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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日の修理の日です

2022-01-17 22:33:58 | ミニカー修理

本日の山陰は曇り時々雨や雪の天気でした
出勤時にはそんなに寒いとは思いませんでしたが・・・
工事現場を見ながら畑で少し草取りをしていたら結構冷えて来ましたね。
ジャンバーがないと外に居られなくなってしまいました・・・。

その工事現場ですが・・・
大雨の度に水没するガレージの床をかさ上げする工事を行なっております・・・
まずは母屋の横の小屋から始めています。
こちらのガレージは30cmくらい水没しますので今回は40cmかさ上げですね・・・
周囲にブロックを積んで砂利を30cm程入れて本日コンクリートを10cmほど打ちました。
と言ってもこれは私の作業では無く知人の職人さんにお願いしてやっていただいています
安くしようかと思えば自分でも時間をかければ出来るのですが・・・そんなに悠長な事も言ってられないのです。

でも40cm上げると言う事はこんなに上がるのです・・・何とブロック2枚分です。
オマケに梁やシャッターが低くなります
このままでは軽トラックのルーフが当たって入れませんよね。
後でこれも知人の大工さんに直してもらいます・・・。
しかもこの40cmの段をどうやって登って入ってゆくのか・・・それが問題なのです。
最終的には前側の駐車場も同じ位上げないといけませんが一度には出来ないので・・・
まずはこちらの倉庫を上げておいてから母屋の荷物をこちらに移しまして母屋の床を上げて再度母屋に荷物を引っ越して・・・最後に前側の駐車場を上げると言う大工事になってしまいます。
外は時間がかかっても良いので自分でやりますが、さすがに中は職人さんの手を煩わす事になりました。

さて現場監督はいい加減にしておきまして厨房係を終えたらすぐに本業を始めます。
千葉県のお客様からのご依頼です
ポルシェ911RSRだったかな??
窓が4面とも浮いている様です、メモを入れて頂いていますのでわかりやすいです。
既に4面のウインドウを撤去してタッチアップまで進めています。

窓の場合修理のタイミングが難しいんですよね〜
今回の場合もリアは丁度良い感じでしたがサイドはもう少ししてからでも大丈夫だったかもしれませんが・・・ウインドウの部品自体が歪んでしまいますとウインドウを作らなければなりませんから高くつきますし・・・酷い場合はウインドウのエッチングも曲がっている事が有りますからね。
まあ送料の具合も有りますからお客様から考えますと一緒に修理をしておきたいと思われても不思議じゃないですね。
4面のウインドウを接着し仮留め中です。
ワイパーはまだ付けてないので接着の具合を確認してからの作業になります。

続いてカウンタックLP400です
ウインドウの上側の中央部分が膨らんで外れています
このモデルは再生産の物じゃないかな〜
再生産から時間が経過していますから有る程度は仕方ないかもしれませんね・・・。

ウインドウの問題の部分はこちらです・・・見え難いので方向を変えて拡大しています。

こちらもワイパーを外してウインドウを外して・・・
クリーニングとタッチアップです。
ウインドウの上部の着色部分は気をつけないと剥がれたらウインドウの作り直しになります・・・クリアーの塗料なのでタッチアップは不可能ですね。
黒い枠の部分なら大丈夫なんですけどね〜気をつけましょう。

そして接着です。
カウンタックは平面だからまだ気持ちよく貼れますね。
ボディの収縮は少なめみたいなので初期の物と比べると修理が楽ですかね。
初期のはウインドウが凹みに嵌らない位ボディが収縮している物が有ります(滝汗!)

仮止めのマスキングテープを剥がしまして様子を見て・・・
なかなかスッキリしていますね、これなら大丈夫そうですね。

最後にワイパーです
取り付け角度がちょっと難しいですが・・・
PCで同モデルの画像を探して角度とかを確認して取り付けました。

 

次はLP400Sです
一見綺麗なんですが・・・

フロントウインドウが歪んでいるのがおわかりでしょうか?
この様な状態を放置しておきますとウインドウの樹脂が変形してしまって外しても元に戻らなくなったりします

修理を必要としているタイミングですね。

この様に歪んだ場合ですが接着が強くてウインドウを外しますと周囲の印刷の黒い部分が剥がれてしまっている場合が多いですね
このまま接着すると接着部分がスッキリとしないので黒い印刷の部分をタッチアップしておきましょう
真っ直ぐの部分はマスキングテープを貼って修復しますからはみ出しの心配はあまり無いかもしれませんね。

注意が必要なのは窓の上側のブルーの部分です
クリアーの塗装?なのでタッチアップしても綺麗になりませんから傷をつけないことが肝要ですね。

タッチアップをしますと表から見た時には全く遜色がありませんね。
これなら大丈夫でしょう。

ウインドウを取り付けたらワイパーを元通りに接着しまして修理完了ですね。
スッキリと治りました。

続いてポルシェ911ターボです
今回は珍しくリアウインドウですね

すでにウインドウを外してタッチアップして居ます

ウインドウを接着してからワイパーを元通りにしたら完成です
ポルシェの場合はリアウインドウの上側のルーフに近い部分にコクピット内のエア抜きがありましてそれが見えているのが普通なのですがウインドウが外れますと見えなくなってしまうのです・・・
やっと元に戻りましたね。

続いてイグニッションモデルのDR30スカイラインですね

このモデルは・・・実は大変困りました
プラスチックの透明なカバーが外れなかったのです。
どうやらレザーベースが溶けて居まして・・・透明なカバーとレザーが当たっている部分で少し黒が濃い部分が怪しい部分ですね。

反対側にもありまして・・・
周囲が溶着している感じですね。



仕方がないのでお客様に連絡をとりまして最悪の場合ケースが壊れます壊れた場合は当方のケースに入れ替えることになるかもしれませんと・・・ご了解をいただきまして力ずくで外しました。
バキ!!と結構な音がして剥がれました。

恐る恐る見てみましたがレザー台座が壊れる様なことはありませんでしたので一安心しました。

このモデルはリアウインドウの下側が浮いて居ました
これくらい浮いていてもウインドウは一度脱着が必要なんですね。

少しだからといって脱着せずに接着剤を差し込む様にして修理をしますと比較的短期間でまた剥がれます。
経験済みなんですよね。
修理はきちんとやるに限ります(笑)

一旦ウインドウを外します

そして接着して仮止め・・・
これはどのモデルでも変わりません

2時間ほど置いて仮止めを剥がします
この通りスッキリ治りました

リアワイパーを元に戻します
これならOKかな!?

今日もこれでタイムアップです
明日も修理になりそうですね・・・
でもゴールデンアローを確認のために出してみようかと思っています、と言うのも修理もやっと終盤戦になりまして次の製作の準備も進めておかないといけないのです。
明日もがんばりましょう・・・(笑)


GT-Rつながり!?

2022-01-16 20:46:59 | ミニカー修理

本日の山陰は曇り時々雨の天気でした、夕方になるにしたがって雨の降っている時間が長くなった様な気がしますね。
雪ではないだけでまだマシでしょう・・・と言うのも今日は大学入試の共通テストの2日目だったので受験生の皆さんは天気が気になる所ではなかったかな〜と思います。
で・・・朝起きてTVを付けたらいきなり津波の情報が繰り返されていて目が覚めました。
地震が有ったのか?と思ったのですが何の影響かを余り言わないんですね・・・ただ避難して下さいと言うばかり。
各地の港の状況とか映すばかりなんですよね。
何の事か全くわからず・・・伝わらないのですよね。
地震ならそれに対する避難の仕方も有ります、今回の様にかなり離れた所で火山活動が原因でと言う事も言って欲しいな〜と思ったのは私だけでしょうか??
確かに私もトンガで大規模な火山活動が有ったと言うのは昨日ネットで見ましたがそれが時間が経過していますのでつながらないのです。
ましてネットを見ない年寄りの方とかはわからないと思うのですよね〜。
なのでTVの避難の連絡の中で「トンガの火山活動の影響と見られる」とか入れて欲しいのです。
同じ事を繰り返すだけではなく伝え方をわかりやすくして欲しいな〜!!

で・・・太平洋岸で電車が止まっていたりして入試に向かう方はなかなか大変じゃなかったかな〜!?
今年の受験生は勉強だけでなくコロナや津波そして後から刺された人も居たみたいですが・・・世の中メチャメチャですね。
この先どうなるんでしょう??

メイクアップさんから2022年のカタログが送られてきました。
今年は大きなサイズになった様で見やすくなりました。

さて本業のお話を・・・
昨日デカールを貼った35GT-Rですが今日はマスキングからですね。
実は今回の作業で一番難しいのがこのマスキングなんです。
完成品のミニカーをウレタン加工する場合ウインドウの内側に塗料のミストが入る込む事が有ります。
ウインドウは樹脂ですのでミストが入りますと静電気で引きつけられてしまうのです・・・。
なので車体の裏側に進入しない様にマスキングをします。
まずはホイールアーチの部分やボディと仮組板の間をマスキング(グリルやフロントのインテークも穴がつながっている場合が有りますのでここもマスキングです)します
でボンネットの周囲もマスキングします・・・。

続いてルーフやリアウイングなど他の部分も・・・全部覆います。
これだけやっても運が悪いと吹き込んだりしますからね〜。

この後一度目のウレタンクリアーを塗っています・・・デカールの表面の印刷の問題で結構凹凸が出ますので2度は塗らないとダメかもしれません。

一度目のウレタンクリアーを塗って硬化したら中研ぎを入れます。
今回は意外と埃も付かず・・・綺麗に塗れたけど一度に厚く塗る訳にはゆかなかったのでデカールの印刷の凹凸が見えています。
なので中研ぎを入れました。
削ったペーパーの研磨成分がボディに付くと傷の元になりますからマスキングはそのままで研磨しています。
この後一度マスキングを外してマスキングをやり直して・・・2度目のウレタンクリアーですね・・・。
2度目のウレタンクリアーを塗ったら硬化前にマスキングを剥がします。
硬化してから剥がしますと、クリアーの層が一緒に剥がれてしまう危険性がありますからね。
(ボンネットの先に白い部分が有りますがこれはゴミや傷では無く写り込みです・・・念のため・・・笑)

ウレタンクリアーを塗ったら35GT-Rにわ触れないので他の仕事を進めます・・・GT-Rつながりかな!?

メイクアップさんからホワイトのKPGC110が発売になったのでいつもの様に木製ベースに交換作業です。
シルバーも注文したのですが今回の入荷はホワイトだけでした・・・削られちゃった??いやそんな事はないでしょう(笑)

やっぱりホワイトのボディは木製ベースの方が奇麗に見える様な気がしますね。
前側にはプレートが付きますので少し後ろ気味に・・・

こんな感じで完成です。
一緒にオーダー頂いたシンガーと同梱で本日発送致しました。
明日の午後には到着の予定です。

そうそう!
一つだけ注意点が有りました。
今までの物と外箱が変更になっておりますこの様に片面が開いて取り出しやすくしておりますので箱から出される時にはお気をつけ下さいね。

 

さて明日も修理ですね。
色々と修理を受けていますので・・・こちらも。



そしてこちらも・・・



修理はこれだけではなく、まだあります・・・
まだまだ頑張って修理しないといけない物件が沢山残っているのです。
修理が終わったらゴールデンアロー復活です。

 

 


あら〜、お大事に〜!!と言うお話です

2022-01-15 20:24:48 | ミニカー修理

本日の山陰は朝から大変穏やかな天気でした。
気温は低めながら日が当たりますと結構暖かいのです、今夜からはまた雨らしいですが・・・。
そして来週はまた雪のマークが続いていますが・・・どんな天気になるやら、と言った感じですね。

下の写真は本日夕方の中庭です

右の上の方に見えるのは月です遠くの空の下の部分は少し赤いですが、これは夕焼けが反射しているのではないかと思います。
綺麗な空でしょ!?

今日はS15シルビアが嫁いでゆきました。
そう、T中さんが奥様と二人でランチを兼ねて納車引き取りにいらっしゃいました。
しかし、綺麗で理解の有る奥様ですね〜。
宅配便でキットが届くとそそくさと家内が出て来るまでに引き取ってアトリエの中に入れてしまう私とは全く違います(笑)



それにしても随分長い間お待たせしていた様に感じますが、シルビアに限らずですが、いい加減な(自分が納得出来ないものと言う意味でね)作品をお渡しする訳にはゆきませんからね。
その時点での最大限の作品をお届けします、お待たせしているお客様よろしくお願い致します。

ここからの予定はゴールデンアロー、スカイライン1800、フェラーリF-1が2台と続きます・・・が年初から遅れが出ています・・・(滝汗!)

では今日の仕事から・・・
まずは1/18の35GT-Rの続きです。

1/18の35GT-Rと言いますと大きさが結構大きいのです。
まあ手で持っての作業は出来ない事は無いのですが汚れたり壊れたりしないとは限りませんので仮組台に固定します。
特に窓とか汚れますと後々困りますからね〜。
と書けば簡単そうに見えますが・・・ビスの位置はモデルカーによって変わって来ますのでその都度採寸して穴を開け直します。
おかげで仮組み台は穴だらけです(笑)



分解した35GT-Rのシャーシですが瞬間接着剤の白化でシャーシが白くなっていまして見た目も良く無いしボディ側にも瞬間接着剤の塊が付いていますのでこれを掃除しないと取付けた時にシャーシが下側に出っ張ってしまいます。
と言う事でペーパーをかけて塊を削ります。
ついでに不揃いだった断面の接着剤も削っておきましょう。

断面を削って整えますと・・・当然ですが下側の見える面もいくばくか塗料が剥げてしまいます
剥げたら塗らないとね〜。
サフを塗ってフラットブラックで塗り直しておきました、これでスッキリですね。

さて今度はボディの方です・・・
実はボンネットをカーボン仕様に替えて欲しいと言うご依頼も有ったのです。
デカールを貼る前にやらなければならない事が有ります。
後でカーボンデカールを貼る場合は筋彫りにスミ入れが必要なんですよね。
溝の断面と言うか奥行きの部分にどうしてもボディカラーが見えてしまうからなのです。
カーボンボンネットを使う場合ボンネット側の厚み部分はカーボンなのですがここにはさすがに奇麗にデカールを貼れないのです。
なので事前にスミ入れをして黒くしておきますと目立たなくなります・・・
下の写真はスミ入れ後の写真です・・・一見変化が無い様に見えます。

ボンネットの型紙を作ります。
いつもの様にデカールをカットする為の型紙ですね・・・幅広のマスキングテープを使っています

カーボンデカールはなるべく似た様な物を使います。
今回は屋根もカーボンなので余り雰囲気が違う物は使えないのです。

ボンネットにカーボンデカールを貼りました。
結構大きなデカールになりますので貼るのが結構難しいですね。
何度もやり直しをして貼ってみましたが・・・どうでしょう?

ボンネットにカーボンデカールを貼りますとこの35GT-Rは今日はもう触れないんですよね。
次はクリアーコートなのですがデカールの下の水分が抜けるまでは塗る事が出来ません、まだ組立て前のボディだけの状態なら乾燥機に入れて半日程で塗る事は可能ですがもう窓とか付いている完成品では窓の変形が怖いので乾燥機には入れられません・・・と言うか入れない方が良いですね。
ここで失敗しちゃったら元も子もないですから。

こんな時は次の仕事に向けて準備をします。
修理をお待ち頂いている複数のお客様にメールを差し上げまして修理に入る事や大体の金額をお知らせしておきました。
すぐにご返事を頂いたのですが・・・
お一人の方はなんとコロナが陽性になって隔離中と言う事でした、びっくりしてすぐに返信し「お大事に」とお伝えしておきました。
最近のコロナはどこで感染したのかよくわからない事が多いですからね・・・私も飲食店の手伝いをしていますから人事じゃ有りません。
でも当店はそんなに繁盛店では有りませんから・・・(笑)心配は少ないかもしれませんが・・・
でもお客様に迷惑がかかると困りますので気をつけなきゃね〜と心に誓うのでした。
オミクロン株は感染率が高いらしいので誰がいつ感染してもおかしくない状況です、誰も好き好んで感染する訳ではありませんから・・・

1日も早い回復を願うしかありません。


Ferrari 16M スクーデリアスパイダー完成

2022-01-14 19:52:02 | ミニカー修理

本日の山陰は曇り時々晴れ・・・かな〜。

途中パラパラとはアラレの様な物が降って来ますが、すぐに止んでしまいます。

何日か前の天気予報では午後から雪で土曜日まで降る様な予報だったのですが変わったのかな??
取り敢えず昨夜の降雪は5cm程かな〜
昨日帰りには中庭は薄らと白かっただけだったのでほぼ昨夜のうちに降った物だと思います。

通勤途中の道路は凍結してツルツルです!!
まあなんとか無事に到着しました。

中庭にはスズメの餌場が有るのですがどうやらここにカラスがやって来ているみたいですね。
朝、餌をやる時に大型の足跡が残っているんですよね〜
他にも野良猫とかも来ているみたいですね・・・ネコじゃなくて狸かな??
姿を見た事は無いのでどちらかよくわかりません。

 

さて本日の本業です昨日は16Mのウインドウを取付けた所まででしたね。
今日はフロントのメッシュを取付けています。
この部分はお客様も気が付かれていなかった部分でして・・・輸送中に外れたのかもしれません。
どうも向かって右側の下側・・・その一点だけ瞬間接着剤ですね。
他の部分はゴム系接着剤なのになぜ??
多分、メッシュの形状が正しく整形されていなかったので浮いて来たのでしょう。
なのでBBRの工場で仮留め代わりに瞬間接着剤を使ったのではないかと考えられます。
でもその部分だけ少し白くなっちゃうんですよね〜。
ダークグレーでタッチアップしています。

そしてお待ちかねの確認作業です
ウインドウを仮留めしていたマスキングテープを剥がします。

どうやらきちんと接着出来たみたいでスッキリと直りました。
と言う事でコンパウンドのウルトラフィニッシュを使って磨きの作業をします。
まあ確認作業の続きみたいな物です

透明なプラスチック製のカバーを被せましたが・・・
カバーに傷が付いていまして・・・汚れも有りますのでそのままと言う訳にはゆきません。
こちらもコンパウンドを使って磨いておきました。
上面なら何となくわかりますが側面にも傷が有ります・・・不思議だな〜と思っていました。

このミニカーですがこのケースの外側に塩ビ製のコレクションケースに入ってその外側にエアキャップのクッション材が有ってその外側にBBRの厚紙の箱が有りました。
塩ビのコレクションケースに入れようとした所・・・
内側のケースに傷が付いた原因がわかりました。
この塩ビ製のコレクションケース(よく有る市販の物ですね)の内側に砂埃かなにかの異物が付いていた為に擦れて内側のケースに傷が付いたみたいです。
塩ビも樹脂ですから静電気を帯びますので砂埃を引き寄せますそのまま内側にミニカーの入ったケースを入れますとこの様に傷が付きます。
コレクションを守る為に被せられるケースですが内側には入れられない方が良いみたいですね。
もしこれをお使いになるなら紙箱の外側にされる方がよろしいかと思います。

本日はこのミニカーをお客様の元にお送りさせて頂きましたがこのコレクションケースは使わず新しいビニール袋に入れて梱包させて頂きました。
また傷が付いたら嫌ですからね・・・コレクションケースは発送用の段ボールに入れて一緒にお送りしています。
下はコレクションケースですが・・・白く傷が有るのがわかりますかね?
内側のケースの同じ場所に同じ模様で傷が付いておりました。

少し時間が余ったので次の作業ですね・・・
自営業に休んでいる時間は有りません(笑)

修理が終わらないとゴールデンアローが再開出来ないのですよね〜

次のお客さんはこちらです・・・
S木さんからのご依頼でメイクアップの1/18GTRですがお客様の車に合わせて仕様を変更します。
台から取り外しました・・・
裏のバックスキンの紙(?)を剥がすのに勇気が要りました。

裏板を外してタイヤ/ホイール/車軸を取り外します
グルーで取り付けられていますのでドライヤーで十分に暖めて外します。

事前にS木さんが準備されていたホイールタイヤに交換しました。
まるでF-1のピット作業の様にスムーズでスピーディです・・・(笑)

ガラスの上で車軸を接着します。
何故ガラスかって?それは平面が綺麗に出ているからですよ
本当は定盤も持っていますが・・・出して来るのがちょっと億劫でしてね・・・何せ重いですから。

足回りを接着しますと接着剤が完全硬化するまでは触れません
今日はここで終了ですね。
この35GT-Rはこれで終わらないのです・・・明日に続きます。


本格的に修理です

2022-01-12 20:41:55 | ミニカー修理

本日の山陰は曇り時々雪の天気でした。
中庭は朝のうち白くなっていましたが・・・午前中に溶けてしまいました。
その後も一時的には降ってきましたが白くなるほどではなくたいしたことはないのです。
そんな中ですが松江市まで・・・税務署に納税証明をもらいにってきました。
確定申告もそろそろですからね〜これからは税務関係の動きが慌ただしくなってきますね。

そして知り合いの誕生日のお祝いをしてきました。
午後からは本業を開始ですね。
まあこの部分は定休日でも変わらないでしょう・・・。

本日は昨日までに修理をした1/18モデルがお客様の元に帰ってゆきました。
大きな箱ですが1/18モデルが5個も入っております。
どうか無事にお客様のもとに戻ってほしいですね。

その後はまずS木さんのエキゾーストを塗らなければなりません・・・
確か木曜日の引き取りだったので、急がなければなりません。
余裕を持ってできるはずだったのですが・・・気が付けば明日が約束の木曜日でした。
塗るだけではなく溶接部分の拭き取りも必要なんですよね。
集合部分ですが・・・右側は溶接部分の塗料を拭き取ったもの。
左側は未加工品ですが・・・違いがわかりますかね〜!?

1時間ほどをかけてやっと全部の加工が終了しました
意外と時間がかかるんですよね〜。

今日の修理はこちらを始めます
(受付順なんです・・・)
BBRの1/43モデルでFerrariのスクーデリアスパイダー16Mです
珍しいですよねこのミニカー。
普通の430スパイダーはキットとしても売られていますし完成品も持っていますが16Mはキットとして売られていないはずです・・・見たことがないのです。
その完成品の修理をご依頼いただきました

その症状ですが一番気になるのがこのダッシュボードです
白く変色しているように見えますね・・・でもこの時点ではダッシュボードには触れないのです。
触ってみてびっくりなのはこの後すぐです(笑)

リアのエンジンフードのガラスの部分とフロントウインドウはお決まりのように浮いています。
BBRの場合はレジンが縮難いものを使っているはずなんですが・・・
それでもウインドウが浮いてしまうのですね。

ついでに気がつきましたが・・・
フロントのインテークのメッシュも左側が浮いていますね。

輸送中に外れたのかもしれませんが、全体的に接着が緩くなっているのかもしれません。

と言うことでベース板から取り外しまして裏側にあるビスを外して分解します

ダッシュボードを外すためにはボディの下側から外してゆかないとダッシュボードを取り外す事ができないのです。
この辺りも実際に分解している場面をご覧いただかないと何故修理代が結構かかるのかご理解をいただけると思うのです。

ダッシュボードの状態を確認するために白くなったダッシュボードを綿棒で拭いてみましたら・・・
白いものが剥がれるのです。
したから黒い塗料が出てきます、多分ラッカーのブラックを塗ってからフラットクリアーを塗ったみたいですね。
ですが何故溶けたのか・・・これは疑問が残りますね。

そういえば・・・
シャーシの裏側の写真をもう一度ご覧ください
タイヤの周囲の部分の塗料が少し光っています・・・フロントの左右とリアの左側だけです。
まだ溶けていると言うほどではないのですが・・・
多分タイヤからガスが出ていてラッカーを溶かしたのではないかと・・・
つまりケースを閉めたままにしておいたのでダッシュボードのラッカーを溶かしたのではないかと言う疑惑が・・・
まあ想像ですけどね。
それならタイヤもいつもの方法でレジンで作り直した方が良いのですが・・・今回はそこまでのご依頼は承っていないので様子見にはなります。

やっとダッシュボードを外しました
ボディの分解はここまでで大丈夫そうですね。

外した部品は小さな箱に収納しておきましょう
なくなりますと困りますからね。

ダッシュボードの参考のために私が持っている16Mを出してきました
ダッシュボードはブラックで正しいみたいですね。
カーボンデカールも貼られていますね
修理品はデカールも溶けていますのでこのモデルを参考に修復する事になります。

ダッシュボードはラッカー塗料もデカールも溶けてベタベタしていますのでラッカーシンナーにつけて塗料を剥がします。
そしてサフを塗って下地を作りました

そしてフラットブラックを塗ったところで時間がなくなりました。


続きはまた明日です

あ〜明日は午前中に友人のお父さんが亡くなられたらしいのでお悔やみに伺います。
少し山の中なので雪が心配ですね〜。
S木さんも部品を引き取りに来られるはずですし・・・なかなか忙しい(笑)