Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理

2016-12-22 21:18:53 | その他

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今日の山陰は春の様な気温で外ではトレーナーも脱いでイチジクの剪定をしておりました。
雨が降るまでに・・・と思っておりましたが2/3を終えた時点で時間の方が無くなってしまいました。
あと2時間くらいで終わったのですが、まだ1月中にやっておけば良いのでまだ時間はありますから大丈夫でしょう。

そんな外での作業が終わったら次は仕事ですね。
本日最初のご紹介は再び修理です。

隣県のUさんが送って来られたディノ246GTです、ボディカラーは余り見た事が無いカラーですね。
珍しいカラーなのでこのままでは可愛そうですね。

症状はワイパーがウインドガラスから浮いて来たという事です。
この様な場合は経験上ウインドウガラスやモールがボディから浮いて来ているはず・・・と見当を付けていました。
送られて来た物を箱から出してみますと・・・浮いているどころかバラバラになってケースの中で遊んでいますね。
しかもワイパーに付いていた接着剤でご丁寧にもベースの部分にくっついてしまっていました、まあこのせいでケースの中で踊って他の部分を傷つけなくて良かったかもしれません。

こうなれば、一旦フロントウインドウを取り外しまして接着し直します。
接着剤が硬化するまではマスキングテープの細切りで固定しておきます。

次はワイパーを取り付けます。
アイドロンのワイパーはワイパーアームの取り付け部はエッチングのピンが付いていてボディに差し込んで接着されているのですがこのディノのワイパーは
左右ともピンが無くて接着剤で接着しているだけの様ですね・・・ボディ側には穴が有りますが穴の中にはピンは残っていなかったので最初からピンは無かったという事でしょうか・・・!?

貼り直したフロントウインドウの前側です。
ここの部分が浮くとワイパーを持ち上げてワイパーが外れたり浮いたりする訳です。

修理は完了しましたが、他にも御依頼主のご希望でケースに付いた傷を何とかして欲しいと言うことだったですね。
確かにプラスチック製のケースは見て楽しむと傷が付きやすいのも事実です。
アクリルならまだ良いのですがプラスチックはどうしても傷が付きます。
余りひどい物は当方の予備に交換した方が良いのですが、これくらいの傷ですと磨いてやれば綺麗になると思いまして目の細かなコンパウンドで磨いております。

良く見ますと側面の方は白い模様が点々と・・・どうやらカビですね。
手で触った部分が保管中に湿度が高いとカビが繁殖して来ます、特に珍しい事ではないのですが酷くなりますと磨いても取れなくなる事も有りますから湿度は気をつけないと生けませんね。

修理が完了しましたのでボディをクリーニングします。
ボディをコンパウンドで磨いてからワックス掛けですね。

ピカピカになりました。
これでやっと完了です。
今回はフロントウインドウの脱着とワイパーの脱着でしたが2時間で出来ると思っていましたが、もっと時間がかかってしまいましたね。
修理は分解してから組み立てなければならないので思ったよりも倍の時間がかかるんですね。


本日発送して明日の午前中にはご依頼者の手元にお届け出来ると思います。


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