Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディとシャーシの作り直しVer.2

2016-01-04 21:40:52 | Mazda Carol360DX
いよいよ今年のお正月休みも今日で終わりになります。
長い様な短い様な・・・しかも春の様に暖かいお正月休みでしたね。
子供も本日一人戻ってゆきました、明日も一人帰ります・・・そしたらまたいつもの生活ですね・・・少し寂しい様な一段落した様な複雑な気持ちですね。

今日の山陰は天気は良かったけどPM2.5の影響か遠くが霞んで見えない状態が続きました。
空も真っ白で晴れているのか曇っているのか・・・全くわかりませんでした。
気温は昨日よりも少し低い感じで外で作業をするには昨日の服装に何かプラス1枚着ないとちょっと寒かったですね。
まあそれにしても今年のお正月は異例な程暖かく普通ならこの時期は薪ストーブを全開で焚くのですが今年は午前中焚けば午後はもういらない感じです。
なのでこの時期恒例の薪ストーブで焼くピザがなかなか始められません・・・予約の関係もあって明日からはピザを始めなければなりませんから暖かくてストーブを焚けない時にはガスオーブンで焼く事になりますと言う注意書きをメニューにプラスしないといけなくなってしまいました・・・これも余分な仕事なんですよね。
それでも食べないという訳にはゆきませんからね~(汗!)

このお正月休みの間に進めていたマツダキャロル360ですがシャーシを作り直しに掛かっていましたね。
昨日改めて切ったメタルの板にホイールを支えるシャフトを通す真鍮パイプをハンダ付けしました。
この真鍮パイプも一度に付けますと修正出来なくなってしまいますからまず中央部分をつけておいてシャフトやホイールを仮組して4点着地を確認します。
そして奇麗に4つのタイヤが着地しましたらメタルの板に沿ってハンダ付けします。

このメタルの板は自分で鋳造していますがなぜか一ヶ所だけスが空いていた様でしてそこもついでにメタルを使って補修しておきます。
この場合にはハンダを使わずシャーシのメタルと同じメタルを使います、理由は磨いた時に色が変わってくるからなのです。
ホワイトメタルはハンダと比べますと同じ温度でハンダ付けしても流れ方が違いますね、ホワイトメタルでは流れが悪く山になってしまいます。
この性質を知っていますとメタルのボディのボディに盛り付ける時にはどちらの金属を使う方が良いのかよくわかりますね。
流れが良いからと言って低温ハンダを使った方が本当に良いのか僕は懐疑的なんですよね・・・(笑)
まあ使いやすい方をお使い下さい、僕のは参考意見です。

余分なメタルを全て削ってザックリ仕上げてみました・・・最初のシャーシとどこが違うのかわかりますかね~?

ボディとシャーシの固定用のビス穴と展示ベースに取付ける為の穴を空けました・・・
当然ですがネジも切っていますよ

次は刻印も打っています。
ここまでは先日作った古い方のシャーシも同じなんですが・・・

ここから先が少し違います
お客様からご連絡を頂いた車体番号を打刻します
少々説明をしておいた方が良いかもしれませんね
2段目の数字とアルファベットの部分が車検証に有るその車体固有の番号なのですが最初の64は1964年製を表します。
つまりこの個体は昭和39年式という事ですね

昔の車体番号は最初に年式の番号を打刻する様になっていたのです多分1964年頃までと思います。
私の持っていたホンダS500も初期のS600も確かこの年式を示す数字が有った様な・・・
その後ろのKPDAと言うのがMazda Carol360の型式になりますその後ろの5けたとか6けたの数字(防犯上!?消してあります)がナンバーですね
シャーシには実車の番号を打刻しております

作ったシャーシをボディに仮組してみました
なかなか良い感じですね

そして新たに作ったタイヤとホイールを仮組してみました・・・
ちょっと車高が高い様な気がしますが多分これで良いはずです
少し腰高でちょっとだけ不安定な雰囲気が昭和30年代の軽自動車の特徴・・・と言うか雰囲気なんですね。
キャロルの場合リアエンジンなので古くなって来ますとリアが下がって来るんですけどね~
僕の場合はその古くなってからの方が見る事が多かったのでお尻が下がった姿の印象が強いのですけどね(笑)
新しいうちはダンパーもスプリングもシャキッとしていますからリアは下がらないんですよね。
お客様の車はご自分でバラバラにして新車以上にレストアされていますからお尻は下がっていなかったでしょ!(昨日の画像をご覧になればわかりますよね)
僕は資料画像を拝見してその車の外観や構造だけでなくその車をとりまく全ての事を考えてみるんです。

ちなみにコチラは最初に作ったシャーシの方です・・・明らかに低いですしこれですとお客様のこの車に対する気持ちを再現出来ていないですね。

別々の画像ではよくわかり難い方の為に・・・(笑)

斜め後ろから見てもその雰囲気の違いがわかりますね~