Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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昨日の更新は余りにも内容が少なかったので・・・

2013-05-21 17:46:47 | Lotus Seven S2
本日の山陰は晴れ!晴れ!晴れ!です。
暑い一日になりました、畑にはしっかりと水やりをしておきました、明日は水をやれないですからね~昨日植えたレタスにも『元気でいるんだよ』って声をかけておきました。
明日はいよいよブルーバードの納品です、初めての方にお会いするのは緊張しますね~。

昨日の更新はスーパーセブンでしたが余りにも考える時間が長過ぎて内容が少な過ぎました、頭の中で考えた事の全てを作る事が出来ませんでしたので本日もスーパーセブンを制作致しました。
昨日はリアダンパーのホーシング側のステーを作っただけでしたが今日はその続きになります、ここからが肝心な所です。

まず本日作ったのはリアダンパーユニットの部品です、いつも書きますが下のカッターマットの格子は1cm角ですからその小ささは想像して頂けるかと思います。

こうした部品を作る場合には全てその構成を考えてから作り出す事になります、プロフィニッシャーになった頃は実際に組み立ててみると自分が考えていた様にならない事も多々有りましたがこの頃はまずそんな事も無くなりました。
ダンパーの下側だけですが組み立てて見るとこんな感じです。
まだハンダは流していません、ただ組んだだけです。

これだけの部品を全て1度のハンダ付けで組み立ててしまいます、ピンセットで挟んでおいてゆっくりとハンダゴテの熱を伝えてやれば大丈夫です。

スプリングを入れてダンパーのアッパーマウントを取り付ければダンパーの完成ですね。
アッパーマウントはハンダ付けをしてしまうとセンターのシャフトをマスキング出来なくなりますのでアッパーマウントは接着剤での取り付けにしておきます、こうする事でダンパーのセンターシャフトをマスキングして塗装後に組み立てる事が出来ます。

シャーシに作ったばかりのダンパーを仮組してみます・・・。
なかなか良い感じですね、完成後には見えなくなるかもしれないけど・・・見えないからと言って手を抜く事はしませんよ(笑)

続いて大切な部品をもう一つです。
リアのホーシングを支えるのはデフの下側の三角形のアームとダンパーそしてダンパーの下側のマウントから前側に引っ張っているテンションバーが有ります。
このテンションバーは車輪に回る力がかかるとリアアクスルが車輪と反対側に回ろうとする力を押さえる為の物です。
スーパーセブンSr.2では短いアームですが大切な部品なのです、特に今回の様に実車に準じた構造で模型の車輪を固定しようとすると無くてはならない部品ですね。
素材は0.5mmの真鍮線と内径が0.4mm外径が0.8mmの真鍮パイプです。
ここでのポイントは寸法を如何に合せるかと言う事になりますね、今回は真鍮線の両サイドに真鍮パイプが有る構成ですが真鍮線を通す穴は片側は貫通で穴を開け、片方は貫通していません。
貫通している方を移動させて寸法を合わせる訳です。今回のアームは真鍮パイプのセンター間で7.5mmになる様にしております。
寸法が決まったらどちらもハンダ付けします。

ハンダ付けした部品を削って整形します。
今回真鍮線を使ったのには訳が有ります、最終的に真鍮パイプの穴の中心を貫通したいのですが洋白とか違う素材を使うと穴が通り難いのです。
ですから同じ素材を使った訳ですね。

作ったアームをボディに仮組します。

ボディ側に穴を開けてアドラーズネストのボルトでとめてみます。
ウ~ンなかなか良いじゃないですか!


両方作りました!


さて今夜8時過ぎには納品に出発致します。
明日は更新を休みます、よろしくお願い致します。