Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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仮組が終わりそうで終わらないWR-5

2012-11-12 10:32:01 | Wolf-Ford WR5 1978
ホビーフォーラムが終わりましたね。
皆さん如何だったでしょうか?あちこちのブログで色々な感想がチラホラと書かれつつ有りますね。
今まで私の感想ではフォーラムと言えば中古キットのとの出会いという事が有ります、私はどちらかと言えば後発のモデルフィニッシャーとなりますのでキットの内容やメーカー別の構成はわかりませんでした。そこでこんな機会に色々なキットを見るのが大変楽しみでした。
実際良い掘り出し物に出会う事が多かった気がしますが、皆さんは如何でしたでしょうか?
私の特派員から聞き及ぶ所では掘り出し物がほとんど無いフォーラムだったらしいですね。
たまたま欲しい物に当たらなかっただけか目が肥えて来ただけかもしれませんが・・・。
ご来場の者の顔ぶれはいつもと変わらなかった様でK村さんやI本さんI藤さんS間さんなどなど、ショップ関係ではラクーンさんやロムさんコジマさんなども相変わらずと言った感じで皆さんお元気だったようで何よりです。

本当なら年に1回ですから私も見学をしたかったのですが、アトリエを公開している以上休日というのは納品でもない限り空けられません。
まあ仕方ないのかな~。

数日前からもう終わりそう・・・次は分解して塗裝だ~!と思っているWR-5ですがなかなか塗装に入る事が出来ません。
理由はほぼ全てのパーツが使えない状態がから・・・ですね。
この元キットは基本的なパーツはタメオに習った構造になっていますが細かなディティールは車によって変わって来ますのでその表現がタメオ並みになっていないので全体にバランスの良くない物であると言えますね。
ただ今の同社のキットはクオリティーも上がっていると思いますので私の好きなWR-5が比較的初期に作られたキットであるという事が不幸だったのかも・・・(笑)
ぼやいていても始まらないので手を動かしましょう。
コクピットまわりですがどちらかと言うと左側がシルバーラインのFW-06、右がThis Way UpのWR-5です。
考証がしてあったのか無かったのかわかりませんがThis Way Upの構造に習えばステアリングシャフトのコラムはフロントロールバーの真ん中に左右に通された補強の中央にステアリングシャフトが通る構成のようですね。
その上に2つのメーターです。

ただし当時のF-1は2つのメーターという事は考えられないのです、通常タコメーターが中央に1個左右のどちらかに水温計と油圧/油温のコンビネーションメーターが配されるのが一つの決まり事(?)だったのでこのメーター配置には少し疑問が残ります。
当時のメーター配置のわかる画像がどっかに無いですかね~。
メーターパネルは変更するかもという事で・・・制作を進めます。

メーターステアリングの前に足元の方を進めておきます。
まずFW-06の流用のシートは長過ぎるので少しカットします。
ソファーじゃないんですからこんなに長いはずが無いですね。

シートの前側には入るシャーシの補強をアルミ板から折り曲げて作ります。

シャーシにそれらを配置してみると実に良い感じですね。

次はシャーシの補強の前側に載っている消火器のボンベを作ります。
画像で見る限り少し太めで両サイドの肩の部分が少し角張っているのがわかりますね。
この形状は外せませんから真鍮の丸棒から旋盤で削り出します。

ちなみにこの画像でもメーターまわりの配置はわかり難いですね。
メーターが3個付いている様にも見えますが定かでは有りません。

作った消火器のボンベは下側になる部分を少し削ります・・・直径の1/4くらいでしょうか・・・。
これには理由があって実車ではこの部分の床板はアルミ板1枚しか無いのですが模型では厚いメタルの板で構成されています、見た目だけでも実車にお雰囲気を持つ直径の消火器ボンベを装着すれば足がは入らない程ステアリングと近くなってしまうのは当たり前ですね。
これを回避する為にボンベの下側になる部分を削ってしまうのです。

削ったボンベをシャーシに納めて見るとこんな感じです・・・足が楽には入りそうですね。

ちなみにこちらはThis Way Upの標準消火器のボンベです・・・貴方ならこれを使いますか??


ステアリングシャフトのステーを作ります。
外径1.2mmと外径0.8mmの真鍮パイプを使いますが、太い方にステアリングシャフトを通します。

この部品の固定はフロントのロールバーの所定の位置に0.4mmの穴を開けて両側からピンを刺しての固定となります。


次はステアリングですね。
ジョディシェクターさんの仕事道具であるステアリングの形状もよくわからないのですが当時流行の形状というのが有りますのでそれを付けておきます。
同様のステアリングはFW-06とか07だったかな~(!??)にも付けられていて70年代よりも少しモダンになったスポークが特徴ですね。

F-1のステアリングというとその大きさは結構シビアな物になります。
と言うのも狭いコクピットの中で十分にステアリングを切る操作が出来なければならないからです。
この位スペースが有れば十分でしょうか?

次は暫定ですがメーターパネルを取り付ける部分をフロントロールバーに付けておきます。