僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

西の魔女が死んだ(梨木香歩)

2015年08月30日 | よむ

やってみせ

言って聞かせて

させてみて

褒めてやらねば

人は動かじ

とは

かの山本五十六大将の言だが

結局はそういうことなんだろう。

道を示そうにも

自分の歩んだ道以外に知る由もなし

できることといえば

自らの背中でものを言い

自らさせてみて

肯定することくらいか

うん

思い返してもそうだな

時代をともにしない子供に対し

どれだけ背中で語っても

それがどこまで本当かはわからない

唯一リアリティとして残るものは

どれだけ肯定してもらえたか

それだけだな

なんか

窓際のトットちゃんの

巴学園を思い出した

うちのはどんな道を歩むのやら

形は違えど

年と経験を経るごとに

新しく生まれる感情を出し入れして

それぞれにわたりをつけて

少しづつ精神的な自由を手にいれてゆくのだなあ

私自身6歳の夏に

自然に囲まれた夏の生活を送っており

今も鮮明にそれは覚えている

人間一度は原点に返り

魂をリセットする生活送らないと

本来の自分が見えてこないのではないか

その生活は本当の自分を知るうえで

人生の大きな糧になるのではないか

そう思わせる作品だった


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