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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日はサファリ中心に・・・

2012-03-23 18:32:17 | Lancia Stratos
ストラダーレのコクピットは一段落しましたので今度はサファリのコクピットに制作を移します。
サファリだからと言って特別他のラリーと大きく違う事は無い様ですがね。ここは基本に忠実に制作をします。
ダッシュボードは既に完成をしていましたので他の部分を中心に制作をしてゆきます。
本日の最初の作業はシフトレバーの制作になります。
シフトレバーのパーツはメタル製のグニャと曲がった部品が付いておりましてラリーどころか普通の運転でも強度が無く使えそうにない物が付いています。この部品は洋白線を使って作り直します。
使用する材料は0.5mmの洋白線で画像の物は先に内径0.6mm外径が1.0mmの真鍮パイプかぶせてハンダ付けしてあります。これを元に削って加工します。


シフトノブの部分をリューターを使ってまわしながらヤスリを当ててドリルレースします。
そう言えば昔鉄道模型を作っていた頃ドリルレースでしたね。
旋盤を持っていればこんな苦労は無いのに・・・と思いながら蒸気機関車の蒸気溜めのドームをドリルレースで作っていましたね。
旋盤ならあっという間に出来るのですがドリルはセンターも出ていませんでしたしヤスリで削っていればかなり時間がかかるのは容易に想像がつきますね。今でもそう精度を要求されない部品に付いてはこれで十分の様な気がします。
但し手間はしっかりかけなくては良い物になりません。画像はシフトレバーの部分を磨いてメッキの様に見せようとしている所です。
手間をかければ掛けただけ良く見えると思います。

先ほど作った部品を車体に合わせて長さを調整致します。
基部の金属部品はエッチング製の物が付いていてなかなか精密感が有りますが実車の部品はエッチングの様に平たい物じゃなくリング状に膨らみを持っておりますからここには金属製のリングを追加しております。これが1個有るだけで精密感が違うと感じるのは私だけ??

コクピットの中には左右のシートのシートバックの間とアシスタントの足元には消火器が付けられております。
シートバックの物は既に作ってありますが足元の物はまだ塗装も済ませておりません。
またこの消火器の注意書きのデカールもキットには付属していませんのでモンテカルロ仕様の物からデカールを印刷しなければなりません、まずはデータの制作です。


印刷するとこんな感じで


他のコクピット内の部品と言うと大きな物ではシートが有りますね。
このシートには4点式のシートベルトを取り付けて有りましたので本日はデカールを貼っておきました。


消火器は塗装にまわっていますのでこの当りでヘッドライトの方も作っておきたい所ですね・・・まずはライトを取り付ける台の部分からです。
ストラトスのラリー仕様はリトラクタブルライトを固定してあったのでしょうか??
本当の事はわからないのですが中央のライトポッドの付いた車両はヘッドライトも立ち上がっていた方がかっこいいと思いませんか?中央のが無ければライトを格納している姿の方が一般的でかっこいいと思いますが・・・私の慣れの問題でしょうか(笑)




今日は少し進みましたよ!

2012-03-22 22:17:24 | Lancia Stratos
ストラダーレはダッシュボードを取り付ける事を一つの目標にして製作をして来ました。ウインドが付けばダッシュボードの取り付けはもうそこに来ています。次にしておかないといけないのはミッドシップのエンジンとコクピットを隔てるリアウインドを取り付けておかないと後では接着が難しくなってしまいます。
不思議な事にレーシング43のフルディティールモデルにはこの部品が設定されていないのです。そう部品が無い訳です・・・まあ普通の平らな板なのでカットすれば良いのでそう難しく無いのですが削り合わせは必要ですね。
前回はアクリル板を使いましたが今回はアニメセルをカットしてリアウインドにいたします。


ダッシュボードを取り付けるとフロアーを付けてシフト関連とステアリングの位置関係を確認したくなってしまい・・・ウ~ンなかなか雰囲気が良いじゃないか~!


ここまで来るとついついシートを付けてみたくなりまして・・・

シフト/シート/ステアリングの位置関係はなかなか上手く納まりました。
この位置関係は仮組で散々確認をしていたのですが、やはり組み立ててみるまで心配な物ですね。

未だに小さな部品を作っています。
この部品はリアウインドの後ろ側に有るガソリンタンクのブリーザーが大気開放になっている部分のチャコールキャニスターかフィルターか??それともワンウェイバルブなのか??こんな部品がついていますので作っておきました。エアクリーナーの前側なのでスペースがギリギリでこんな部品が上手く納まるのか・・・ちょっと心配(笑)
今までの作品には付けていない部品ですね。
この部品の存在は少し前に別件で実車画像を送って頂いた物の中に有りまして今回どうしても付けてみたかったですね。


続いてフロントフードの中も部品を詰め込んでみました。
ここにはラジエターと冷却ファンやホーン/ウォッシャーなど結構沢山詰めてあります、エンジンルームとはまた違ったゴチャゴチャ感が良いですね。


ついでにサファリも進めておきましょう。
サファリが難しいのはスペアタイヤホイールが少し大きめなのでスペースが一杯一杯な事ですね。


皆さんはラジエターホースはどのような表現をしていらっしゃいますでしょうか?
今回はシートベルトを巻いてみました。
最近のラジエターホースはシリコン系の物も有りますがこのストラトスの時代は布を巻いたゴムホースという感じでしょうか!?
この様な構造ですので布目が僅かに見える様な質感ですね。
シートベルトの布目はなかなかその様な雰囲気に合った物で良いのじゃないでしょうか。







こんな日も有る・・・(笑)

2012-03-20 17:59:06 | Lancia Stratos
久々にサファリ!?
昨日のウインドの削り合わせはなかなかうまくいかずせっかくの時間を1日費やしてそれでもウインドが完成せず・・・で、お酒を少し多めにのんでさっさと寝てしまいました。
まあふて寝と言う訳じゃないのですが少し疲れ気味かと思いました。
今日は朝からサファリのウインドウを削り合わせておりました、しっかり寝たので疲れも無くコンディション最高と言った所です。
一瞬昨日のストラダーレでの失敗が頭をかすめましたが・・・あっけなく1枚目でこんな感じです。
機能のあれはいったい何だったんだろう・・・老眼の始まり???
画像をよく見て頂くとわかりますがウインドはまだ接着していませんがウインド枠に全周に渡って当たっていまして接着せずともこの状態をキープ出来ます。あ~これですよ、いつもの調子は・・・!
気を良くして昨日失敗続きだったストラダーレもやっつけてしまいました。


さて調子が出た所でシートベルトを作っておきます。
画像は業務用シートベルトセット!
息子が作ってくれた(笑)セットでしてシートベルトの金具だけが一杯並んでおります。
但しちょっと使い難い・・・息子よ金具を支えるハーフの部分はこの位置に付けずに全部を90度ずらして欲しいぞ!
父の指は大きくて金具をつかみ難いのだ・・・(笑)
でも思ったより器用なのでこれでも何とかなります・・・使い難いから捨てるなんて事はしません、昭和生まれなので元来ケチなのだ(笑)

ストラダーレのシートベルトは3点式なのでこの肩の位置にアンカーが有ります。
車によっては外側から見えない位置に有る車も有る様ですね・・・。


両方作ってみました。ウインドの枠のブラックが剥げてしまった痛々しい部分が見えてますね・・・ここも何とかしなければいけませんね。


こちらはサファリのシートベルトです。
こっちは全く何の問題もない物です(笑)
いつもの制作です。

ダメだな~まあこんな日も有るか・・・

2012-03-19 19:17:20 | Lancia Stratos
仕事で制作をしておりますと色々な事が有ります。
例えば一日精魂詰めて作った物が全く使えなかったとか・・・。どうも気に入らなかったとか・・・(笑)
どうやら本日はそんな日だった様でした。
今日は休日に挟まれた平日なんですね、こんな日はCafeの方もお客様が少なく暇なんですが、今日はそこそこ忙しそう・・・。
でも救援のワン切りは入らなかったからずっと制作をしていました。
そんな制作日和なのに・・・こんな時に限ってうまくいかない物なんですね。
本日は朝からバキュームを制作しておりました。
と言うのもストラトスのフロントウインドウは内側から接着する物で予定していましたが合わせてみると両サイドの上側述べキューム形状がどうも合っていない事が発覚しました。
これは想定内の事でして今まで作った全てのストラトスは全部ウインドを作り直していたのです。
なので今回も『またか~!』てな感じで自宅からウインドのバキューム型を持って来まして朝からウインド作りです。
机の上がちょっと散らかっていたのでショーケースの上で失礼します!


こんな感じでバキュームがポンポン出来てゆきます。
数は失敗しても良い様に少し多めに作っておきますよ、人間誰でも失敗は有る物です。
何個か作ると優劣も有りますので良い物を使いましょう。
ちなみにウインド以外の部分の丸い球形の部分はこの部分をポンチで打ち抜けばヘッドライトのレンズが出来ます。
私の桃象君はこの為に少し穴を大きめに改造してあります。
丸の直径が小さいとレンズに使えないですからね~。またレンズカットが欲しい時には裏側からケガキ針でケガキますとレンズカットの有るレンズになります。


出来たウインドを切り出して削り合わせるのですが・・・今日はうまくいかないんです。
何個削っても削ってもうまく合いません・・・・ついに一日中削っていましたがまだ満足いく物は作れませんでした。
実はポルシェのウインドも削っているのですが・・・ダメな時は何をやっても、と言うかどれを削ってもうまくいかないんですね~。


今日削っている中で一番良い物はこれです・・・!?
ウインドのウェザーストリップはブラックで塗っているのですが、ウインドを何度も当てているうちに少し剥げてしまいました。
この剥げからもずっと合わせては削り、削っては合わせてをしていたのがよくわかりますね~。
ポルシェの方もウインドが全滅です。
ア~ア、まあこんな日も有るか・・・


改めましてストラダーレのメーターパネルです

2012-03-18 17:53:59 | Lancia Stratos
ラリーの方は既にダッシュボードを完成させておりますがストラダーレの方は度重なる作り直しのおかげでまだ完成に至っておりません。
作り直しの理由ですか?形状に納得がいかないから・・・ですね。
特にメーター下側のシーソー型のスイッチは制作を難しくしている原因の一つですね。
最初の物は洋白帯金を切って塗って接着しましたがどうも感じが違いますね、実査にはもっと凹凸感が有るんですよ・・・。
それに大きさがまちまちでして見栄えが良く無いですね。
立体感の方はシーソ型の物ですからスイッチの面の上半分か下半分が少し出っ張っています。
ですから洋白帯金ですと全体がペッタリとしています・・・それはちょっと違う様な気がします。
また大きさがマチマチなのはどうも良く無いですね。
大きさを合わせるにはスイッチ自体をデカールを切っての表現とする事で一応解決しますが立体感についではこの方法では解決しないですね~。

そこでまた訳のわからない制作を始めました。
0.2×0.5mm洋白帯金と0.5mm真鍮線を並べてハンダ付けしております。
並べてと言っても位置関係は厚みの違いが良く出る様な位置関係と言えばわかるかな~!?
こんな感じでハンダ付けをするには遮熱ボードの上にマスキングテープで貼っておいてハンダを流すのが一番簡単でしょう。
注意すべき事はハンダを多く使いすぎない事でしょうか、厚みが違いますので当然段が出来ますがこの段を消さない様に気をつけなければなりませんね。


先ほど作った部品をはば0.5mm程にカットします。
もちろんカットはナイフと言う訳には行きませんからハサミで0.5mm程に多めにカットしてその中でサイズのそろった物を10個前後ピックアップしておきます。
更に先を細く(0.5mm程度)加工した時計ヤットコでつまんでおいて両サイドをペーパーで研磨して形状を揃えます。
マスキングテープで爪楊枝に取り付けてこれから塗装です。
最良の10個を塗装します。


塗装が乾くまでにメーターパネルを進めておきましょう。
アルミで制作したパネルにメーターデカールを貼って軽くクリアーコートして定着させます。
メーターリングはフラットブラックに塗装した物を使用しておりますが、やはりメッキよりブラックの方が良い様ですね。
大きなメーターと小さなメーターの間の部分に赤い長四角なランプが付いていますのでこれはデカールで作っておきました。


先ほど塗装したシーソー式のスイッチを取り付けてみました。
如何でしょうか?
どうやらこのスイッチはオフの時に下側が出っ張る様に配置されている様なのでこの作品でもデフォルト状態の全てオフの状態にしておきます。
スイッチの下側が全部出っ張っているのがわかりますでしょうか?
アルミのパネルの下側は多分日本で追加されたハザードスイッチです。
この時代の物は標準でハザードが付いていない物も有りますので日本で登録の時に汎用のハザードスイッチを追加する事も多いですね。
当時は良く見ましたがノブの部分がクリアーレッドの物を付けておきました。このタイプには作動時にスイッチが点滅する物も有りました。

ステアリングも取り付けたりダッシュボードの上側にはデフロスターの吹き出し口をエッチングで追加しておきました。