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蝶は断念(常念山脈3日目)

2022年08月13日 | ぶらぶらする
晴れた!
朝日だ!
夜通し嵐だったのに
テント崩壊どころか
ベグの1本も緩んでおらず
これはなかなかのものだ
と一人悦に入る。
しかし晴れたら晴れたで
この先、蝶が岳へ進むか撤退するか迷いどころ。
とはいえ常念は依然雲の中だし
時折見える槍ヶ岳を見て
一番いいこの時間を最後にするか!
ということで今日の行程は
3時間10分の下り道
常念小屋2466mからヒエ平1320mを目指す。
6時半
常念乗越から下降開始。
常念へ上る団体さんに後ろ髪をひかれること
この上なし・・・。
あぁぁ
空があんなにも青いぃぃぃ。
道はほどなく樹林帯へ。
乗越から600m下ったところに
いきなり第2ベンチを発見。
登りからすると
絶妙にしんどいロケーションなんだろな。
この先は楽ちんルートなので
キノコを見るだけでも心が躍る。
ここから先は同じような画像が連続します。
振り返って
名残惜しく眺める稜線が1つ。
先に目をやって下界に続く一の沢が2つ。
7時水場到着!
冷たくてうまい。
冷たくてうまい。
冷たくてうまい。
対して喉も乾いていないくせに
勿体ない勿体ないと
ひたすら飲み続けてしまう。
どれだけ飲んでも飽き足らない。
無料と思うとなおうまし。
なんででしょう。
まだまだ続く一の沢。
一の沢というだけあって
この沢の流れに沿って
ひたすら下る。
渓流の響きがとにかく気持ちよく
終始涼しい贅沢な下り道。
気持ちに余裕があると
いろんな植物が目に入る。
グングン遠ざかる稜線。
あぁぁ晴れている・・・。
蝶へ進んだらとんでもない絶景だったのでは
台風なんて本当はこないのでは
と心ここにあらず。
7時半胸突八丁。
この時間帯はさすがに
下山客ばかり。
みんな同じ思いで
稜線を眺めているに違いない。
まだまだ続く一の沢。
さすがにここまで下ってしまうと
もう心残りなく吹っ切れてくる。
8時、稜線の見納め。
また来るよ、常念!
9時大滝の標識。
手持ちの地図が古く
王滝ベンチとあるが
大滝になり
今ではベンチはないようす。
変わらず清流とともに下る。
ガンガン下って膝にくるような高度感のある道でなく
とにかく下りやすい。
清流のおかげで
終始気持ちが楽。
この先は平坦な道が続く。
9時半、古池。
古池というだけあり
沼に近いこ汚さ。
9時35分山の神。
無事に下ってこれました。
ありがとう、山の神様
9時45分ヒエ平1320m!
振り返ると一の沢ルートは雲の中。

どうやら下が曇って
上が晴れているようす。
ということは
あのまま蝶を目指したところで
いずれは雨に見舞われたんだろうな。
タクシーを10時にお願いしていたが
完全に予定通りの下山タイム。
すばらしい。
タクシーで穂高駅まで5000円。
駅の近くの穂高神社へ無事下山の報告。
2022年は7年に一度の式年遷宮だったようす。
ピカピカの拝殿。
穂高に登頂してからこちらによると
登頂記念に嶺宮の御朱印を授かることができるらしい。
穂高駅前の本宮と
上高地明神池の奥宮と
山頂の嶺宮と
3宮の御朱印を集めてみるものいいかも!

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