goo blog サービス終了のお知らせ 

Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

先は長いぞ・・・スーパーセブン・・・。

2013-08-09 19:46:46 | Lotus Seven S2
今日も暑かったですね、各地で35度越えが当たり前になってしまいました。
35度くらいまでならそう驚きません・・・土日は御来店のお客様が多いので畑の手入れなどをする事は難しいですから今日は手入れをしておきました。
ミニトマト/茄子/味瓜/スイカ/メロン/オクラが収穫の中心でしたね、そして黒星病が心配なバラを消毒しておきました。
昼食を食べてアトリエに入ると涼しくてホッとしますね。
ただ畑が大変だからやめてしまうと途端に運動不足になりそうでして模型制作を続ける限り運動の一環として畑をしなければならない様な気がします。
50歳を過ぎた頃から自分の健康は自分で守る事が肝心です、健康でなければ良い模型は作れませんからね。
場違いでは有りますが普通の生活(経済的にも健康も)が出来無ければ制作を続けて行く事は出来ませんからバランスは大切ですね。

さて本日はスーパーセブンです。
考えたらこの作品はまだまだ先が長そうですね・・・少しずつでも進めてゆかなければいけませんね。
今日はエンジン関連です。
エンジンを触る前にライトの固定がどうも気になります。
ライトのステーはノーズコーンの裏になりますのでもう少し強固な位置決めをしてみたいと思います。
フレームの一部にステーをハンダ付けをしてここにピンで留めようかと思います・・・早速ステーを付けてみました。

ライトステーの中央にピンを下向きにハンダ付けします。
この角線は0.8mm角なので中央に0.5mmの穴を開けて0.5mmの真鍮線を通しハンダ付け・・・
文章にすれば簡単ですが0.8mm角の洋白角線に0.5mmの穴を開ければ残っているのは0.3mmですまだ楽そうに感じますよね。
実際には穴の左右に0.15mmずつ残るだけなのです・・・0.15mmってどんな寸法かわかりますか?

常にノーズコーンも合わせておかなければなりません・・・何とか大丈夫そうですね。

いよいよエンジンですね。
フライス盤で何やら削っております。
じつはケントエンジンのタペットカバーを削り出しています。
ここでカムカバーじゃないの?と思われた方それは違います。
このエンジンはOHV(オーバーヘッドバルブ)なのでこの中にはカムシャフトが無いのです、OHCやDOHCはこのカバーの中にカムシャフトが入っていますのでカムカバーです、OHVの場合はシリンダーの中にカムシャフトが入っておりプッシュロッドでヘッドの中のタペットと呼ばれる部品に動作を伝えてバルフを開閉するので正確にはタペットカバーと言います。
形は同じ様な物ですが・・・
寸法的には2.8X2.4X10mm程の物になります。
今回は3mm角線を持ち合わせておりませんでしたので真鍮の丸棒から削り出しております。
無ければ作る・・・と言う事ですね、時間はかかりますが1mmの真鍮板と2mmの真鍮板をハンダで付けるよりも良いと思います。

おおまかな形状に削り出しました。
斜めの部分が若干左右で角度が違いますが・・・(笑)
原因不明の為後で修正します。

先ほどの部品の上側にタメオのラジエターのエッチングを・・・また下側には0.2mmの真鍮板をハンダ付けします。
この加工が有りますので1mmと2mmの真鍮板をハンダ付けして組み合わせると分解してしまう可能性が有りますから一体で削り出したのです。

要らない部分をおおまかにハサミで切り取ってからヤスリで仕上げます。

タペットカバーにはついでにオイルフィラーキャップを取付けておきます、このキャップも旋盤で削り出したものです。
このキャップは少し特殊な形状をしている物のはずです。
それはエンジン内部の圧力をキャップの中に仕込んだスチールウールを通して大気放出(今では排気ガス対策で許されませんが・・・)する構造になっているはず、だから普通のキャップに比べて少し大柄なんです。

またもや変な物を作っています。
メインの素材は外径が1.0mmの真鍮パイプでしてカットして組み合わせてエンジンとラジエターを結ぶウォーターラインを作っています。
このラインにはラジエターキャップが付いています、普通はラジエターの上にキャップが付くのですが丁度ノーズコーンの下になりますので点検が容易な様にノーズコーンを外れてエンジンの上に付けてあるのです。
つまりボンネットだけを外せば冷却水の方も点検・補充も出来る訳です。

エンジンの左前方に取付けてみております。
位置関係はこの場合も確認しておかないとボンネットに当たってしまう可能性が常にありますからね・・・。

エキゾーストパイプも0.8mmハンダ線から作ってみました。
キットの物はちょっと使えない程の形状でしてこれならいくら磨いても新たに作った方が早い訳です。


ウ~ンまだまだ先は長そうですね・・・。

今日は雨が降るはずだったのに・・・

2013-07-13 21:41:59 | Lotus Seven S2
今朝の天気予報では午前中の降水確率は40%午後は50%だったのに一粒の雨も降っていません(笑)
午後からは雨が降ると思っていましたので午前中に中庭の芝刈りをしていました。
芝刈りは雨が降ると芝が重くなりまして刈れなくなってしまうのです。
なのに、雨は降らない・・・明日は水やりが必要のようですね。

さて製作はスーパーセブンですね。
本日はフロントウインドの部分からです、ウインドフレームはキットの物も一応有るのですがボディをいじっていますので形状が合わなくなってしまっています。
そこでステンレスでエッチング板を作り直しております。
エッチング板をご覧になって『ン?』と思われた方はなかなか観察眼が鋭いかもしれませんね。
ウインド自体は余り問題は無いのですが両サイドのステーが問題なんですよ・・・そう同じ右側のステーしか無いですね。
そこはプロですからこれに一手間掛ければ立派なウインドになります。

ウインドのエッチングはリア用に2本の足が付いていましてのボディ側の穴に差し込んで固定をしてあるのです。

ステーは右用しか無いので左側に使う為にはエッチングでハーフの穴が有る部分に0.4mmの穴を貫通してしまいます。
穴を貫通した部品をボディに瞬間接着剤でとめておいてボディ側にも穴をあけてしまいます。
仮組して開口しますので穴がずれる事は無いので安心して作業が出来ます。

ウインドとステーを付けたセブンは一層格好良いですね。
まあこれでもまだ問題は有りますがウインド周りは一段落しそうですね。

セブンのエッチングはそれだけ?
と思われるかもしれませんね、ノーズコーンはCAMの物をコピーしていますのでグリルのメッシュが無いんですね。このメッシュは普通エッチングで作られるでしょう、事実CAMの物もエッチングです。
しかし、このエッチングはシャープに出来るのですが凹凸感に欠けるのも事実です。
実車のグリルメッシュは線を溶接して作ってありますので私の作品も同様に作ってみようと思います。
実車の物は外周の枠を別にすると横方向に7本、縦方向には3本の線を並べてありますので同様に・・・

ハンダ付けで組み合わせてゆきます。
外周部分はただひたすら曲げて合わせる事ですね。

枠とメッシュを合わせるとだいたいこんな感じです。

不要な部分を切りとってノーズコーンに取付けるとこんな感じです。

いかがな物でしょう?(笑)

日本で一番早く入荷!?

2013-07-04 21:23:55 | Lotus Seven S2
今日の山陰は高温多湿で外に出ると息苦しくなる程の湿度でしたよ。
なかなか夏は遠い感じですね(笑)

さてタイトルにも有りますが、多分日本で一番早くエスプリ43のフェラーリ375MMカレラパナメリカーナが入荷しました。
先ほど「新入荷商品のお知らせ」にも出しておきましたのでご興味のある方はご覧下さい、今回の仕様は今回予定されているエスプリ43の375MMの仕様の中で一番興味を持ってご覧になられる方が多い物ではないでしょうか?
元々数が少ない事やこの円安のおかげで国内ではなかなか入手が難しいキットになるかと思います。

さて制作はスーパーセブンですが今日は難しい物を作ります。
前回までの制作でボディの大部分が完成していましたが今まで制作したボディ以上に外観の印象を決定付けてしまう部品が今日の制作になります。
まずは旋盤で真鍮の丸棒を削っております中央の部分に4.0mmのキリで凹みを付けます。

中心に開けた2.0mmの真鍮線をハンダ付けします、この真鍮線を旋盤のチャックにくわえて反対側を加工します。

もう何だかわかりますね。
こちらの方は丸く砲弾型に削って・・・ヘッドライトケースの完成です。

2.0mmの真鍮線をバイスに固定して取り付けピンの為の穴を開けます。

ピンを取り付けました、取り付け高さの調節をしなければならないのでピンを長めにしてあります。

加工用の2.0mmのピンを外しました、中央部を4.0mmのドリルでさらってあるのは後でヘッドライトの反射板を落とし込む為です。

ヘッドライトのステーはフレームの上に載る様な感じで取り付けられます。
今回は左右を一直線にしたいので0.6mm洋白角線にキットのエッチング製のステーをハンダ付けして取り付けてあります。

フレームの上に0.6mmの洋白角線が出っ張りますのでノーズコーンが当然ながら当たりますね。
タミヤの1/24を見るとこのステーをかわす為の逃げが切ってありますのでレジン製のノーズコーンも逃げを切っておきました。
少し形状が違いますがノーズコーンの位置決めも兼ねますから仕方ないかもしれませんね。

ヘッドライトを取り付けてみました。

ノーズコーンも逃げを切ったおかげでピタリと収まります。

ボンネットをかぶせて雰囲気を確認します。
ヘッドライトの大きさや位置関係で全く似てない物になってしまう場合も有りますので調整が必要ですね。

横から見ると・・・。

なかなか良いかな~!

天気が回復したようです・・・暑くなるのかな??

2013-06-24 21:30:26 | Lotus Seven S2
今日の山陰は天気が回復して来まして少々蒸し暑い気候になりましたね。
当初は明日くらいからまた雨の模様でしたがどうやら雨は降らないようですね、どうやら暑くなりそうな感じです。外の仕事も有りますのでほどほどな暑さでお願いしたい物です・・・本日最初の仕事は畑の周りの草刈りから始まりました・・・雨が降って草が伸びて来ましたからご近所に迷惑がかからない様に早めの草刈りです。

製作はスーパーセブンの製作を進める事にいたします。
本日はコクピットの中側の製作をしたいので外してあった床板を取付ける所から始めます。
取付けるにはシャーシを展示ベースに取付ける為のビス穴、そしてセンタートンネルとミッションをシャーシにとめる為の極小ビスを回避する為の穴を床板に開けなければなりません・・・それぞれの加工をしてから床板を取付けました。

キットにはシートの外側に内装とも言えるパネルがエッチングで準備されていますので切って貼るだけで・・・終わるはずはないですね。
まず形状が合わない・・・シャーシを変更しているので当然と言えばそうなのですが前側の部分が少し寸法が足らないですね・・・大きいのは削れば良いのですが・・・小さいのはどうしましょうか??

このエッチングは洋白板ですので同じ素材の同じ板厚の物をハンダ付けしてやる事にしました。
丁度良い事に実車のこの部分は板にレザーが貼ってある様なので塗装によって再現されますのでハンダ付けをしても大丈夫な訳です。

削っています。
ハンダ付けをすると少し盛り上がりますので削ります面を出さなければなりませんので木片にペーパーを付けた物で削ります。

後ろ側のRの部分も後ろ側は丁度良いけど前側は少し大きめで削り合わせが必要でした。
何度か削っては合わせ削っては合わせを繰り返しています。

フレームよりも少し小さめにする事にいたしました、これはボディカラーがグリーン内装がレッドかブラックになる為に外側から内装色が見えるのは少々興ざめですからね。

次はシートを加工します。
いきなり加工するのには訳が有ります、このシートの周りにはパイピングが施されていますのでキットでも立派で太いパイピングが施されていまして余りにも大げさなので削り落としてしまいました。

次に少しクッションがよく見える様に角の部分を丸く落としております。この部分にパイピングを追加してやればキットのままでは座り心地が悪そうなのですがこれだけ加工してやると少しはお尻が楽になるはず・・・。

下側のクッションもセンタートンネルに近い部分に補強が有りますのでこれの逃げを作ってやります。

こちらもパイピングを削り角を丸く仕上げてやれば少しだけ柔らかそうなシートに早替わりしますね。

見る角度を少し変えてやると座面の前後長を少し短くしているのがわかりますね、キットのままでは余りにも長過ぎて足が入らない様な気がしましたので調整をしています。

1/12と1/24の比較じゃないですよ(笑)
1/24と1/43です・・・

今日は本格的にスーパーセブンS2を進めます

2013-06-21 20:58:09 | Lotus Seven S2
今日の雨はシトシト降っていたかと思ったらザーッとくる様な降り方で予想がつかない様な降り方でしたね。
まあ台風4号も温帯低気圧になった様でこれくらいならそう危なくもないのでしょう・・・山陰は水害を免れたのかな??
まあ油断は大敵かもしれませんが・・・。

さて制作の方は昨日カテゴリーを無理矢理にスーパーセブンにしたのであのキャスティングだけの状態で次のフェラーリ312T2という訳にもいかないですね、引き続きスーパーセブンを進めます。
まずは昨日キャスティングしたレジンのパーツをレジンウォッシュで洗浄します。
まあこのままではシリコンがあちこちについてしまいますので何は無くても洗浄が必要ですね。
312T2用のタイヤの原型も一緒に洗浄してしまいます。

ノーズコーンはキャスティング用のピンを切って今まで制作しておいたシャーシに当ててみますがこのままでは付く訳も無いですね、あちらこちらが当たってしまい指を離すと外れてしまいます。
でも雰囲気はなかなか良い様ですね。

元キットのノーズコーンとCam製のスーパーセブンのノーズコーンを比較してみます。
元キットの物は幅が少し小さ過ぎてこれではスーパーセブンじゃなくてミツオカみたいに見えるのは私だけでしょうか??
Cam製のスーパーセブンのキットがかっこいいですね、おまけにノーズのメッシュグリルを取り付ける為の段もきちんと作られているのでこちらの方が断然いいですね。

ノーズコーンの内側をシャーシの各部が当たらない様に削ってゆきます。レジンなので強度が無いから気を付けて削らないと指を怪我しそうですね・・・。

ノーズコーンの後ろ側に0.5mmのピンを植えておきます。
このピンをシャーシの一部に引っ掛けてノーズをシャーシに固定しようと考えています多分ノーズコーンは固定になる予定なので位置さえ決まればいいと思います。

シャーシに取り付けてみるとこんな感じです・・・
まるであつらえたかの様にピッタリと嵌りますね。
ロアアームの前側はきちんとノーズコーンの切り欠きから出ているのがわかりますね。
感じからするとサスペンションが出ている部分のカエリが少し大きめの様ですねどこかの時点で少し削ってやった方が実車に近いですね。

ノーズが付くとボンネットを取り付けてみたくなるのが人間という物でしょう・・・
キットの物では前後長が少し短い様ですね、塗裝で埋まる事を考えてもまだ短い・・・です。
やはりここも作り直しが必要ですね。

ウ~ン1.8mmくらい短いのかな??このボンネットは当初幅は詰めましたが全長はいじっていないと思いますので元々短いのかな??
それともノーズコーンが長かったのでしょうか???

ボンネットを自作しますが素材は・・・
今回私が選んだのは0.3mmの洋白板です。
アルミでも良いのですが後でハンダ付けをしなければならなくなったらアルミでは困りますよね。
また後で塗裝をしますから真鍮板でも良いのですがスーパーセブンの場合は裏側は塗ってない事も有りまして・・・そんな場合は金属色で銀色だと無塗装でもいけるのでここは高価だけど洋白板に致しました。

上の画像ではさっと曲げただけの物ですからボディに合うはずも無いのですがこれをなるべくボディと一体になる様に修正を加えつつ・・・
30分程でこれくらい修正する事が出来ます・・・まだまだ完璧じゃないですが・・・。

ノーズの形状とボンネットの形状がピタリと合う様に細かな修正をしてゆきます・・・ここは大変時間がかかる部分ですがボンネットは0.3mmの板一枚なので誤差はその範囲で収めなければなりません。

ボンネットとシャーシの当たる部分は0.3mmの幅しか無いのですがこの部分が0.3mmでは後々購入されたお客様もお困りになるでしょうからボンネットの下側に1.0mmの洋白角線をハンダ付けします、本来なら板厚が0.3mm有りますので0.8mm角線を使ってもこの部分の当りが1.1mm出来ますが余り繊細な事をすると苦労されるのはお客様ですからね。特注の品ならお客様に聞いてみても良いのですがショップ店頭での販売を前提ですからどなたの元に行くか今の時点ではわからない訳ですから余り無理の無い様にしておきます。

次に先ほど取り付けた角線に0.2mm厚の幅0.8mmの帯金をハンダ付けしてボンネット固定用のピンにします。
このピンはそのシャーシの構造から左右で若干位置が違えてあります。
同じ場所では留められないのです・・・。

先ほどの止めを使ってシャーシに取り付けてみました。。。なかなかスッキリとまとまった様な気がしますね。

リアのトノカバーも左右のサイズを広げて整形してあります・・・早速取り付けてみましょう。

今日は制作が進みましたね、予定通り進むと嬉しい物です。
明日は312T2を進めますよ!