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仁坂知事を囲む会で4選へ決意、事実上の決起集会 〈2018年2月18日〉

2018年02月19日 08時30分00秒 | 記事

「期待を裏切らないよう頑張りたい」と決意を述べる
仁坂知事


 仁坂吉伸知事(67)=当選3回=を囲む会は16日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開き、県選出の与野党国会議員や市町村長、県議、市町村議会議員をはじめ支援者ら約1000人が参集。秋に任期満了(12月16日)に伴う知事選を控え、仁坂知事の4選出馬は確実で、21日開会の2月定例議会で正式に出馬表明する。出馬について直接触れなかったものの「期待を裏切ることのないよう頑張りたい」と決意を口にし、来賓からも知事の手腕に期待する言葉が相次ぎ、事実上の決起集会となった。

 拍手に迎えられ、入場した仁坂知事は「平成18年12月に初当選してから12年目を迎えた。この間、皆さんに手取り足取り、時には叱咤激励を受けながら育ていただいた。皆さんのことを先生だと思っている。ひとつ自分でよくやったと言えるのは、さぼらないで一生懸命仕事をしたこと。今もこれからも皆さんのご指導を受けながら一生懸命やっていきたい」と感謝の言葉を述べた。
 甚大な被害に見舞われた紀伊半島大水害、男女総合優勝・天皇杯を獲得した紀の国わかやま国体、天皇・皇后両陛下をお迎えした全国植樹祭、高速道路をはじめとしたインフラ整備などを振り返りながら「皆さんと様々な思い出を共有できたことは大変な幸せ」と述べた上で「これで終わりかと言えば、まだまだしかかり中のもの、やりたいことがある。皆さんに教師になっていただき、これからもしっかり頑張りたい」と意欲を見せた。
 さらに、自民党県連が仁坂知事の推薦を決めたことに「ありがとうございました。感激しています」と感謝。出馬には「県議会で正式に言わせていただきたい」と言及は避けながらも「こうして私を囲んでいただき、頑張れと言っていただいた皆さんを前にすれば『期待を裏切ることのないよう頑張りたい』と心の中で思っている」と4選への決意を口にし、大きな拍手を受けた。
 島正博後援会副会長は「県民の幅広い支持を受け、県政発展に全力を尽くしてきた。着実に成果を上げ、この勢いそのままに引き続き元気な和歌山実現に向け陣頭指揮を執ってほしい。知事を中心につながりを一層強くしてほしい」と支援を求めた。自民党を代表して門博文代議士が推薦に至った経緯を説明し「力を合わせ素晴らしいふるさとをつくりましょう」と激励。希望の党の岸本周平代議士、公明党県本部代表の多田純一県議、尾崎太郎県議会議長、神出政巳県市長会長(海南市長)寺本光嘉県町村会長(紀美野町長)が実績や手腕を評価し、今後の活躍を期待した。
 知事選に向けては、元参議院議員で自民党県連会長代行の大江康弘氏(64)が昨年11月に出馬表明。同党の公認は得られなかったが、無所属で出馬する意向を示している。共産党は無所属新人を擁立し、推薦する方針のため、今のところ三つどもえの公算が大きい。


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