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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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メッキに続いて・・・・エッチングも・・・ワ~大変だ!!

2014-09-29 21:26:04 | Benz Tropfenwagen
ビンセントのエントリーをご覧になって今日の更新ははビンセントなんだね!?と納得された方もいらっしゃるかもしれませんがあのエントリーでは何も製作をしておりません(笑)
こっちが本命の今日のエントリーなんですよ!

今日の午前中はビンセントの部分にも書いた様に畑仕事をのんびりとやっていましたが、ビンセントはメッキが帰ってきたんですがこちらのTropfenwagenもエッチングが出来てきました。
これはもっと頑張って作れと言うプレッシャーか!?(笑)

エッチングは2点です
一つはステンレス製のBENZのエンブレムですね、このエンブレムは全く流用の聞かない物なので作るしかなかった物です。
もう一点は真鍮製でボディの一番先端部に有る穴です・・・穴がなぜ難しいのか!?
実は複雑な形状をしているのです。
下の写真で見えますかね~??

次はいよいよシャーシの製作です。
ホイールのセンターは1.2mmのシャフトを予定していますのでこれを車高に合わせてシャーシに固定しなければなりません、作ったタイヤホイールとバランスを考えますとシャフトをシャーシの上側に0.4mm程浮かせて取り付けるのがベストバランスの様なんです。
そこで内径が1.2mm外径が2.0mmの銅パイプをシャーシにハンダ付けしました。
このパイプは肉厚が0.4mmですので丁度良いのです。

次はフロントのアクスルを作ります。
ここでちょっと問題が有りましたキットのサスペンションはどうも構造的に考えられない構造でしてこれでどうしてステアリングを切ったりサスペンションが動くのか全く理解出来ません。
仕方が無いので不鮮明な実車画像を観察するとこんなアクスルが付いています・・・
その他に2本のアームが有りますが1本はステアリングの操作用のタイロッド、もう一本はよく分りませんがフロントのみにブレーキが有る事からブレーキの操作用のロッドではないかと思われます。
このブレーキの操作用のロッドはハンドルを切る度に長さが変わる訳ではないので取り付けはフロントアクスルの真下あたりになります。

まずはアクスルシャフトを左右から差し込む構造にしました

その下側にブレーキの操作用ロッドが付きます。多分アクスルの可動部の真下にはステアリングを切った時に曲がる様にメカニカルジョイントが付いているはずなので真鍮パイプを一つカットして取り付けておきました。

アクスルよりも後ろ側に付くロッドはステアリング系のロッドです。
コチラは左右を結んでおきます・・・まあ特にこれが動く訳ではないのですが・・・左右を結ぶべき物は結んでお・・・まあ雰囲気です。

これでボディを被せてみました・・・
ボディからロッドが出てくる部分は少し変更が必要かもしれませんね。
必要以上にボディに穴が空けて有るのは空力を考えたこの車の設計者が見たら悲しむかもしれませんからね(笑)

真横から見るとこんな感じですがまだフェンダーが無いので印象がわからないですね・・・。

前側から見たフロントのサスペンションはこんな感じです。
そうだ!まだフリクションダンパーが付いていないですね・・・。

明日はビンセントの塗装をしながらリアのサスペンションや時間有ればフロントのフリクションダンパーを作ってみたいですね。



今日もいい天気だったので・・・

2014-09-28 21:56:31 | Benz Tropfenwagen
本日からまた心機一転製作を続けたいですね。
今週の土曜日にはTropfenwagenをご依頼のお客様が所用で山陰にいらっしゃるのですがついでに当アトリエに立ち寄られる予定なので頑張って4輪を地面に着けておきたい所ですね。
・・・なんて事を考えながらも午前中はダイアリーにも有りますが秋の味覚を収穫しておりました・・・(笑)

さて漠然と4輪を地面に着けたいと考えていましたがそれにはまだ問題が色々と残っていまして、まずタイヤが無い。シャーシも作り直していますので車軸の固定を考えないといけません。
実車のタイヤのバランスはこんな感じです・・・


まずはタイヤから何とかしようと・・・ABS樹脂の丸棒から挽き出しました。
最初にパイプ状にします。

ホイールの外径とタイヤの内径はギリギリの寸法にしておきます。
じゃないとスカスカではちょっとね使いにくい訳です。

パイプ状のタイヤに少し力を入れて押し込むとスルッと入る感じです。
左側はBBRのタイヤを自作のホイールに嵌めてみた所です、タイヤのハイトが高いのでかなり径が大きいですね。
これでは少し大きめの車に見えてしまいます。
BBRのタイヤよりも少し直径を小さめにしたいのですが・・・現在作っているものでよいと言う確証は無いですね・・・ダメならまた作り直せば良いのです。

タイヤの側面を加工する為に治具を作りました。
この治具はABS樹脂を削った物ですがタイヤの内径と同じに作っていますのでピッタリとはまり込んで外れません。

タイヤ状にカットした物を取り付けてみました、よく見て頂くとわかりますが先程の治具に取り付けてあります。

思ったよりも外径が小さくなってしまいました、タイヤの角を丸く削ってしまったら余計に小さく見えてしまう印象ですね。これは使えないな~。

今まで作っていたのが左側で指で持っていたもの、右側のパイプ状の物が新しく作った外径が17.3mmの物ですね・・・ちなみにBBRは18mm近く有ります。

タイヤの比較です。
右はBBR製のタイヤで18mm、中央は17.3mmの2回目の自作タイヤ、左側が最初に作った16.3mmのタイヤ。
さすがに最初作ったタイヤは細すぎますね・・・削り過ぎかな??

17.3mmのタイヤのサイドウォールを加工します、内径は最初の物と同じですから治具はそのまま使えます(笑)
少し楽をさせて頂けます(爆)

タイヤの問題が解決したので次は・・・
その前にフロントブレーキのドラムを作り直します。
理由は今日最初の画像を目を凝らして見てみるとドラムの表面に6つの丸い凹みが有るのがわかりました。
僕はキットの物を参考にして作ったので表面は何もモールドが無くツルッとしている印象だったのに・・・違っていました。

またもや割り出し円テーブルの出番です・・・(笑)

スカイマークは偉い!

2014-09-27 21:33:45 | Benz Tropfenwagen
昨日、本日とメイクアップの35周年の記念パーティーに出席の為に更新は出来ませんと書きました。
普通なら電車で26日の朝早く発って27日の最終電車で帰って来る気持ちでいました、当然ですがそうなれば更新はおろか更新の為の製作も出来るはずが有りません。
私の製作記は本当にほぼ毎日の製作のご報告なのです・・・。

ですが26日の朝、安全協会の役目で朝の通勤時刻に街頭に立たなければならなかった為に朝一番の電車で出発が出来なかったのです。
仕方が無いので米子鬼太郎空港からスカイマークを使って上京致しました。
スカイマークは午後3時に出発なので午前中には通常通り畑に白菜とキャベツとレタスの苗を350本程植えて午後から製作を初めてTropfenwagenのホイールを2本だけ作って更新したのは昨日の事でしたね。
それが無理無く出来る時間の余裕が有ったのです。
今日も昨夜泊まったホテルが12時がチェックアウトの時間だったのを良い事に午前中はホテルの部屋でウダウダしていました(笑)まあゆっくりと休養をとれたと言う事ですね。

お昼は何を食べようかと思ったのですが一人で食べに入るのはどうも苦手でして・・・
最近家内と一緒なのが多いから・・・おっくうになってしまったのか・・・
何も食べたい物が無い・・・仕方なくマックに・・・
外食しても今までマックに入る事は無かったのですが特に例の食肉問題からこっち食べようとも思わなかったです。
最近業績が急に落ちていて対策を取っているがなかなか元に戻らないという話しを聞きますのでどんな対策をしているのか気になりまして・・・。
ちょっと行ってみました・・・
頼みもしないのにこんな紙が一枚付いていました。
材料を厳選していてチェック体制も万全で・・・トレイサビリティーがどうのこうのと・・・書いて有りますが、ではなぜあんな事になってしまったのか・・・と聞いてみたい内容ですね。
これじゃあ誰も納得出来ないね~今周りで食べている人はどんな気持ちで食べているんだろう・・・?

2Fの窓から見た稲荷町の風景12時を回ったからもうGTさんは開店しているかな~?
せっかく来たのですから寄ってゆきましょう・・・
収穫は後ほど・・・。

午後15時35分発のスカイマークで帰宅です・・・。

アトリエには17時過ぎに帰着しました。
お客様が一人待っていらっしゃったので早速製作開始です。
こんな時間になっても集中力が残っているなんて電車の移動では考えられないですね・・・しかも電車の往復割引よりも往復で4000円も安いなんて・・・スカイマークは偉いですね~。

時間がいくらか有りますからホイールを作ってしまいたいですね。
早速今日1個目のホイールを編みました~

お客様とお話しをしながらどんどん編んでゆきますよ2個目です・・・

勢い余って通算5個も作ってしまいました、必要なのは4個なのですが5個の中から良い物を4個選んで使う予定です。

東京から帰ってからまだホイールを3個も作れるだけの集中力が残っていたなんで・・・驚きですね。
明日はまた通常営業です、今日は早めに寝なくては・・・。

いよいよホイールの試作です

2014-09-26 12:35:01 | Benz Tropfenwagen
今日は更新が出来ないかも・・・と思っていましたが、制作時間は2時間半程ですが出かけるまでに1時間程時間が空きましたので何とか更新しました。
昨日までの雨が嘘の様にフライト日和!?ですね、これなら飛行機は問題無く飛ぶでしょう。

さて昨日までホイールの治具や部品を作ってきましたが今日からはいよいよ組立てに入ります、巧くいけば良いのですが自信は有りません。
ワイヤーを掛けるピンの位置が不規則で気に食わないので作り直して見る事にしました。
またまた割り出し円テーブルですね

今回はピンを並べる部分の寸法が広がる様に大きなABS樹脂の丸棒を使っています。
切り離して見るとこんな感じですね、中央にはリムを支える為の治具が入る様に大きな穴が開いています。

穴はピッタリで少しきついくらいです、ガタが有れば当然正確な工作が出来ませんのでこのクリアランスは大切ですね。
しかも抜けてこない様に極小ビスで留めておきました・・・

使うのは事務用の虫ピンですね。
長さを10mmに揃う様に目印を入れてカットします。

治具に差し込んで瞬間接着剤で留めます・・・
時計草の様な感じですね!

リムを留める治具に差し込んで固定・・・

早速ステンレス線で編み込んでみました・・・
内側になるリムのリングを先に治具にセットしていますね。

ハブの上下にステンレス線が行き渡ったら上からのリムをかぶせて金槌で叩き込めば取り敢えず完成!


完成したホイールを見ての感想ですが・・・
スポークが繊細なのは良いですがその分リムが厚く見えてしまいます。
ただリムがスポークを挟み込む構造なのでこれ以上リムを薄くする事が出来ないんですね~
車全体のバランスから言うと1920年代の車なのでホイールは自転車のホイールか?って言う程薄く幅も狭い訳です、このホイールはどう見ても1930年代から1940年代の始め頃までの印象が強いですね。
新しい試みでは有りましたがこれではちょっと印象が変わってしまうもっと繊細でなければなりません。


そこでもう一度最初から作り直しです。
以前何かのホイールを作ったときの治具を取り出しましてワイヤーを張っています。

全てのワイヤーを張ったら上から外側のリムを載せて木片で押さえつけてハンダを流します。

全周に渡ってハンダを流したら完成!

あれれ!
曲がってしまいました・・・がっかりです。
ホイールを治具から外す時に力を開け過ぎてリムが曲がってしまいました。

これもまた繊細なリムを作りたいが故の事、気を落とさずに次を作ります。
再びワイヤーを張ります

ハンダを流して余分なワイヤーをカットして・・・何とか完成しました。

如何でしょう?
リムも薄いしね・・・良い感じじゃないですか?
奥側にブレーキドラムを置いていますがスポークが細いのでバッチリ見えますね~。
これならドラムブレーキを作るかいがあるでしょう・・・。

BBRの物を隣に置きますとそのスポークの細さは一目瞭然しかもリムも薄いでしょ!?

ホイールは難しい・・・(笑)

2014-09-25 21:09:01 | Benz Tropfenwagen
今日は朝から雨が降ったり止んだりを繰り返しております、台風は温帯低気圧になって普通の低気圧になってしまったらしく風は全く吹きませんでした。
これなら明日は無事に飛行機が飛ぶんじゃないかな~!?
明日は先日告知しました様に所用で上京しますのでブログの更新をお休み致します、よろしくお願い致します。
27日は早く帰れれば更新をする事が出来るかもしれません、電車の最終で帰ると自宅に着く頃には日付が変わりますので無理かな~!?

さてTropfenwagenのホイールですがなかなか難しいですね。
一昨日は外側のリムを作りましたね、今日はセンターのハブを挽いてみました。
同じ物を複数個作るのはなかなか精度が出ずに難しいですね。
いくつか作って揃った物を使う様にしています。

そして内側に嵌め込む為のリングを挽いています、これは特に精度を要求されますので8個作って使うのは4個なんですね。
無駄と言えばそうなんですが・・・良い物を作る為の途中経過という事ですね。

リムの外側と内側を填めてみるとこんな感じです・・・クリアランスは0.1mm・・・つまりスポーク1本分ですね。

ホイールの部品が揃いました。
ハブ、とリム2枚ですね。

後は治具を作ればサンプルを作ってみられます・・・これもまた難しいんですが・・・。
治具を削っていつもの割り出し円テーブルで穴を開けています・・・
素材はABS樹脂です。

この穴はスポークを引っ掛けるピンを打つ穴ですね・・・
でもこれは使えなかったですが・・・。

理由は隣のピンが近過ぎました。
穴は離れているのですが埋め込み部分で隣と干渉してしまいます。
ピンは当初真鍮製の釘を使っていましたが少し太かったので事務用の虫ピンに変更しましたがそれでもまだ太いんですよ~(汗)

中央にセンターハブを固定する為のピンを埋めました。

治具にリムやハブをセットしてみますとこんな感じです。
一見奇麗に収まっていますが・・・ワイヤーを張る為のピンが解決していないんですよね~。
どうしましょうかね~・・・


仕方が無いからワイヤーを引っ掛ける部分を別部品にて作ってみます。
これを別部品にすると良い事も有りましてワイヤーの本数が変更になっても全てを作り直しをしなくても良いですね。
これもまた割り出し円テーブルで加工です・・・

出来ました~!

突っ切りバイトで切り取りまして・・・
昨日バイクの部品を塗っていたので指が汚いですね・・・ウレタンなんで奇麗に落ちないんですよね~

更に加工をしまして・・・
穴に向けての切り口が不揃いなので使えないですが、別部品なのでこんな時にも作り直しが出来ます(笑)
仕方ないのでスリットを入れる為にモノタロウでメタルソーを注文しましたよ~。
これなら奇麗にカット出来ますよね。