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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日はストラダーレ・・・と言うか共通部品なのです

2012-03-31 21:25:27 | Lancia Stratos
ストラトス(サファリ)のリアアニマルガードを付けたいのですがリアのアニマルガードは左右に長いタイプですのでテールランプを付けないとアニマルガードを付ける訳にはゆきません。
キットのテールランプはエッチング板の凹みの部分にオレンジとレッドをさしたものですので全くレンズに見えないのです。
これを使う予定は全くありませんので自作する事になります。
ちなみにレンズの枠は比較的大きなブラックの樹脂製の物が付いていますのでこれもまたエッチング製の部品になっていますのでこれもまた質感が伴いません・・・いつもの事ですがこれもまた自作ですね。
まずブラックの枠を作ります。
素材はABS樹脂の丸棒です。
外径は5.3mm程の枠を作る為に15mmも有る丸棒を使います。
理由ですか?細い物を旋盤にかけて削るとチャックからの出を最小限にしないと樹脂の棒が曲がってしまって最悪の場合折れてしまいます。
ですから太い物を使って強度を保ちながら削ります。
出来た物はこんな感じです。


今度はテールレンズです。
テールレンズを作る時のいつもの素材ですね
3mmのクリアーレッドとクリアーオレンジのアクリル板を6mm幅でカットして6mm角になる様に接着致します。
正方形の素材を3ツ爪チャックに固定する場合にはそのまま固定したのではセンターが出ませんので20mm程度のABS樹脂の丸棒をフライスで半分だけ削ってしまいまして断面が半月状になる様にします。その中央にフライスで深さ3mm幅6mmの溝を掘ります。作った樹脂の半丸棒を2つにカットして中央にレンズの素材になる6mm角のアクリルを固定してチャックにつかみますとだいたいセンターを出す事が出来ます。
まあこんなまわり諄い事をしなくても4ツ爪チャックを買えば全く問題ないですが・・・まあこれもお金なので・・・(笑)


まあ削ればテールレンズを作る事は可能なのですが、このストラトスのレンズはフィアットの物を使っておりましてオレンジとレッドの境目の部分に長四角なリフレクターが埋め込んであるのです。
そこだけはリフレクターなので他の部分とは質感が違っていなければならないのです。
ただ赤いリフレクターなのであくまでも赤じゃないと雰囲気が違って来ます・・・チト困った。
同じ赤でも質感を変えたいのでこの四角いリフレクターの部分に赤いデカールを貼りましょう。
レンズの部分はクリアーなのでリフレクターの部分は不透明な赤になります。
またクリアーの部分は裏にタバコの銀紙を使いますのでそれが見えるはずなので質感を変える事が出来るかな~。
デカールを貼る為にレンズ表面を滑らかにする為にラッカークリアーを塗ります・・・ここで異変に気が付くべきだった(笑)


そうそう、少し前にブログで予告をしておいたデッドストックのキットが明日入荷致します。
明日の夕方にはご披露出来るかと・・・思います。
AMRとルフ氏のファンの方は必見です!!

さて制作の方も・・・

2012-03-30 17:52:58 | Lancia Stratos
裏庭の打ち合わせは昨日完了しているのですが、本日はシンボルツリーのアメリカフウという木を中心にサルスベリやヤマボウシなどを寄せ植えみたいに植えてゆきたいので位置関係などを打ち合わせ致しました。
でも呼び出しをされる程の打ち合わせはもう無いので本日は集中的に作業を進める事が出来ました。
本日の制作は一昨日の制作の続きですがフロントカウルのアニマルガードを取り付ける準備をしておりましたのでその続きになります。
多少形状の変更をしてやらなければなりませんでしたが部品自体は仮組を済ませておりますので余り問題なく付きます。
これが付くといかにもサファリの車に見えて来ますので不思議ですね~。


他にもサファリ専用の装備としてスペアタイヤのルーフラックも有りますので、これを付けてみましょう。
このルーフラックを取り付ける前にしなければならない事が一つだけ・・・ルーフに付いている換気用のインテークを仮合わせしないといけません。
一応ピンは打っていますが塗装後に巧く付くかどうかはやはり確認しておかなければいけません、こんな所で手を抜くと後で困る事は請け合います(笑)


ルーフラックはそれ自体が屋根を貫通させてありますので位置関係は何も問題が有りませんが取り付けステーをエッチングで準備しましたのでここはやはりアドラーズネストのビスを使って取り付けるのが良いでしょうね~ここは本当に良く見えますから効果は抜群です。


ラックを付けたらスペアタイヤも付けたくなってしまいました・・・。
固定はラックの部分には接着剤を付けずに中央のロックで挟み込む様に接着致します。
小さなハンドルが付いていてこれを回してスペアタイヤを固定するのでしょう・・・(実車はね)

この数日は大変多忙です

2012-03-27 23:42:05 | Lancia Stratos
昨日はついに更新が出来ませんでした、ご心配を頂いた方もいらっしゃる様でお見舞いの(!?)お電話を頂いたり(笑)しましたが、私は元気です。
この数日、Cafeの方もご来店が多かったですし周りの土地の件で司法書士さんと打ち合わせをしたり、Rossoの方にもご来店が有ったり・・・裏庭の植栽が始まって打ち合わせやらナニやら雑用が押し寄せて来ました。この件に関しては家内のブログをご覧頂ければだいたいどんな感じなのかご理解頂けると思います(笑)

少し前にこのブログに書きましたが珍しいデッドストックのキットが国内に入って来ました。
まだ手元に入っていませんので公開は避けさせて頂きます。
理由はいくら国内に来ていても自分の手元に無い物を先売りするのは心情的に今のミニカー業界を見ている様で少し寂しい気がするのです。
それはどのような事かと言えば半年先の生産予定を小売店に連絡して来ますが、数がまとまらないと生産しない事も有ったり致します。
それってどうなんでしょうか・・・注文した方は期待して待ちますが人気の無い物はやはり生産されない事になります。
メーカーさんの方が生産予定を上げておきながら自分の都合で生産しないって気分悪く無いですか?
こんな事だからミニカーバブルがはじけちゃうんじゃないでしょうか・・・とか私が言っても何も解決しないのですが・・・つまり大人の事情というやつでしょう。
個人的には凄く残念ですね。
だから私がアナウンスするのは手元に入ってから・・・ですね。
入荷した物は一日も早く売り切るのが当たり前の世の中です情報が入った時に予約を募るというのはわからない事は無いのですが・・・。
でも関東の某所に入ったキットをちょっとだけご覧頂きましょう。


まだ何のキットなのか書いていないのでまだ予約は受ける事が出来ません。
今度の日曜か月曜日にはご覧頂けるのでは無いでしょうか・・・?

さて製作の方ですがサファリのライトを作ります。
サファリのライトはご存知の様に4つの補助灯と左右のヘッドライトですのでそれを作ってゆきます。
いつもの様に矢坊主でプレスしたアルミ板をポンチで打ち抜きます。


打ち抜くと切り口の部分にカエリが出て来ますから500番前後のペーパーで切り口を整えます、細かな事ですが完成後に見た時にかなりきれいに見えます。
またレンズを付ける為の接着代が増えますね。


ライト本体の内側を磨きます。
この部分は本来ミラーの様にきれいになっています、アルミ板は一見きれいですが酸化しやすく全体に白っぽくなってしまいますので面倒でもコンパウンドを使って鏡になるまで磨きます。

今回はこの時点でライト本体をライトポッドに取り付けます。
当たり前ですがライトの向きを細かく調整して正面を向く様にするのは当たり前の事ですね・・・。

時間が短くてここまでしか作業が出来ませんでした続きはまた明日に・・・。

そう言えば次のシーズン用の薪を準備しておかなければなりません、また数日後には薪割りに精を出す事になりそうですね~。

フロントフードの中の細かな事やホイールの事

2012-03-25 09:34:34 | Lancia Stratos
ストラトスの場合エンジンはミッドシップですのでリアに有ります。そうすると自然にフロントは見せ場の少ない車なんですね~、でもやはりフードが開閉するならバランスを取ってみたい物です。
そう思ってスペアタイヤやホーンなどの配管などを追加しておりますが、何かキラリと光る物が無い(笑)
フードを開けた時の『おっ、こんな部分まで!』と言うポイントが欲しいですね。
まあそんなポイントになるかわかりませんけどリトラクタブルライトのモーターにアクセスする為のカバーを小加工してみましょう。
このカバーはエッチングで雰囲気の良い物が付属していますがそれを止める為のビスが無いのです。
本来は簡単に脱着する為に蝶ナットで取り付けてある様なんですがそれではオーバースケールになりますのでアドラーズネストのマイナスビスで飾ってやろうと言う所です。
まずはカバーに穴を開けます。2台分4枚の同じ部分に穴を開けたいので1枚穴を開けておいてそれをガイドに重ねておいて4枚に穴を開けました。


フードの所定の部分に接着しておいてフード側に穴を開けます。
フードのこの部分はキットオリジナルでは穴が空いたままになっていますが、塗装前にパテで埋めておきました。過去の制作で穴が有るままにしておくとこのカバーが良い位置に付かなかったので先にパテ埋めをしておいた訳です。


ビスで止めるとこんな感じになります。
一番左側のビスでは少し接着剤がはみ出したのですが今ではきちんと取り除いてありますからご安心を!
話が横道にそれますがこの様なつや消しの塗料の上にエポキシ接着剤がはみ出した場合にはすぐに拭き取らずに少し硬化して(カチカチではダメですよ)から先を尖らせた爪楊枝などで取り除くと奇麗に取る事が出来ます。
つや消しの場合はエナメル溶剤で拭き取ってしまうと接着剤の付いた部分が変な艶が出てしまうと修正が面倒になりますのでご注意を!
グロスの場合は拭き取っても奇麗になる様ですよ。


昨日作ったホイールナットを取り付けてみました。
センターハブキャップの部分は薄いアルミ板を1.5mmのポンチで打ち抜いた物です。
少しオーバースケールに見えませんか?実はそうなんですよ。ホイールナットに比べると少し大きめなんです。


このままでは大きめに見えますが、このキャップにはまわりに黒い縁を残してシルバーのリングが入りその内側にランチアのマークであるLの文字が入ります。その文字はキットには付属しませんのでデカールを作らなければなりません。こんな感じで作ってみました。
一番上の列の物は円の直径が1.0mmの物でその下はそのデータの105%、一番下は110%の物です。
微妙な大きさの問題でいくつか大きさを作って貼ってみる事は良く有る事ですね、これもバランスなのです。


今回は一番下の物を使用して貼ってみますと下の画像の様な感じになります。


如何でしょうか黒いセンターキャップの縁に黒い部分を残してその内側にシルバーのラインが入り、その中にLの文字。
これはシルバーのリングが入ると目の錯覚で小さく見えるのでしょうね~。これなら大きさのバランスは良いでしょう。


いよいよサファリもフロアーの取り付けが近くなりました

2012-03-24 19:07:10 | Lancia Stratos
ストラダーレを見てもわかりますが製作中の気持ちとしてシャーシ(又は今回の様にフルディティールならフロア)がボディと一体になるとなぜか嬉しい物です。
特にフルディティールになるとフロアが付くまで色々と部品点数が多く時間がかかる物です。
また毎日細かな部品を作っていると1日ではそう進む事も有りませんから尚更その様に感じるのかもしれませんね。
さてサファリの方はフロアーを取り付けるまでに消火器をフロアに取り付けないとフロア自体を取り付ける順番にならなかったですね。
今日は消火器の塗装から進めてゆきます。
昨日制作した消火器のラベルは昨日のうちに消火器本体に貼って有り今朝までに完全に乾いておりましたので今日はクリアーからですね。


アシスタントシートの前側の消火器はハンドルも何も付いていない物でして通常このタイプは配管を使って火災が起きやすい部分に直接消化液や不燃性のガスを噴射する物が多いですね。
ですから配管を追加しておきます、ついでに消火器を外す場合の元バルブも取り付けておきます。
これで正しいのか判然としないのですがこうなっていないと消火器の役目を果たさないんですね~。


ついでにボディにフロアを取り付けてみましたが、如何でしょうか?
コドライバーは少し足元が狭いですが・・・こんな物でしょうか??


この部品はホイールのクリップナットを作っているのですがプラ板にアルミパイプを刺しておいて出っ張った部分をペーパーやヤスリで削っております。
これは同じ長さに合わせておきたい為ですがこの方法を最初に考えたカミムラさんは偉いな~
綺麗に長さを揃える事が出来ます。
ちなみにプラ板の厚みは0.5mmです。
実際に使うのは明日くらいになりそうですね・・・なにせ2台分となると40個も作らなくてはいけませんから・・・。
そしてプラ板に刺すまでに切り口をリューターで磨いてカエリを綺麗にしておかなければなりませんし、中心の穴も0.4mmのドリルで綺麗にさらっておかなければなりません・・・何と手間がかかるんでしょう~!


皆さんはストラトスのフロントマスク(!?)はラリーとストタダーレで違うのをご存知ですよね。
ストラダーレはドライビングランプと角形のウインカーを左右の凹みに納めます。
ラリーは丸形のウインカーとドライビングは外してブレーキのインテークになっていますのでこの部分がメッシュになっているのです。
ですからフロントから見た場合に少し雰囲気が違って見えるのです。
今日はその下準備としてメッキのパーツの中にあるドライビングランプのパーツから透明なエポキシ樹脂を剥がしておきます。
後でこの部分に塩ビ板を加工したレンズを接着するとそれらしく見えて来るから不思議です。

早々無駄な知識かもしれませんがスーパーカーのこの部分についているパッシングを兼ねたドライビングはキャレロの物がついている事が多くカウンタックなどもストラトスと同じキャレロ製ですね。
私の乗っていたカウンタックもこの四角なレンズの中央に確かブルーの地に白文字でキャレロと書いてあったはず・・・(笑)


部品を切り取ってフロントフードの凹みに置いて雰囲気を確かめてみました。
実際にはレンズが無いとはっきりとはわかりませんね~。