和歌山県人会等への参加をはじめ、日高港やEEパーク・SioトープのPR活動、大型観光客船入港のポートセールス、市民向けのガーデニング教室、語り部育成、友好交流協議書協定を締結した中国大連市との都市交流など。また、観光協会初のPR大使に任命している印南町樮川出身のシンガーソングライター、にしゆきさんの委嘱更新も承認したほか、役員改選で古久保会長はじめ役員全員を再選した。


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