Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シリコン型を作ります

2022-06-13 20:33:37 | 1/18 Ferrari 812 GTS

本日の山陰は曇りですね。
薄いですが雲がかかっています、風は少し涼しくて過ごしやすいですね。
でも雨は降っていませんので出勤したらすぐに畑の灌水です。
少しずつではありますが水をやっておかないと植物も辛いでしょう。
そして本日は一昨日新しい見積もりを書きましたので郵便局に投函にゆきます、帰りに隣の畑をしているY本さんに土曜日のお礼を言っておきます。
郵便局の駐車場をお借りした件です(笑)

たまたま奥様が胡瓜とピーマンを収穫しておられたのですが頂いてしまいました、今夜の夕食にいただきます。
当方も植えているのですがきゅうりはまだ小指位の大きさですしピーマンは2個しか収穫したことがありません(笑)まだまだ小さいのでこんなものでしょう・・・
それにしてもY本さんはかなり早く植えられたんですね〜。
私は地上げや引っ越しがあったから遅れているのです。

お昼の厨房係は平日なのでこんなものかな・・・(笑)少し余裕がありました。

午後からは修理を始めます。
今日は812じゃないの?
と思われた方は正常です・・・
812は本日の作業としてはシリコン型を作ります・・・がシリコンを扱う仕事は夕方帰る前と決めているのです。
手にシリコンがつきますと後々の作業に影響が出ることがあるのです、何しろ全く見えませんからね。
手を洗っても綺麗になっているのかなっていないのかよくわかりません、シンナーやアルコールで手を拭けば良いのかもしれませんが、毎日厨房係で中性洗剤を使っていますと手が荒れていまして洗い物をしている時でも保護のためにゴム手袋をしています・・・余計に手荒れが進みますからなかなかシンナーやアルコールを使えないのです。
ですから一番最後なんです。

なので先に修理を進めます。
お客様からのご依頼の1/43モデルですねD&Gだったかな!?のフェラーリF12です。
F/Rウインドウの脱着ですね。
外す前の画像がピンボケで使えなかったためにいきなり外した後の画像ですが・・・ウインドウの変形が結構ひどく心配しましたが・・・。

ウインドウを外してみましたらダッシュボードのメータークラスターの部分がなぜか白くなっています。
この部分の塗装がどうやら溶けていますね。
これをやり直すためには塗り直すしかないのですが・・・そのためにはダッシュボードの全バラが必要になってしまいます。
全バラすれば他の部分の塗装にも溶けが見つかる可能性がありかなりの費用がかかってしまう恐れがあります。
今回はダッシュボードをタッチアップして目立たなくしておきましょう。
これは根本的な修理には当たらないのでサービスですね。

もう一つ気になったのがこのホイールです・・・
少し変じゃないですか?
リムの下側が曲がっています。
多分繊細なホイールなのでミニカーをベース板にビスで取り付けるときに強く締めすぎたのか・・・または落下させたときの衝撃で曲がったのではないかと思われます。
残念ながらこのホイールは直せませんね・・・作り直しですね。
どうやるのかと言いますと・・・多分メーカーから部品は出ませんから分解してフロントホイールが幅違いの同じ形状ならフロントホイールをコピーしてリムの幅を治してやれば良いかな・・・
でも修理代金がかかりすぎますよね・・・多分。

ちなみに反対側も少し曲がっているように見えます。

まあホイールは気にしないのであればこのままでも大丈夫かもしれませんが・・・。
やはりウインドウは外してもこれだけ変形しています。
まあ取り付ければ目立たない程度にはなるかもしれません。

とりあえずウインドウの取り付けです。
どこまで修理されるかはお客さまの気持ち次第なので・・・

それにしても最近は新しいフェラーリの修理が多くなったような気がしますね、私が歳をとったせいか(笑)

次はアベンタドール2台ですね。
まずグリーンの方ですがワイパーの浮きとサイドウインドウの予定でしたがワイパーを外したらウインドウの前側も外れていましたのでウインドウを脱着しました。

ウインドウを元に戻して接着・・・

ワイパーをつけたら完成ですね。

続いてアベンタドールミウラです。
こちらもワイパーの浮きとサイドウインドウですね。
こちらはFウインドウは大丈夫そうだったのでワイパーだけ脱着、そしてサイドウインドウは見事に外れていました。

Fウインドウにはマスキングテープの仮固定がないのですぐにワイパーを取り付けます。

続いて812のシートの複製のためにシリコン型を作る準備をしましょう
シートは左右に1脚ずつありますからね、複製しないといけないわけです。
斜めに湯口をつけるのは空気が抜け易いようにですね。

周囲をプラ板で囲います

固定はマスキングテープのみですが・・・このプラ板は使い回しですからシリコンが付いていますのでマスキングテープで型枠を作りますと剥げてきてシリコンが漏れてしまう事があります。
それを防止するためにはこのプラ板をクレオスのシンナーで拭いてから使用します。
一回こっきりでは勿体無いですからね〜プラ板!!

シリコンを流して真空をかけました。
まだ気泡はありますが原型の周囲には気泡はないので多分大丈夫ではないかと思います

真空注型装置を動かしましたので・・・しかも手にはシリコンが付いているだろうという想定でサムライのホイールをキャストしています。
下は真空の中でのレジンの様子です・・・泡だらけですね〜。

帰るまでに10回以上キャストをしましてサムライのホイールをこんなに作りました・・・8台分から10台分はありそうですね。
まあキットは6台分しか持っていませんので・・・この中から最良の6台分を選んで使うことになります。

明日には812のシートのシリコン型が硬化しますからレジンでのキャストを行っておいた方がいいかな・・・
明日も続いて812と修理を続行します。