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県高校野球新人戦決勝で南部が和歌山東を逆転で下し16年ぶり優勝 〈2018年9月11日〉

2018年09月11日 08時30分00秒 | 記事

和歌山東打線を1失点に抑える好投の周家

南部は8回、小竹の右中間3塁打などで4点を奪い逆転


 県高校野球新人戦の決勝戦が9日、田辺市スポーツ公園野球場であり、南部が4-1で和歌山東を逆転で下し、16年ぶり4度目の優勝を飾った。南部は先発の周家が4回まで1人の出塁も許さず、7回に不運な形で1点を先制されたが、8回に尾田の同点適時打、小竹の適時3塁打などで一挙4点を奪って逆転勝ち。周家の快投が終盤の逆転劇を呼び込んだ。

 ここ数年は部員不足などで低迷が続いていた南部が、準決勝で智辯和歌山を下すなど16年ぶりの優勝で古豪復活を印象づけ、来春の選抜出場に向けて弾みを付けた。
 和歌山東との決勝は、背番号6の周家が先発。初回を三者凡退の立ち上がりを見せると、4回まで1人の出塁も許さない完璧な投球を見せた。5回無死から初安打を許し、けん制悪送球や捕逸で2死3塁のピンチを背負ったが、この試合初の奪三振で切り抜けた。
 一方の南部打線は、2回2死から小竹が左前打、周家の中前打で三塁送球の間に周家も二進して2死2、3塁の先制機も後続が凡退。4回は1死から尾田が四球のあと、5番・三上の左中間を破ると思われた打球を中堅手が好捕。続く小竹の左翼線の打球も好捕されるなど和歌山東の外野守備陣に先制点を拒まれた。
 好投の周家は、5回無死から自身2安打目を放ち、酒井と奈良の犠打で2死3塁と攻めたが、再三の好機にあと一本が出ない。すると7回表、2死から南部内野陣の乱れと内野安打でピンチを招き、適時打で不運な先制点を奪われた。
 南部は7回裏に先頭の三上が中前打、2つの内野ゴロで三進するも追いつけずに迎えた8回。1死から湯川が四球、安井の中前打で好機を作ると、継投策に出た和歌山東の2番手から尾田が左前に同点適時打。続く三上の打席に捕逸で逆転すると、6番・小竹が右中間を深々と破る2点適時打で4点を奪った。周家は、9回に四球と連打で無死満塁の大ピンチを迎えたが、最後まで速球の威力は衰えずに飛球2つで2死を奪うと、最後の打者を三振に仕留めて被安打6の1失点で完投した。

▽決勝

和歌山東
 000000100 1
 00000004× 4
南  部

【東】野口、玉置-岡崎
【南】周家-玉置
【3塁打】小竹(南)


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