Make Up 1/43 Honda HR-V

本日は朝一番の電車でFerrari365GTB/4Daytonaの納品に出掛けておりますので制作をお休みしています
よって楽しい！？入手したキットのご紹介の時間です。
実際に納品の様子は明日のブログでご紹介しましょう

さて本日ご紹介しますのはMake Up 1/43 Honda HR-Vです
そんなキットをメイクアップが出してたの？と思われる方もいらっしゃいますでしょう
今Make Upと言いますとハイグレードな完成品の会社と言うイメージが強いのかもしれませんね〜
このキットには確か完成品は無かったんじゃないかな〜
昔・・・1990年代かな〜その頃の私は余り1/43に詳しく無いので間違った部分も有るかと思いますし忘れてしまった部分も多々有りますから割引して読んで下さいよ（笑）
tanomi.comというサイトが有りまして絶対にキットだったり完成品が出て来ない様な車種をメーカーに依頼して限定で作ってもらう様なサイトが有ったんですね。
確かそれでも最低限度の数が集まらないとダメだったはずでしたが・・・サイトで募集をかけていたはずです
当時はインターネットと無縁だったので余り良く知らなかった。
数が集まったのでMake Upに依頼して作ってもらったキットがこれだったはずです・・・
外箱はメイクアップのキットの箱と同じ物にラベルを作って貼ってあります
403/500とシリアルが入っていますので500個限定と言う事だったのでしょう。

キットの全体はこんな感じです
ボディや内装はレジン製でエッチングと内装様が主になりますがデカールが付属します・・・HR-Vってこんな派手なシートの柄だったのでしょうか？（まあこれは後で詳しく・・・）
そしてウインドウは塩ビのバキュームですね
今だと外貼りのメイクアップ方式ですが・・・この頃はバキュームを使っていたんですね

ボディはレジン製ですがウインドウの部分もバリが少なく気泡も少ないなかなか高度なキャストですね
同時期のプロバンスとかと比べますと雲泥の差です・・・プロバンスは当りと外れの差が結構大きい様な気がします（笑）
ウインドウの貼り合わせの部分が一段下げてあるメイクアップの外貼り式ですね
この方法はBBRが源流なんでしょうけれどあちらはウインドウの接着部分が一段下げてないのでウインドウやモール（エッチング）の厚みが見えてしまうので今一歩なんです
私が作る時にはいつもこの部分を彫るのですがレジンが硬い事も有り綺麗に彫れません（笑）

レジンの部品の袋ですね
内装のパーツは結構多いです
構成は組立てを良く考えてあって位置決めは楽そうですね
リアのウインカーでしょうか色付きの透明レジンで作られています

ウインドウやブレーキディスクのエッチングです
ここで気が付く人も・・・
サイドウインドウのモールが2種類・・・？
そうなんです私が入手したのは5ドアなので下側のモールを使いますが上側のモールは3ドア用なんですね
・・・と言う事は3ドアも有ったはずですね。
フロントとリアのウインドウはモール無しみたいですね・・・

こちらはバキュームパーツですがサイドウインドウもカーブを付けて曲げてあります
今なら間違いなく平板が付いていて接着で曲げなさいという指示なのだと思います

こちらがデカールです
よく見ますとデカールはビラージュ製・・・メイドインフランスですね
・・・と言う事はこのキットはメイクアップからプロバンスに頼んで作ってもらったという事でしょうか・・・！？
プロバンスは当たり外れが有るなんてかけませんね〜（笑）
デカールだけビラージュに頼んだとも思えない・・・どうせ作るならカルトグラフ製にしたいじゃないですか・・・
このデカールはシートに貼れるのかな〜ビラージュは固いんだよね〜（汗）

インストはこんな感じ
プロバンス風味は全く無しでフルカラーの日本語版ですね
これはメイクアップで作ったのかな？？
プロバンスが作ったとしたらサイドウインドウにエッチングを使う技法から考えるとずいぶん時代が後になってからですね〜
多分メイクアップさんが作ったならフロント/リアウインドウのモールもエッチングで準備されそうですものね〜

やっぱり3ドア版も存在しているらしいですね〜ここに3ドア＆5ドアと表示が有りました


多分僕は作る事は無いでしょう、しかしこんなバブリーな時代も有ったと言う証拠の様なキットですね。
歴史的にはなかなか重要な物と思います
今だと「どれ位売れるか」が物を作る基準でしか有りませんからね〜