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御坊市が中期財政計画の令和5年度ローリング結果を公表 〈2024年3月31日〉

2024年04月01日 08時30分00秒 | 記事



 御坊市は29日、中期財政計画(令和4~8年度)の令和5年度ローリング結果を公表。コロナ禍での普通交付税の臨時的な追加交付、ふるさと納税寄付額の増加などで3年度に続き4年度も10億円を超える黒字額を出したことで収支が大幅に改善され、7年度末に続いて8年度末も目標の「財政調整基金残高20億円」を確保できる見通しがついた。9年度以降も「20億円確保」を目標に持続可能な行財政運営をめざす。

 今回の見直しでは歳入面は(1)普通交付税は臨時経済対策等追加交付で4億7000万円増(2)国・県支出金はコロナ対策の物価高騰支援給付金で1億3000万円増(3)繰越金は決算剰余金で8億9000万円増(5)ふるさと納税寄付額は1億9000万円増などトータルで18億円増えた。一方、歳出面は社会保障関連経費の増加、投資的経費の増加(新庁舎外構工事や総合計画実施計画に基づく事業)などでトータル9億円増えているが、差し引きすれば9億円のプラスとなった。
 2年度時点では最悪の場合、5年度末に財政調整基金が枯渇し、単年度赤字に転落するとの試算が出ていたが、3年度時点でこれを回避。4年度ローリングでは収支を大幅に改善し、財政調整基金残高は4年度末25億4400万円、5年度末25億4700万円、6年度末21億9700万円、7年度末20億円を確保できる見通しがつき、8年度以降も「20億円確保」を継続する目標を初めて設定。
 今回のローリングでは4年度末は25億4200万円で増減はなかったが、5年度末は31億1500万円、6年度末は31億1900万円と大幅な積み増しができた。78年度はトータルで約10億円の財源不足が生じ、基金の取り崩しが必要になるため、7年度末で27億7800万円、8年度末で22億800万円まで落ちるが、8年度末での20億円確保の目標はクリア。
 この結果について財政課は「8年度までは直ちに危険な状況に陥ることはない」とし、将来を見据えた持続可能な行財政運営を行っていくために一定額の財政調整基金を確保させようと、9年度以降も20億円確保の目標を続ける。
 一方、アフターコロナで過去2年間のように大幅な黒字は期待できず、社会保障関連経費の増加や御坊クリーンセンター改築事業に伴う負担金、今後40年間で各種公共施設等更新費用に約465億円が見込まれることなどから「今後の財政運営は厳しさを増す」と分析し、引き続き財政健全化、行財政改革に取り組むことで基金取り崩し額を極力抑え、基金に頼らなくてもいい財政運営をめざす。


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