国語学者の酒井憲二氏は歴史研究家ではなかったからこそ先入観がなく言葉の使われ方から年代考証をし、「甲陽軍鑑」が偽書でなく武田信玄の側近・高坂弾正が口述したものを弾正の甥が書き写したものであることを証明した。その酒井先生が学生に何かあったら『おいあくま』と心の中で、つぶやくと いいと教えて下さったらしい。『おいあくま』とは、おこるな いばるな あせるな くさるな まけるな の頭文字を合せた言葉で、その言葉を自分でも唱えながら誰も見向きもしなかった「甲陽軍鑑」の研究を続けてこられたのだと思う。私も、「怒る」「威張る」「焦る」「腐る」「負ける」の『おいあくま』を追い出して、「笑い」「腰低く」「落ち着いて」「元気よく」「挑戦する」気持ちを持ちたいと思った。(NHK歴史秘話ヒストリア「信玄と甲陽軍艦」を観て)
今日の夕食は、
◆ヒラメの煮つけ ◆鶏肉の野菜巻き蒸し ◆キャベツの酢の物 ◆蕪と胡瓜の浅漬け ◆ご飯
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考えたその他の反対語を追記: 怒る⇔褒める、称える 威張る⇔気遣う、低姿勢で、敬う 焦る⇔気長に、我慢して、ゆとりを持つ (ふて腐れる)腐る⇔気高く、輝いて 負ける⇔勝つ、気丈に、上を向く、希望を持って、やり抜く、貫徹する