Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シャーシの構造を変更します

2022-06-17 21:04:52 | Hino Samurai

本日の山陰は天気が良くて暑かったですよ〜!!
湿度も高くて蒸し蒸し・・・です。
この晴れ間も今週いっぱいかせいぜい月曜日くらいまでらしく、その後は雨マークが並んでいますね。

今日も畑の作物に水をやりました、水やりをするだけでも額から汗が流れましたよ。

そして・・・昨日不調だった芝刈り機の具合を見ます。
黒い排気が出ていて力が無いので・・・燃料が多すぎるという判断をしました。
キャブレターのオーバーフローを疑いましてキャブの所についているカバーを外しましたら原因がわかりました。
このカバーですがエアクリーナーのカバーを兼ねていまして・・・エアクリーナーを外したら埃(芝を刈った時のゴミ)がフェルト状になっていまして・・・原因はコレでした。
エアクリーナーのゴミをエアーで飛ばしまして掃除をします。
ついでなので知り合いのホンダディラーのHさんに電話してエアクリーナーを注文しておきました。
考えたら芝刈り機を中古で京都まで買いに行って以降一度も交換してなかったんです。
まあ芝刈り機もご機嫌も悪くなりますよね。

ついでにプラグも確認しましたら真っ黒けでして・・・新品はなかったので磨いておきました。
ついでにエンジンオイルも交換して新しいオイルを入れておきました。
試運転でエンジンをかけましたら・・・とても調子が良くなりました。
次の芝刈りでも頑張ってくれそうです。

そして厨房係です。
今日も大変ご予約が多く配膳までに時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。
厨房係・・・頑張っていますがここからは中々上達しませんね。

午後少し遅くなってから本業開始です。
今日はヒノサムライです。

前回はルーフのスリットの取り付けまで進めていたと思います。
このモデルカーですが構造が少し複雑でして・・・通常はボディとシャーシは前後に1本ずつのビスで留められているのです・・・しかしこのモデルはビス止めは前側に1本だけなのです。
では後ろ側はどうやって支えるのかと言いますとシートとサイドシルの部品をボディの中に後ろ側から差し込んでサイドシルの部分でボディを支えシートの下の部分でシャーシを支えるという実に不安定な構造なんですね。

ノーズの後ろ側についているのがシャーシを支えるビス止めの部分です。
前側の車軸はシャーシのホイールハウスの中に穴を開けなさいと・・・いうことなんです。
その後ろ側(左側)に見える平坦な部分がシートの裏側です。
後ろはシャーシをここに接着しなさいということなんですね。

シャーシの幅が少し足りなくて・・・0.6mmの洋白角線をハンダつけします。
ここが左右にブラブラ動きますと位置関係が掴みにくいのです。
前後ろをピンポイントでハンダつけしておきまして・・・位置関係を決めます。
そしてこの状態で一度ボディに合わせて見ますと良いですね。

そして問題がない様でしたら全面をハンダつけします。
いつまでもハンダゴテを当てていますとシャーシが溶けてしまうのでこの部分はテキパキと作業を進めます。

で・・・次ですが

シートとサイドシルの部分を鋸でカットしました。
ここは別々の方が作業がやりやすいのではないかと判断しました。

サイドシル部分とシャーシを仮組みまして・・・1.0mmほど高さが不足していましたのでサイドシルの下側に1.0mmの洋白角線をハンダつけしますとシャーシの高さがちょうど良くなりました。

こんな具合ですね。
これですとシートとサイドシルは別々に作業ができます。
ただし、シートとサイドシルの間には実車ではレザーのカバーが付けられている様なのでそのクリアランスは最小限しておきたい所です。
シャーシとサイドシルの取り付けは下からビス止めをしたい所なのですが・・・この先で考えることにしましょう。

もう少し進めましょう
エンジンルームとコクピットの間のバルクヘッドですがアルミのエッチングが準備されています。
このアルミのエッチングですが他のメーカーではあまり見たことがありません。
実は普通のエッチング液の中にアルミ板を入れますと結構な勢いで溶けます、なのでこのエッチングを作るのには濃度の調整とかいろいろご苦労があったのではないかと思います。



ですが・・・このパーツは使えません。
元々はプロポーションモデルなのでこれでよかったのかもしれませんが・・・少し小さいのですよ。
まあボディの内側を少し削っていますから余計に小さくなってしまうのですが・・・。

ホワイトメタルの板でバルクヘッドを作り直して見ました。
これでどうかな?
両端の部分だけをピンポイントでハンダ付けしまして角度を調整しましょう。

このモデルは最新の3Dプリントで作られているわけではありませんので左右は若干形状がちがいます。
なので微調整は必要ですね。

さて今日も修理をします。
修理のお客様もお待ちですから・・・

本日の患者さんはケーニッヒの512B Bですね
この個体も修理が多い個体です。
フロントウインドウとサイドウインドウです、しかもご丁寧に同じモデルが2台です。

大体はフロントウインドウがこんな感じに浮いてしまいます。
サイドウインドウは大きく口を開くことはありませんが押さえて見ますとパクパクしていますので・・・
2台目の方は見積もり時にはまだ大丈夫かな〜と思いましたがフロントが浮いているということは近いうちにサイドウインドウも浮いてくる可能性が高いので方針を変更して直しておくことにしました。

ウインドウを全部外して・・・バラバラですね。

ウインドウを接着します。
接着剤が硬化するまで一晩このままにしておきましょう。

さて、今日はこれで時間となりました。

明日は結婚式のために臨時休業を頂くことになっております。
お間違えのなきように・・・私の結婚式ではありませんよ(まあ言わなくてもわかりますよね・・・笑)

早く帰れれば午後から制作の時間はとれると思いますが、よくわかりません。