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日本少年野球選手権大会和歌山県支部予選、日高マリナーズが優勝 〈2022年6月28日〉

2022年06月28日 08時30分00秒 | 記事


悲願の全国選手権大会出場を喜ぶ日高マリナーズ

準優勝で大健闘を見せた御坊ジュニアタイガース


 日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)のリポビタンカップ第53回日本少年野球選手権大会和歌山県支部予選の決勝が25日、南山公園野球場であり、序盤から投打が噛かみ合い、足を絡めた速攻を見せた日高ボーイズ=マリナーズ=が6―0で御坊ボーイズ=ジュニアタイガース=との地元勢対決を制して8月2日から大阪で開幕する全国選手権大会初出場を決めた。

 県選抜で主将を務め関西ブロック支部対抗オールスター大会初優勝の原動力とった主戦・佐井川らを擁し、新チーム結成時から優勝候補と言われながら不本意な成績が続いていた日高Mが全国がかかる夏の選手権でついに歯車が噛み合った。準決勝では序盤の大量リードから浜崎から佐井川につなぐ継投で7―5で岩出を下した。一方の御坊Tは南紀との準決勝は0―2の2回に一挙7得点の猛攻をみせる逆転勝ちで地元勢同士の決勝となった。
 勢いに乗る御坊Tが初回、四死球で1死1、2塁から成田が中前に弾き返し、2塁走者の石家が本塁を突いたが、日高Mの中堅手・新屋の好返球で本塁憤死で絶好機を逃す。守備から流れをつかんだ日高Mはすぐ裏、無死から敵失と死球で出た浜崎、新屋が重盗を決めると三塁悪送球の間に浜崎が返って先制。新家、坂田大和にも適時打が出て3点を奪った。
 2回裏にも走を絡めた攻めから佐井川、新家の主軸が連続適時打で2点、3回は左前打の坂田大和を木村が送り、暴投で三進すると古川がスクイズで6点目を挙げた。御坊Tも2回先頭の松下が右前打を放つも後続が倒れ、新家から得点を奪えず。日高Mは4回からエース左腕・佐井川につなぐ必勝パターンで御坊T打線を散発3安打に抑えて完封勝ちした。
 創部23年目で初の夏の選手権出場を決めた橋本監督は「結成時から強いと言われながら力を発揮できなかったが、3年生最後の全国をかけた大会で投打がかみ合い、よくやってくれた。ベンチも保護者も一丸となって全員で勝ち取った優勝。過去最高の春全国8強を上回る頂点をめざす」と話した。
【日高マリナーズ】代表=前田忠紀▼監督=橋本正方▼コーチ=三尾拓也、阪本勇次▼選手=浜崎喬道、佐井川湧牙、新家瑠希愛、尾上航士朗、垣森翔太、古川陣、新屋惺梧、坂田大和、坂田大智、木村耀月、硲涼真、森中大聖、高橋柚希、玉井抄磨、谷蓮翔。
【御坊ジュニアタイガース】代表=瀧野肇▼監督=西畑卓也▼コーチ=庄内睦月、見崎善成▼選手=浜口友、水野正浩、成田悠大、山西修渡、石家幸宗、村上蒼佑、山崎一輝、松下晃大、籔内海瑠、大川和志、片山響、田村吏輝、大鍬壱星、川端淳平、長谷川雄亮。


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