Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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荷台の蓋!?の制作

2020-03-07 21:04:35 | mini pickup truck
本日の山陰は午前中は曇り、午後からは晴れたり曇ったりで夕方には雨が降り出してきました。

いや〜今日の厨房は忙しかったですね。
お昼ご飯を食べたのが2時頃かな〜
もう食べるご飯も全部無くなってしまいまして・・・パンのみみでパングラタンを作って食べましたよ(笑)
厨房係ですからお客様がお食べになられて空いた皿や器は全て手洗い致します。
残っていますと何が良く無かったのか・・・考えますね。
鍋やフライパンも全て洗って片付けてやっと厨房係が終わると思っていますので2時頃にランチを作りますと片付けが全部終わるのは3時をまわった頃になります。
そこから普通の仕事を始めますから・・・クタクタですよ・・・毎日ね(笑)

さて本日も仕事のご紹介です
この所アルファロメオばかりだったのでミニも進めておかないといけませんよね〜(笑)
全てのお客様にと思いますがかなかか一馬力なので制作を進める事が出来ません。

今日は先日の続きで左側のオーバーフェンダーを取付ける為にフェンダーのアーチを削っています。
これも右側と同じですね。

前側も削っています。これが結構硬いんですよね〜
この後ペーパーで均しておきましてオーバーフェンダーを接着しました
と言っても結構微調整をしないと付かないのですよね〜
また左右の位置関係の事も有りますからさっと取付けられる様な物では有りません

次はミニピックアップトラックの荷台の蓋を作りましょう。
実車の場合は屋外を走りますので雨に濡れてしまう事が有りますよね〜
ピックアップトラックの場合は荷台には屋根が無いので当然ですが荷台の荷物は雨が降れば濡れてしまいます。
また雨が荷台の隅に入り込みますと車体を腐らせてしまう事にもつながります。
私の持っていたミニピックアップも例外無く車体の腐りが進んでおりましたね。
これを防止する為に荷台にハードカバーが取付けられているのです、実車をお持ちのお客様なので実に実用的な改造が施されていますね。
素材は何が良いか考えたのですが・・・一番簡単なのはプラ板で作る事でしょうか・・・
でもせっかくプロに依頼されて実車のミニカーをお作りになられるのですから難しい方で作らないと意味が無いでしょう。
0.5mmの真鍮板をカットしてますと多少歪みますので叩いて直しております。
この辺りは比較的お得意の作業です・・・

実車の蓋は縁の部分が強度アップの為に盛り上げられています
この部分が骨になる訳ですね〜
持ち上げた時に歪む事も無くカッチリした感じになるのではないかと・・・実車を見てないので実車の画像から受ける感じですよ(笑)
左側を見て頂くと縁の部分の他に何やらハンダ付けしてあるのがわかりますでしょうか?
実はここがこの作業のキモの部分です。
これは内径が0.4mm外径が0.8mmの真鍮パイプなのです
何故こんな部分に?って思われるかもしれませんが、実車のこの部分にはヒンジが付いています。
つまり前側を吊り元としまして後側が開く様になっているのです。
その状態で荷物を乗せたり降ろしたり出来る訳ですね。
そのヒンジをこの部分に付けないと開閉出来ないのです。

中央にも補強を付けます
この補強は厚みが0.2mmで幅が2.0mmの真鍮の帯金を使っています。

余分なハンダを削り落としまして磨いてボディに載せてみました
雰囲気はなかなか良い様な気がします。

洋白線の0.4mmをL型に曲げています
簡単な部品ですがこれが今日一番良い仕事をしてくれるのです。

車体側にも穴を開けます
0.4mmで左右に1個ずつですね・・・
どこに穴が有るのかわかりますよね〜!?

先ほどL字型に曲げて曲げて作ったヒンジをカバーの前端の真鍮パイプに差し込んで曲げています
これをまた使ってボディに開けた穴に差し込みますとヒンジが完成致します

こんな感じで開きます
ヒンジがちょっときついので開けたまま固定する事も出来ます
実車はどうなのでしょう?

と言う事でもう一度写真を見てみましたら・・・
ダンパーが付いていました。
よく有る軽の箱バンに有る様なタイプですね

やはりダンパーが無いと開きっぱなしにはなりませんよね〜。
真鍮パイプと洋白線を使ってダンパーを作ってみました
既に取り付け用の穴もあけていますので即使えますね〜

二つ上の写真をご覧頂きますと蓋の裏側に何やら大きな出っ張りが有るのがわかりますね
これは多分ですが・・・蓋の強度を上げる為に発泡スチロールかなにかを裏側に引っ付けておきましてグラスファイバーで包んだ物じゃないかと思います
特に何も入れられる様にはなっていないみたいなんですよね〜
この出っ張りを作りましょう
これもまた素材に困る所ですね
簡単なのはプラ板・・・ですが
余りにも強度が無いですよね〜蓋自体も真鍮板なのでこの膨らみも真鍮を使う事に致しました

1mmの真鍮板を切るには・・・ハサミじゃ無理なので糸鋸を使って切ります
なかなか硬いから切れないんですよね〜
バイスに挟んでおきましてキッチリ固定して切りますよ。
いい加減な事をしますと糸鋸の刃が何本有っても切れません。
切る事も大切ですが切る物を固定する方法がなかなか難しいですよね〜。
糸鋸で切ったらヤスリで整えましょう

この位置に幅が1.0mmのスリットを入れておきましょう。
この位置にダンパーの支えを作ります

パイプをハンダ付けしてから真鍮パイプをカットしますが、この時に少し長めにカットしてダンパーが蓋に干渉しない様に気をつけなければなりません。
余り沢山出っ張りを作りますとダンパーが荷台に干渉してうまく閉まらなくなりますからサジ加減が必要ですね。

先にボディ側にダンパーのロッドを取付けましょう。
後になりますとロッドを留めるピンがなかなか付けられません(笑)

そして蓋を仮組まします・・・蓋の完成ですね。
こちらが開けた所です。

そしてこちらが閉めた所ですね
見え無いけど本当にダンパーが付いているのかどうか・・・?デスよね。
でも付いているのです。
FBには動画を上げる予定です、是非FBの方もご覧になって下さい。


明日はジュリエッタにサフを塗ってゆきましょう。

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