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岡田俊哉投手(美浜町出身)最高のWBC初登板 〈2017年3月9日〉

2017年03月09日 08時30分00秒 | 記事

 野球世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が6日に開幕し、日本代表は7日、キューバと対戦。11-6で初戦を勝利し、1次リーグ突破に向けて好発進を切った。美浜町出身の中日ドラゴンズ、日本代表初選出の岡田俊哉投手(25)=智辯和歌山高卒=が、7回2死からWBC初登板し、打者1人を三振に取り、3点差に詰め寄るキューバの勢いを止める好投で勝利に貢献するなど最高のWBCデビューとなった。

 日本は、5回に一挙5点で7-1と楽勝ムードが漂ったが、2番手・則本(楽天)が7回に4連打を許すなど3点を奪われて7-4。なおも2死1塁とピンチが続く大事な場面で岡田のWBC初登板が訪れた。左打者に右の代打が送られた初球、内角のスライダーで空振りを奪い、2球目はファウルで簡単に追い込むと、外角の見せ球を挟んだ4球目も初球と同じ115キロのスライダーで空を切らせ、キューバの反撃ムードを断ち切った。中学、高校に続いて日の丸を背負った経験を生かした強心臓ぶりを見せつけた岡田。その裏には、同じ和歌山県出身で、中学時代にJAPAN関西のユニフォームを着て戦った同級生、筒香の2ランを呼び込んだ。
 試合前はかなり緊張感が見られた岡田だったが、救援陣が相次いで失点する中で唯一の好投。東京ドームには父・一起さん(49)と母・志保子さん(49)、妹・未来ちゃん(10)も駆けつけ、1塁側内野席から初登板を見守った。一起さんは「左打者を迎えたところで登板があるかなと思った。試合前に緊張していたという言葉とは違い、大事な場面で落ち着いて投球してくれた。何とか抑えてほしいと祈る気持ちでしたが、初球にストライクを奪い、抑えてくれると信じた。次の登板があればしっかりと抑えてほしい」と喜んだ。


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