Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日はシフトレバーから・・・

2012-11-13 10:18:11 | Wolf-Ford WR5 1978
本日の山陰は少し寒い感じでしょうか・・・この頃毎日朝は薪ストーブを焚いています。
アトリエまでは暖かくならないんですけどね・・・。
それはそうと今年春か昨年末にピーカンというナッツの苗を植えたんですが3本も植えたのに全部根がつかなかったんですが販売元の国華園さんに相談したら苗の状態が良くなかったかもしれないのでこの秋に新しい苗が来たら3本お送りしますと言って下さいました。
それが発送の案内も無くいきなり届きました・・・!
まだ植える準備もしていなかったので・・・余り長く放置しておく訳にもいかず取り敢えず新しい石ばっかりの整地していない畑に植えておきました。
まあ仮植えといった所ですね。
だから今日は天気予報通り雨が降ってくれると良いですね。

さて本日の制作はタイトルに有る通りシフトレバーから制作致しましょう。
このシフトレバーですがThis way Upのキットではレバーもノブもシフトロッドまで一体のエッチングが付いているだけ、取り付け位置もよくわからない構成となっておりまして非常にモデラー泣かせでは有ります。
しかも詳細な画像はなかなか有りません。
かろうじてコクピットカウルの無い側面からの不鮮明な画像にノブらしき物が写っている物が有りまして位置だけは確認出来ましたが取り付け部分は??
当時のF-1マシンらしい構成にしておく事に致します。
素材は0.4mm洋白線とノブの部分は少し肉厚のアルミパイプの構成です。ロッドの部分とレバーの交錯する部分は穴を開けて貫通してあります。

早速ボディの所定の場所に付けてみました・・・
シートサイドにロッドの通る溝を掘りましてロッドを通して、シフトレバーの下側の線を延ばしておいてモノコック部分に穴を開けて固定しています。
ロッドの前側の処理ですが本来ですと少し長めに延ばしてフロントロールバーの下側に貫通して前後方向に動く様に保持している物が多いですがそれらしき構造になっていない様に見えましたのでロッド前側はサスペンションパーツのエッチング製のステーを使いモノコックで受ける形状としました。

シフトレバーを取り付けてもコクピットカウルに当たってしまっては何の意味もないですから確認しました・・・右側のバルジはシフトレバーの動きを妨げない様に取り付けてある事がよく理解出来ると思います・・・内側は強度上の関係から掘ってないですけどね(笑)

コクピットの両サイドにはリアビューミラーが付いていますがこの部品もキットの物ではちょっと小さいし形状が満足いく物では有りませんから当然自作という事になります。
仕上げは塗装という事になりますので真鍮製として旋盤で挽いて作ります。

画像がちょっとボケていて申し訳ないですね。
一応作ってみましたがこれでも取り付けるとちょっと小さくて今作り直しをしております。


実はこのミラーは2回目ですしシフトロッドやレバーは3個目にしてやっと納得のいく物が出来ます。
特にシフトレバーのロッドにレバーの根元を通す部分は穴をセンターに空けるだけでも4回も行なって一番良い物で作っていますからその手間を考えると・・・結構大変ですね。
調子のいい時は1発で仕上ったり致しますのでいつもじゃないんですけど・・・回り道は無いってことですね。

少し前に(10日位かな~)ご相談を頂いたフェラーリ248F-1日本GP仕様は現在中国GPとブラジルGPのキットをロムさんから取り寄せ中、参考物件のフジミ1/20のフェラーリ248F-1も岩手県の方からオークションで取り寄せ中(近所の模型屋さんにはもう在庫が無かったため)どこを加工すれば良いのかとか、どこの部品をエッチングで作れば良いのか検討を始めています。
制作はまだまだ先になりますがご依頼者の方も2年待って頂けるらしいので・・・