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御坊市ファミリー・サポート・センター5年度実績まとまる 〈2024年4月20日〉

2024年04月20日 08時30分00秒 | 記事


子育て世代から好評のファミサポセンター


 御坊市が御坊小学校北校舎に開設している市ファミリー・サポート・センターの令和5年度実績がまとまった。御坊市だけでなく日高川町、日高町、由良町、美浜町が事業に参画して広域的に実施し、会員は着実に増え、5年度末で637人となり、平成29年10月の事業開始以来、目標としていた600人を超えた。子育て支援の拠点として好評を得ており、今後もさらなる充実に努める。

 子育てをサポートしてほしい人(利用会員)に、支援できる人(スタッフ会員)を紹介する事業で平成29年10月に紀中地域で初めて開設し、市が事業委託しているNPO法人Com子育て環境デザインルーム=白浜町、松本千賀子理事長=が運営。開設当初は御坊市だけだったが、30年4月から日高川町、7月から日高町、令和4年4月から由良町、昨年7月から美浜町が参画し、現在は1市4町体制で広域展開している。
 会員数は平成29年度119人、30年度276人、令和元年度393人、2年度439人、3年度506人、4年度589人と年々増加し、5年度末で637人となった。内訳は利用会員480人(御坊220、日高101、日高川73、美浜30、印南23、由良12、その他21)。スタッフ会員134人(御坊44、日高25、日高川18、美浜18、由良12、印南2、その他15)。利用・スタッフ両方会員23人(御坊11、日高6、美浜2、日高川1、印南1、その他2)。
 会員が600人を超えたことで国と県の子ども・子育て支援交付金基本額が280万円から400万円に増え、その分、各市町の負担額が軽減された。
 利用できるサービスは(1)保育施設や習い事の送迎(2)残業時のお迎えと預かり(3)発熱時のお迎えと受診(4)病児の預かり(5)ちょっとした息抜き――などがあり、それぞれ有料で提供。5年度利用実績は1010件で、内訳は習い事の送迎が520件と最も多く、次いでその他190件、未就園児預かり75件、保育施設開始前や終了後の預かり74件、保育施設休日の預かり72件、放課後児童クラブ終了後の預かり72件など。
 利用した保護者から「安心して任せられる」など好評を得ており、リピーターからの口コミで利用が広がっているのが特徴。矢野るみ子・市社会福祉課長は「子育てと仕事の両立を支援するとともに、多様な保育ニーズに対応できるようスタッフ会員増強など、さらなるサービス充実に努めたい」と話している。


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